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2013年3月 2日 (土)

『渋沢栄一 100の訓言』で英語の勉強

 本当に久々の「紙の本」である。

 2月に入って読んだ「紙の本」は、2月6日に書いた『女ノマド、一人砂漠に生きる』、2月16日に書いた金沢で買った『新 頑張りまっし金沢ことば』、2月22日に緊急UPした『キャパの十字架』の3冊だけである。それ以外はすべてKindle版で読んでいるわけで、「紙の本」は買ってはいるんだけれども、それ以前に買ったKindle版から読んでいる間に溜まってしまい、「早く読めよ」と私に迫ってきていた。

 それだけ私にとってはKindle読書が普通の体験になってきている、ということなのだ。リアル書店で面白そうな本を見つけると、まずKindle版が出ているかどうかを調べて、出ていればKindleで購入、なければその見つけた本屋さんで購入、というパターンになっている。

 で、今日のこの本も、1月30日に渋沢栄一の孫の孫である、渋澤健氏の講演を聞いて気になる本となったのだが、以外と普通の本屋さんでは見つけられずに、1週間ほど過ぎてから神田三省堂で見つけたのだが、その間にKindleで購入した本が溜まってしまい、ずっと読んでなかったのだった。

 で、昨日の「クソ本」でしばしKindle本はお休みして、「紙の本」について、今日からいくつか触れます。というか、予想通り「Kindle Direct Publishing」は、「誰でも金をかけずにできる自費出版」である以上、こうした「クソ本」が出るのはやむを得ないんだけれども。まあ、Kindle Shopで99円で買える本は、まあそんなもんでしょう、と考えればいいのだ。

『渋沢栄一 100の訓言 「日本資本主義の父」が教える黄金の知恵』(渋澤健著/日経ビジネス文庫/2010年8月2日刊)

 で、読んでいて「ほほう」となったのが、「日本資本主義の父」と呼ばれている渋沢栄一は、第一国立銀行(現在のみずほコーポレート銀行)をはじめとする500あまりの企業や各種団体の設立に携わったわけだが、実はそれ以上に約600といわれている非営利団体の設立に関わっているということ。つまり、渋沢栄一は今でいう「ソーシャル・ベンチャー・キャピタリスト」でもあったわけで、「企業で利益を得たら、それを社会に還元する」ということを実践していた人であったわけである。

 いやあさすがに明治の企業人はちがうなあ。今のサラリーマン経営者とは一味も二味もちがう経営者像である。

 で、この本なのであるが、渋沢栄一の『論語と算盤』『渋沢栄一訓言集』などから、渋沢栄一の孫の孫、渋澤健氏が拾い上げた100の訓言をまとめたもの。

 第1章「心にも富を貯えるための教え」が9訓言、第2章「行いを研ぎすますための教え」10訓言、第3章「規律を学ぶための教え」8訓言、第4章「運のつかみ方を知るための教え」9訓言、第5章「教育の理想を説いた教え」11訓言、第6章「家族と幸せになるための教え」6訓言、第7章「人と人の関係を楽しくする教え」9訓言、第8章「会社の本質を見抜く教え」10訓言、第9章「社会を元気にする教え」10訓言、第10章「世界とともに生きるための教え」8訓言、第11章「お金儲けの哲学が光る教え」10訓言の合計100訓言である。

 一つ一つについては語らない。というか、こうした「教え集」のようなものは私は好まない。なぜなら、こうした「教え集」は基本的に「当たり前」のことを並べているだけにすぎないし、一つ一つに納得したところで、それは実践を伴わなければ意味がないし、そんな意味のないことについて語ったところで、自ら何も得るものはないのだ。

 それを実際に行った渋沢栄一にとっては実に自らを律する一つ一つの言葉なのであるが、それを聞かされる他人にとっては単に抹香くさい言葉の端々でしかない。まあ、渋沢栄一の死後、ほかの人によってまとめあげられた訓言集なのであるから、それは渋沢栄一の罪ではないが、もし生前から自ら書き上げたとしたなら、それは嘘に溢れた宗教書のようなものになってしまう。

 ただ、まあこれが渋沢栄一の考え方のエッセンスであると理解できればそれでいい。多分、まとめあげた渋澤健氏もそんな気持ちなんだろう。それこそ渋澤健氏にとってみれば、自分のお祖父さんのお祖父さんが実践してきた生き方として、自らのビジネスにも大いに参考になったと同時に、そのあまりにも「基本的な様」に対して、ビジネスの実践の参考にはならない事態に、がっかりもしたことだろう。

 まあ、訓言集なんてそんなものだ。『論語』が生活の実践に役立つかといえば……、ということと同じである。

 ただし、面白いのは一つ一つの訓言について、そのエッセンスを英訳した記事が載っていることだ。小学校2年生から大学を卒業するまでアメリカで暮らした渋澤健氏である。かなりこなれた英語表現がそこには見られ、私も「ははあ、そう言い方でいいんだ」と感じられる表現が多かった。例えば『人の安宅は「仁」の一事に帰着する』(渋沢栄一訓言集)の英語表現は「Being kind to others gives yourself leeway」などというのは、さすがに成程なと思わせるのに十分だ。

 こうした英語表現の勉強にもなるというのがこの本のメリットだな。

 

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