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2012年11月23日 (金)

『ランキングの罠』に囚われない人になるためには

 ランキングって囚われてしまうと、それこそミシュランの星によって自殺してしまうフレンチのオーナーシェフの如くになってしまう。気をつけなければ。

『ランキングの罠』(田村秀著/ちくま文庫/2012年11月10日刊)

 どんなランキングが取り上げられているのか。

『全国学力テスト』『PISA』『THE-QSの世界大学ランキング』『ウエボメトリックス』『THE-TRランキング』『TOEFLランキング』『TOEICランキング』『国際競争力指数』『国債格付け(スタンダード&プアーズ/ムーディーズ/フィッチ/JCR/R&I)』『地域別豊かさ指数、ほか銀行・研究機関の都道府県ランキング』『日経行政比較調査』『世界生計費調査』『日経優良企業ランキング』『日経総合企業ランキング』『企業格付け』『患者30万人アンケート 完全保存版 患者が決めた! いい病院(2007年度版)』『医師1万5000人に聞いた 全国優良病院ランキング』『週刊朝日MOOK 手術数でわかるい病院2009 全国&地方別データブック』『an・an 好きな男・嫌いな男ランキング』『「週刊文春」好きな男・嫌いな男ランキング』『テレビ視聴率』『食べログ』『総務省家計調査(宇都宮と浜松の餃子消費額日本一競争)』『ミシュランガイド』『ゴー・ヨミ』『ザガット・サーベイ』『マスヒロの東京番付(“横綱審議会”じゃなくて“横槍審議会”ってのがいいね)』『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』『FIFAランキング』

 以上である。

 しかし、これでも世界で(あるいは日本で)流通しているランキングのごく一部でしかないだろう。それこそ星の数ほどあるランキングである。元々、相撲の番付表で力士を格付けしたのをきっかけにいろいろなものを格付けするのが好きな日本人である。結局、自分で評価できないものを誰かの権威でもって格付けしてもらって、それを参考にすることで安心してしまう私たちの心の弱さが、ランキングが流通する理由なんだろう。

 そんなあまたあるランキングをパターン別に分けると;

①単一指標の多寡だけで順位付けしているランキングと総合指標で順位付けしているランキング
②“客観的な”データだけを使うランキングと、アンケート調査など“主観的な”データも併用するランキング
③活用したデータが明らかなランキングと明らかでないランキング
④活用したデータの具体的な数値まで明らかにしているランキングと明らかにしていないランキング
⑤順位付けの方法(総合化)が明らかなランキングと明らかでないランキング
⑥具体的なデータや順位付けの方法が誰にでも公表されているランキングと有料で公表されているランキング

 があり、そのランキング付けの光の部分としては;

①結果が一目瞭然なこと
②個人では集められない情報によって第三者が“客観的に”評価してくれること
③ランキングすることで多くの人の注目を集めることができること
④ランキングによって、企業などの組織が全体の中でどのような位置にいるかが明らかになり、今後の改善に結びつけやすいこと

 ということがあるが、一方、影の部分としては;

①結果が独り歩きしやすいこと
②必ずしも客観的な評価とは限らないこと
③恣意的なランキングも少なからずあること
④元になるデータの信憑性が疑わしいケースもあること
⑤データの重み付けや加工方法、採用するデータを変えることでランキング結果が大きく変わることもあること

 などがあり、結局は第三者のランキングはあまり気にしないほうが良いということになるのではないだろうか。

 したがって、ランキングの結果とどう向き合うかということになると、ランキングを見るほうとしては;

①ランキングの結果を絶対視しない
②ひとつのランキングだけで判断しない
③ランキングだけで判断しない
④ランキングに関する情報がどの程度公開されているかを見る
⑤何のために実施されたランキングなのか確認する

 であり、一方ランキングされる側としては;

①まずは結果云々ではなく、ランキングの手法などを冷静に分析する
②ランキングの結果が良かった場合は、それをうまく活用する
③ランキングの結果が悪かった場合は、ランキングの妥当性がそれなりのものだったら、取り敢えず結果について過剰に反応せず、組織の問題点などを明らかにして問題解決の道を考えるし、ランキングの手法などに大きな問題があると判断したら、法的手段も辞さない

 また、ランキング作成者の品格としては;

①何のためのランキングなのか、目的をはっきりさせる
②情報を極力開示する
③評価の評価を受け入れる
④評価される側と一定の距離を置く
⑤ランキング作成者の社会的責任(CSR)を自覚すること

 ということが大事である、ってなんか当たり前のような結論ではあるのだけれども、それは当然であって、これはネットリテラシーの場合も同じなのだが、他人によるランキングはあくまでも他人の判断であって、自分の判断でないことを忘れずに、そのランキングの結果だけで右往左往せずに、泰然自若としていればいいのである。

 そうでないと、結局は他人の作ったランキングに左右される残念な人生を送る“情報弱者”になってしまう、ということだけなのである。

 という当たり前のこと。

 なんか、期待していた結論の通りに結論を書いている本なのだった。いいのか? 悪いのか?

 さて、私は本日から月曜日まで沖縄にいます。なんで沖縄なのか、は前にブログに書いた理由だけじゃないよ。

 では行ってきます。

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