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2013年1月 1日 (火)

『300万円で大家になって地方でブラブラ暮らす法』はまさに田舎ではの方法論だが

 12月29日のブログで「紙の書籍も買ってはいるんだが、読まないまま積読状態。正月休み(って、いつも「休み」ですが)に読みますか」なんて書いているくせに、その舌の根も乾かないうちからKindleで読んだ本なのであります。

 もっとも「紙の書籍」の方も出ています。というかさすがに『もし高校野球の女子マネージャがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』のダイヤモンド社である。ほとんど同時に電子版と紙版を出している。多分、今後はこうしたやり方がベストセラーの方法論になっていくんだろうな。

『300万円で大家になって地方でブラブラ暮らす法』(加藤ひろゆき著/ダイヤモンド社/2012年12月13日刊/Kindle版2012年12月17日刊)

 で、本書の内容なのだが、どうも「北海道限定版」のような内容なのである。

 例えば「田舎暮らしで役立つツール」という項目。『ゼンリンの住宅地図』や『パソコンと携帯電話』、『ケルヒャー(高圧洗浄機)』や『ペンキとハケと如意棒』『インパクトドライバー』という(初級編)まではまあ理解できるが、(上級編)になって『チェーンソー(安全のため、ヘルメット、革手袋、安全靴、作業着、ゴーグルを着用)』『刈払機』『除雪機』となってしまうと、完全にいまだに原始林が残り、冬は雪深い北海道ならではの装備なのだろう。おまけに、手に入れた不動産物件は読んでみるとその殆どが500万円以下。とてもじゃないが、首都圏や三大都市圏では手に入れられない物件ばかりなのである。

 従って『300万円で大家になって地方でブラブラ暮らす法』という表題は、『地方で』という部分を『とてつもなく田舎で』という風に読み替えなければならないだろう。ましてや『100万円あればボロ物件が買える!』『貸家を3戸持てばリタイア出来る!!』というのも、本当に北海道地域限定版として読む必要がある。

 ただし、それは考え方の問題で『東京で1億円の戸建を買う必要はあるのか?』という問いかけは重要だ。確かに35年ローンで1億円の家を買ったとは言っても、勤めている会社が35年間も持ちこたえられるかどうか、いや会社がもっても自分が勤められるかどうかなんて、今の時代には分からないし、『1億円を使って東京で住宅を購入する代わりに、2000万円で地方に理想の環境と住宅を手に入れれば、残りの8000万円で生活費が捻出できる。田舎で生活費が8000万円あれば、ほぼ一生、生活できる』というのも、北海道のド田舎なら真実だろう。

 実は私も数年間であるが「サラリーマン大家さん」をやっていた時期がある。まあ、間に管理会社を通していたし、管理費や修繕費なんかの出費もあるから、不動産収入はたいしたことはなかったが、「サラリーマン大家さん」をやってみて分かったことは、不動産というのは「不労所得」であり、不労所得があるというのは実に気持ちの良いことであるということだった。特に「サラリーマン大家さん」の場合、実に心豊かになるということだった。まさしく「ブルジョア」気分である。そう、私は「エセ共産主義者」なのであります。エヘン。

 そんな観点から加藤ひろゆき氏の投資術を見てみると、なかなかに納得がいく。

 とにかく「働いてお金を貯める」「実家や安アパートに引っ越す」などして、とにかく『不動産を購入する前に、まず貯金を増やそう』ということである。『初期の頃は、低予算で参入できる物件を探し、地方の高利回り物件を購入』し、とにかく『借金なしで毎月のキャッシュフローを得ながら、資本の蓄積に励む』というのは、不動産に限らず、起業する際の鉄則である。

 ベンチャーキャピタルが多いアメリカならちょっと事情は違うと思うかも知れないけれども、日本ではそんなにベンチャーキャピタルなんかはいないし、ましてや不動産業に投資するベンチャーキャピタルなんて、多分、皆無だろう。

 更に、不動産投資の世界では億を超える物件をフルローンやオーバローンで購入するのが基本的なスタイルのようだが、実はそれは単に銀行の意図を受けただけの「オススメ」であるだけなのだ。銀行にしてみれば「担保付きのローン」というのは実に魅力的なビジネスであり、結局ローンというのは銀行だけが得するビジネスモデルであるにほかならない。あなたのオフィスによくかかってくる電話「アパート経営をしませんか。資産用にマンションを買いませんか。いえいえ、お金はローンで税金対策もできます。」という話にはくれぐれも乗らないことだ。

 逆に無借金であれば、いつでも物件を手放すこともできるし、「それ+家賃収入」でもって、もっと高い物件を購入することもできるのだ。

 ただし、そのためには「少ない金額で不動産を買える場所」に移り住む必要がある、ということで北海道なんだろう。結局、不動産の基本は土地代だから、それは仕方がない。

 しかし、例えば妻が都会の人間で、とにかく田舎に住むのは嫌だと言ったらどうするのだろうか(何か、私のことのようだが)。もう、そうなったらこの東京で安い物件を探す(探せば結構あったりもするのだ)しかないな。当然、安い物件は少ない収入しか上げられないが、まあ、それもやむを得ない。

 それでも、不動産所得ってのは「不労所得」だから、あるのはいいですよ。ないよりはね。

 

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