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2012年12月21日 (金)

『50歳の常識 vs. .25歳の常識』というよりはハイパーインフレの方が心配だ、って論点が違っちゃったかな

『AERA』12月24日号のカバーストーリーが『50歳の常識 vs. 25歳の常識 真逆の価値観が共存する社会』という、いつもの「世代論」的な切り口の特集なのだが、ちょっと気になって読んでみた。

 そこで取り上げられている人々は、まず松本大・マネックス証券社長・48<「日本企業が王道の世代、成功体験で海外進出鈍い> vs. 村上太一・リブセンス社長・25歳<企業に就職は考えず、「自分にスキル」こそ安定。香山リカ・精神科医・52歳<「vs構造」で考える、豊かさ享受に申し訳なさ> vs. 桑原悠・新潟県津南町議・26歳<「親の背中」模範ではない、私たちは「見本がない世代」>。という対比であり、まず書き出しがアルファ・ブロガーイケダハヤト氏(26歳)の「働かない」で生活する実践の紹介である。

 イケダ氏は言う。

『大企業もあてにならない時代ですから、僕らの世代は『貧困がデフォルト(規定値)になる。そういう時代に必要なのはお金ではなく、お金がなくても生きていける力だと思います』
『極端に言えば、情報やつながりがあってお金を使わない人が豊かで、情報やつながりが乏しいためにお金を使うしかない人は貧しい、という価値観の転換が起こるかもしれません』

 と。

『多くのアラウンド50世代が、生まれた時にはまだ白黒テレビで、カラーテレビになった喜びを覚えていると語った。一方、アラウンド25世代は中高生時代からパソコンや携帯電話を使いこなす人も少なくない。「絶対的豊かさ」は圧倒的に25歳が上なのに、社会に出た時点での景気は正反対だ。
 大学新卒の場合、50歳が就職した85年はまさにバブル前夜。一方、25歳が就職した10年は世界中が経済不況に陥った景気低迷期だった。日経平均株価の終値が前年末比で13%上昇して1万3千円を超えた85年に対し、10年は3%下がり終値が1万228円。この圧倒的な差は、その後の価値観に大きな影響を与えている』

『日本の大多数が「中流」で、同じような人生を送る時代は過ぎた。世代間ギャップに加え、世代内ギャップもある。「幸せの定型」はもうどこにもないのだ』

 という記事のまとめには、まあ同感なのだが。

 ところが、先日の衆院選で勝った自民党の安倍晋三総裁はインフレターゲットを設け、物価目標を2%に設定し、それに向けて大幅な金融緩和を訴える。市場もそれにいち早く反応し、日経平均株価は1万円を超し、円相場もかなり下がってきた。

 しかし、そんな昔の経済成長期と現在では経済環境がまったく異なっている。一橋大学経済研究所の小塩隆士教授は『こういう政策が出ること自体、経済成長への幻想がある』と片づけている。まさに、負担を将来に先送りしただけの無責任な政策であるとしか言えないだろう。

 まさにその後の記事『2012総選挙』にもあるとおり;

『物価が上がると長期金利も上がる。住宅ローンや、企業向けの貸し付けの金利上昇につながり、利払い負担がふくらんでしまう。
 長期金利が高止まりすると、投資家は債権を買わなくなる。国債が売れなくなると、財政再建どころか、さらなる財政悪化が心配される。
「財政悪化の悪しき先行事例になるかもしれません。そもそもデフレは複合的な要因がからんでいます。カネだけでなく雇用改善、賃金上昇、設備投資・収益拡大の施策が必要です」』

 と言う第一生命経済研究所主席エコノミストの熊野秀生氏の指摘である。

 つまり、経済再建のないデフレ・円高対策ではむしろハイパーインフレの恐れこそあれ、経済再建などは有り得ないのだ。当然、市場もそんなことは分かっているから、今は多少のご祝儀気分で日経平均もあがっているが、多分、それが覚めた頃には途端に株安基調に戻ってくるだろう。

 さらに、今年の春闘では経団連は「一律の定期昇給」を見直すとの提言をしている。まあ、全員一律の定期昇給をしないという新自由主義的な発想はわからないでもないが、それをしもサラリーマンにとっては寝耳に水みたいな発言であるから、現役世代は心を悩ませてしまうだろう。

 こうした無責任な政策が、結果として25歳世代どころか、下手をすれば上の世代も襲ってくるだろう。インフレになってしまい、年金暮らしのお年寄りも実質的な受取額が下がってしまうということになるのだから、無責任極まりない。

 株安基調がいつごろに襲ってくるのか、半年後か1年後かはは予測はできないが、その時に備えておくことだけは必要だ。

 と、ちょっと論点がずれてきたところで、今日はおしまい。

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