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« 『勝ち続ける意志力』のスゴさはどの世界でも共通することなのだ | トップページ | 『検察崩壊』は平成日本の象徴のような事件かもしれない »

2013年1月24日 (木)

偽ルポルタージュ『1997①ソフィアの春』

 1997年4月18日、私はある密命を帯びて、ブルガリアはソフィア国際空港に降り立ったのである。

Img215_2多分、ソフィアで一番有名な建造物アレクサンドル・ネフスキー大聖堂

 なーんて事を書くとまるで私がCIAかMI6のエージェントであるかのようだが、別にそんなことは全然なくて、ある映画プロデューサーの話を聞いて、そうか『ソフィアの秋』というわけで、カンヌで開催された映像の見本市MIP-tvに出張の後に、ソフィアに立ち寄ったというわけなのである。
Img421_2旧共産党本部である。もはやブルガリア共産党はないので、赤旗はない

Img169_2ミリタリー・クラブ

 ブルガリアと言えば、旧共産圏である、ワルシャワ条約機構である、元鉄のカーテンである。旧共産圏では割と穏健にソ連に従っていた国であるはず。確かに1990年にはブルガリア人民共和国はなくなり、ブルガリア共和国となってはいたものの、社会主義時代に遅れに遅れた経済はまさに予想したとおりで、ソフィア「国際空港」と言っても、滑走路や空港自体はものすごく広く、まさに共産党一党支配におけるある種の軍事施設という感じはすこぶる付きなのであるが、空港ターミナルはまるで日本の田舎の駅という感じで小さな駅舎があるだけの有様であったし、国際空港から街にタクシーで入ると、公害対策も出来ていない街はまるでスモッグだらけで、目が痛くなるほどだった。

 そう言えば、空港ターミナルでたかだか300ドル位を両替したら、ものすごい量の札束(レフ、レヴァというブルガリア通貨)を渡されてアタフタした思い出がある。つまり、民主化したことでとんでもないインフレーションに陥っていたのである。その後デノミネーションを実施したそうなので、今やそんなインフレ状態ではないだろうが。

 そんなソフィアの街をカメラを持ってブラブラ歩き、旧共産党本部やらミリタリー・クラブなんかを写し回っていた私は、突然、武装警官から誰何される。すわっ秘密警察か、まだまだソ連時代の伝統は残っていたのか、シベリア送りか、とも考えたのだが、しかし、こんなトンマな顔をしたスパイもいないだろうしおかしいな。いやいや、本物のスパイは私のようなトンマ面をしていなければならない筈だ。何故なら、本当のスパイ面をしたスパイなんかがいたら、正しく顔に「私はスパイです」って書いてあるようなもんじゃないか。ということで私のトンマ面を見て、この秘密警察官は私こそ優秀なスパイだと睨んで職務質問をした訳なのだろう。

 と思ったら、パスポート提示を求められて、「ハイ、ドーゾ。行ってください」だって。

 なんだ、肩透かし食わせやがって。

 とちょっと怒り気味に、ブルガリア独特のチーズを載せたラキアを飲みに行くのであった。

Img259_2何でこんなに警官が屯しているんだ怪しからん
Img121_2街を走っているクルマの大半はトランバントやフィアットなのだが、何故か、パトカーはベンツ(190クラスだけどね)

Nikon F4 Ai Nikkor 35-70 Fuji RDPII @Sofia, Bulgaria 1997 (c)tsunoken

 

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