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2013年2月12日 (火)

『ロバート・メイプルソープ Flowers 写真展』にあわてて行った

 西武百貨店池袋店別館2階にある西武ギャラリーで開催中の『ロバート・メイプルソープ Flowers 写真展』(2/14まで開催中)を観てきた。

 というかLIBROで写真集を買ったらチケットをくれたのを忘れていて、あわてて昨日行ってきたような具合なのだった。

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 ロバート・メイプルソープと言えば、女性ボディ・ビルダーのリサ・ライオンの写真集でその名を知った私としては、エロスの写真家というイメージがある。

 確かに女性・男性のヌード写真で有名なわけで、1994年に男性ヌードで性器が写されていた写真集が日本でも出版されていて、ところがそれを出版した人が1999年にそれを持ってアメリカに行き、そのまま持ち帰ったら税関で没収されてしまったという変な事件があった。ロバート・メイプルソープ事件として有名な事件なのだが、実はロバート・メイプルソープ自身は全く関与していない事件なのに、ロバート・メイプルソープ事件と呼ばれてしまっているという、ロバート・メイプルソープにとってはははだ迷惑な事件があった訳だ。まあ、メイプルソープ自身はそんな事件のことは知らないだろうが。

 で、今回の写真展はヌードではなく「花」がテーマという、まことに百貨店ならではの「お上品な」写真展なのではあった。

 しかし、ロバート・メプルソープと言えば「エロス」というイメージが染みついている私としては、そんな花ばっかりの写真展にもエロスを感じてしまうのであった。まあ、花が女性器に例えられることはよくあることなので、別に私が花の写真を見てエロスを感じたからといっても、別におかしいことではない。

 特に「Calla Lily 1984」なんて女性器そのものなのであり、「Tulip 1984」はまさしく男性器、それもかなり萎れた男性器なのであった。それからすると「Flower Arrengment」はストリップ・ショーなのか、なんてことを考えたりして。

 いずれにせよ、ロバート・メイプルソープがエロスの写真家であることだけは間違いないので、そのような見方をすることには何の問題もないのである。

 で、ロバート・メイプルソープと言えばモノクロ写真というイメージだったのだが、活躍していた時期に薄く色が載っている写真数葉と、晩年の写真だけはフルカラーである。この晩年の写真は何故フルカラーなのだろうか。それも、それまであったエロスを感じさせる写真ではない。むしろ死に赴く自分の姿を花に託しているような「死の写真」。

 晩年に撮影された写真という事前情報を私が持っているからなのか、それらの写真はエロスというより「タナトス」の方を感じさせてしまうのである。

 勿論、萎びた花を撮影しているからという訳ではない。むしろ「エロス」のすぐ裏側に存在するという「タナトス」を感じてしまうのである。エロスとタナトスとはフロイトによれば葛藤する概念だ。つまり、エロスのすぐ裏にはタナトスがあり、タナトスのすぐ裏にもエロスがある。この葛藤する概念のどちらかが一方的に表象に表れてしまうと、凶暴な概念となる。

 その凶暴さが表れたのが実は晩年のフルカラー写真なのではないだろうか。

 私も既に高齢者となり死を意識するように…………なんてなっていないけれども、なんとなく私自身の「老い」も感じてしまう写真展でもあった。

 帰りにメープルソープの写真集でも買って行こうかな。

 なんて言って、結局買ったのは『マグナム・シネマ』だった。同じロバートでも私はメイプルソープではなくキャパの方を選んでしまうのだった。

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