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2013年1月22日 (火)

『ウェブでの<伝わる>文章の書き方』はあくまでも初心者向けの文書読本

 文章というものは「もの」や「こと」を人に伝えるために存在しているんだから、ウェブじゃなくてもウェブでも、「<伝わる>文章の書き方」というのは同じだと考えていたんだが……。

『ウェブでの<伝わる>文章の書き方』(岡本真著/講談社現代新書/2012年12月20日刊)

 というか、岡本氏の論点は、私が今書いているような「ブログ」などの文章ではなくて、もっと実用的な業務におけるウェブの文章について書いているようだ。だとしたら、それなりに「伝わりやすい」文章の書き方があるというのはよく分かる。

 ポイントとして岡本氏が上げるのは以下の6点である。

1.短文で書く
2.改行を入れる
3.箇条書きにする
4.リンクを用いる
5.画像を差し込む
6.変化を明示する

 確かに、この6点は別にウェブではなくても、仕事の報告書などを書く際にも言えるものであって、別に『ウェブでの<伝わる>文章の書き方』というだけではなくて、ごく普通の「業務で文章を書く際の基本」である。

 ところが、このブログなんかになると違うんだなあ。

 というか、私なんかはわざと分り難い表現をしたり、一文を長くしたり、箇条書きで書けば分かりやすいのに長々と文章で表したりする。つまり、それが「お知らせ文」と「表現としての文章」の違いなのである。

 岡本氏は株式会社教育開発研究所というところで教職員向けの雑誌の編集をして後、ヤフーに転職し、YAHOO!知恵袋などの企画を担当し、アカデミック・リソース・ガイド株式会社を設立している。アカデミック・リソース・ガイド社の業務は;

1.インターネットサービスの企画、開発、運用
2.インターネット活用の研修、コンサルティング
3.ウェブ技術に関わる産官学連携のコンサルティング、仲介
4.地域社会の活用化に関わるコンサルティング
5.前各号に附帯する執筆、出版、講演、講義
6.前各号に附帯する一切の事業

 というもので、主に学術研究のインターネット活用に関する研究が本職のようだ。つまり、岡本氏のいう「ウェブ」というのは、あくまでもネットの実用的な運用であって、私のブログのような実に「非実用的」な文章は問題外の外なのであった。うん、確かに岡本氏のようなネットの活用が本来のネットの活用であって、私のような文章はインターネットの世界のゴミみたいなものであるからな。

 とは言うものの;

 編集や校正の知識を身につけ、用字用語の統一や言葉の使い方の誤りを減らしましょう。

 という指摘はまったく当たっている。私の文章なんて「表記ゆれ」なんて当たり前に沢山あるし、書いている途中で内容が変化してしまうことなんかもいっぱいある。まあ、「表記ゆれ」なんてあまりいいもんじゃない。せめて用字用語の統一ぐらいは気をつけよう。

 しかし;

『そもそも、新聞や雑誌、本という媒体の場合、手にとったら読んでくれるだろうということが前提になっていましたし、写真やグラフが用いられることはあっても、あくまで情報の主体は文章だったからです。
 これに対し、ウェブの場合は、文章に目をとめてもらえないことがありますし、目にとめてもらっても読んでもらえるとは限りません。
 なぜなら、さまざまな要素のひとつとして文章があるというのが、ウェブにおける文章の位置づけです。図表はもとより、画像や映像がしばしば使われます。そして、ページでの色使いも多彩です』

 というのはあまり当たっていない。実際にはこのような紙媒体とウェブの違いというものはそんなにあるわけではなく、人に読んでもらうという意味では紙媒体もウェブもそんなに違いはないのだ。

 ということで、この本の立ち位置としてはあくまでも今まで文章を発表したことのない人に向けた、「よく伝わる文章」読本なのであった。

 まあ、確かにエッセイや小説の書き方なんて本で、本当に役に立つ本なんてないものな。

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