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2013年4月14日 (日)

『式の前日』はちょっと不思議なコミックス

 久々のコミックスである。

 しかし、この作家、デビュー作にして、2013年「このマンガがすごい!」第2位って、すごい!

 で、ネタバレ、ネタバレ。

2013_04_10_0117『式の前日』(穂積著/フラワーコミックスα/2012年9月15日刊)

 収録作は6作。

「式の前日」
「あずさ2号で再会」
「モノクロ兄弟」
「夢見るかかし」
「10月の箱庭」
「それから」

 すべて読み切り。

 すべてラストにどんでん返しあり。

 すべて登場人物はふたり。ただし、最後の話は人間一人と猫一匹だけどね。

 二人が結婚するカップルだと思っていたら、実は姉と弟だったり、離別した父親だと思っていたら死別だったり、妹の結婚を知らせる手紙を送ったのがかかしだったり、突如飛び込んできた親戚の女の子が実はカラスの生まれ変わりの失踪した女の子だったり、急を告げる留守番電話だと思っていたら実は赤ちゃんの出産を伝える電話だったり……。だとすると、「モノクロ兄弟」の由紀子は実は兄弟の想念の世界の存在なんじゃないかとも思えてくるのだった。

 おもしろいのは「それから」という夏目漱石の小説と同じタイトルの作品の主人公の「吾輩が猫である」ことか。

 いずれにしても、ごくありふれた日常を描いたのかと思わせておいて、じつはかなり非日常的なシチュエーションを描いているという、逆転の面白さがある。

 なんども読み返したくなる作品群ではある。

『式の前日』(穂積著/フラワーコミックスα/2012年9月15日刊)

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