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2013年1月26日 (土)

『もりぞお世界一周 01.日本&インドネシア旅立編』は実にKindleな本だ

 Kindle版のみ99円という安さで思わず飛びついてしまったのである。

『ビジネスクラスのバックパッカー もりぞお世界一周 01.日本&インドネシア旅立編』(森山たつを/Kindle版/2013年1月16日刊)

 著者の「もりぞお」(森口たつを)氏は日本で唯一の「海外就職研究家」であるそうな。

 早稲田大学を卒業後、日本オラクルに7年、日産自動車に2年勤務した後、突如会社を辞めてビジネスクラスで2008年8月から2009年7月まで、1年間世界一周バックパック旅行をしたという経歴の持ち主。

 もりぞお氏の『ビジネスクラスのバックパッカー もりぞお世界一周』シリーズは、現在『01.日本、インドネシア旅立編』の他、『05.キューバ驚愕編』『10.ブラジル胸騒ぎ編』『13.チベット郷愁編』がKindle版で出ていて、多分この後にも何編も出てくるのだろう。その他、もりぞお名義で『はじめてのアジア海外就職』という本がさんこう社というところから出ていて、森口たつを名義で『アジア就職読本』というのが翔泳社の紙版とKindle版で出ている。まあ、どちらかというとKindle時代が生み出した著者の一人と言っていいだろう。

 で、もりぞお氏の世界一周とは数字で言うと「270泊273日/行った国の数28ヶ国/滞在した都市92都市/移動手段は飛行機54(うちビジネスクラス14)/バス48/船9/電車8/かかった金額は世界一周航空券ビジネスクラス約80万円(エコノミーなら約40万円)を含めて300万円から400万円の間」ということなのである。1年間の金額といえば随分安い。

 ちょっとびっくりしたのは意外と安い「世界一周航空券」なのである。勿論、後戻りできないとか、ダブって乗ることはできないなどの制約があることはあるのだが、そこは別に払ってもいい訳だから、基本とする運賃としてはかなり安いのだ。

 昔、カンヌに出張に行った際に、グランクフルトから日本に帰国する予定が、突然ニューヨークに行き先変更になり、今はなきパンアメリカンの001便という、サンフランシスコから西回りでフランクフルト~ロンドン~ニューヨーク行きの世界一周便に乗った事を思い出してしまった。ニューヨークから先は成田行きの直行便に乗ったわけだから、これも言わば世界一周と言えるのであるが、あの時はいくらかかっただろうか。多分、航空券だけでも100万円以上かかったのではないか。宿泊費や食事代なんかも含めると2週間位で200万位はかかった筈である。

 それから比べると、300万円から400万円で世界一周というのは、多分、途中の宿泊費はかなり安いところで済ませたんだろうけれども、でもネット環境のあるホテルが多かったようだし、いろいろ遊んでもいるわけで、航空券を含めた1年間の生活費と考えてもメチャクチャ安い金額である。

 ここにも、「レールを外れた生き方」があるのである。

『「勉強して、いい大学に入って、大企業の正社員になって働く」日本の社会には、そんな人生の「レール」が存在しています。この「レール」が格差の大きな要因となっていると思います。レールの上と下での賃金格差は広がるばかり。また、レールの上の人が、下の人に支払う賃金をおさえるために作られた制度なんてものが、いくつもいくつも思い浮かびます。
 とはいえ、「レール」の上の人が幸せかというと、そうでもない。「レール」から落ないために、会社に言われるがままに過剰労働し、心や身体を壊し、時に死に至ることもあります。
「レール」の下には、格差に置いて行かれるリスクが、「レール」の上には、振り落とされないために、命を削るリスクが。
 せっかく世界屈指のリッチで治安がいい国なのに、幸せそうじゃない人が多い理由はこんなところから来ているのではないでしょうか。こんな、日本人の生活を、自ら「レール」から下りた上で、別の国の生活と比べながら、幸せなのかなんなのか、ゆっくり考えてみたいのです』

 というのが旅に出る理由なのだ。

 もりぞお氏はインドネシアという国について書く。

『人口あり(しかも若い)、国土広い、資源ありという状況なので、この周りの国が活況という条件下では当然のごとく経済成長著しく、2008年以外は年に4~6%の高い伸びを示しています』

 当然そんな国の青年たちは今は貧しいが、彼らには可能性という大きな夢がある。日本の戦後すぐの頃のようなものなのだろうか、そんな夢をもったアジアの国々の可能性を信じて旅する人たちは羨ましい。

 私も今まではアメリカやヨーロッパばかり見てきて旅してきたが、これからはアジアだな。物価も安いし、最近は英語も通じるようだし。

 じゃあ、もりぞお氏の世界一周紀行の他のアジア編も、読んでみようかな。

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