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2013年3月 6日 (水)

西高島平の煉獄エロイカ

 吉田喜重が『さらば夏の光』『エロス+虐殺』と続けて日本アートシアターギルドの観客動員最低記録を塗り替えていた時に、さらに塗り替える作品となったのが『煉獄エロイカ』である。もっとも、それはすぐに田原総一朗と清水邦夫が共同監督した『あらかじめ失われた恋人たちよ』で破られるのだが……。

 その『煉獄エロイカ』の撮影の場所になったのが、この都営三田線の終着駅(どんづまり)西高島平駅付近である。

Dscf6466_0601_2

 当時は三田線は高島平駅までしか運行しておらず、今の新高島平駅、西高島平駅は本来は東武東上線の一部として作られる予定だったものが、東武鉄道側の心変わりで作られなくなってしまい、東京都が免許を取り直して建設したという逸話がある。

 映画の撮影当時は、高架線の橋脚だけは出来ていて、しかし、周囲にはなにもなく、まさしく「世の中のどん詰まり」「東京の最果ての地」というイメージの場所だった。事実、そこから先は埼玉県和光市だからね。

 そんな「何もない場所=空白の地」という、それはまさしく戦後の六全協以前の、日本共産党の武装闘争路線の総括を巡って、不毛の論争を続けるこの映画の舞台に相応しいものだった。ということで、映画に敬意を表しモノクロ写真で(映画はモノクロだった)お届けします。

Dscf6459_0594_2

 西高島平駅の前を走るのは笹目通なのだが、当時はこんな道あったのかなあ。と思って調べてみたら、笹目橋を通る新大宮バイパスも、当時は戸田漕艇場に行くオリンピック通りと呼ばれていた笹目通も既に開通していた模様。ただし、今のようなトラック通りにはなっていなくて、極めて交通量の少ない道だった筈だ。
Dscf6424_0559_2

 まさにどん詰まりのどん詰まり。延伸計画もなくはないようなのだが、この先は埼玉県になってしまうので、東京都は資金を出すつもりもなく、捨て置かれている。

 ここから先が「地獄」、ここより向こうが「天国」で、ここが「煉獄」。

 で、駅の左奥に見えるのがトラックターミナル。このおかげで現在の笹目通のトラックの交通量はすごい。

Dscf6461_0596_2

 当時は、こんな高架下の空間がたくさんあり、そこがロケ現場だった。まさに空白の場所。橋げたの上は有用だが、下は無用の地。空白の論争を繰り広げる場所には本当に相応しい。

 今でこそは周囲にも家が沢山並び、高架下も店や倉庫などで詰まっているが、まさしく当時はまさしく「最果ての地」という感じだった。

 う~ん、さすがに助監督や製作担当はいい場所を探してくるもんだなあ。

Fujifilm X10 @Nishi Takashimadaira, Itabashi (c)tsunoken

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