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2012年11月 5日 (月)

越後闘牛紀行2「小千谷」

 一昨日に引き続き、昨日は小千谷市の小千谷(小栗山)闘牛場で開催された「小千谷牛の角突き」である。こちらも今年最後の場所ということで、一昨日とは打って変わった好天気に恵まれ、多くの観客を集めた。

 山古志、小千谷といっても双方のルールは同じ、勝敗をつけない勢子長の手を挙げるタイミングなのである。昨日の小千谷闘牛にも山古志の虫亀からの参加もある。元々は一緒の闘牛の流れなのであろう。まあ、昔は小千谷市、長岡市、山古志村なんて行政単位は関係なかったわけであるからね。

2012_11_04_024_2小千谷闘牛会会長の挨拶で昨日の場所が始まる。
2012_11_04_036_2

 小千谷闘牛で面白いのはいろいろな牛主がいるということである。上の白牛は闘牛場のすそばにある小千谷市立東山小学校が牛のオーナーで、全国でも闘牛用の牛を持っている小学校はここだけだ、って当たり前か。そんな訳で、小学校の男の生徒に引かれて入退場する二代目牛太郎である。しかし、まだ三歳牛なので、あまり「闘う」という感じはなくて「じゃれている」という感じで他の牛と対戦している。角突きも始めの数戦はそんな若い牛達の「じゃれあい」を見ることになる。

 そんな「じゃれあい」から闘うことを覚え始め、激しくぶつかり合うようになると角突き牛としても一人前だ。

 変わった牛主としてはNHKのアナウンサーの荒木美和さんなんかもいて、残念ながら女性は闘牛場の土俵には入れないので、いつもお父さんの荒木正孝駒沢大学教授が牛を引いている。

 で、もっと面白いのが東京大学の菅豊教授で、「人と動物の関係史」という民俗学の研究テーマから牛の角突きに目を向けるようになり、結局牛主になってしまったのだが、その菅氏の持ち牛・天神が横綱となり昨日の競技では結びの一番をとるところまで出世したのである。こうなると単なる大学教授の趣味どころではないね。

 で、下の写真、左の赤牛が菅氏の持ち牛・天神である。 

2012_11_04_249_2

 季節も涼しくなり牛たちにとっては動きやすくなる季節だ。5月のシーズン・スタートの頃にはまだ動きが鈍かった牛たちも、シーズン・ラストで涼しくなったこの時期は、実に良い動きをして、あたりも激しくなる。「ガツン、ガツン」という頭をぶつけ合う音が会場に鳴り響いて、実に迫力満点というか、「痛そうだな」という感じがするのであるが、牛たちは痛くないのだろうか。

 まあ、1トンを超える重量のある牛同士なので、それほど痛くはないのだろうけれども、でもその当たりの激しさには思わず唸ってしまう。もともとは「じゃれあい」から出発した「闘い」がここまで来るとは。というところでは、場所を初めから見ると3歳牛から始まって十数歳までの牛の成長というものが観られるというところかな。

 で、これが結びの一番「天神vs.忠左エ門」の激しい闘いである。
2012_11_04_260_2

 そうそう、一昨日の「山古志 牛の角突き」では、ちょうどその日に別の場所で行われていた「山古志産業まつり」の方に行っていたので闘牛場には姿を現さなかった、「山古志観光協会会長代理」のゆるキャラ「小太郎」も、今日はお隣の小千谷まで出張。

2012_11_04_116_2

 ということで、無事平成十二年の「牛の角突き」はすべて終了。来年5月の初場所まで半年の休憩、というか牛持ち農家にとっては、雪への備えと牛の管理や運動が待ち構えている。そんなにヒマではないのだ。

 そして、あと半月もすれば初雪(2009年には11月3日が初雪だった)になって来春4月までは雪に閉ざされた毎日になるのだ。そうか、山古志や小千谷の山の中に住む人たちは半年間は雪の中で生活しているんだな。

 そんな訳で、この角突きも冬を迎える最後の行事なのだろう。

Nikon D7000 18-105 55-300 @Odiya (c)tsunoken

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文化・芸術」カテゴリの記事

コメント

あっ、そうでしたか。
なんか小太郎に似てたもんでつい。
よく見てみます。

tsunokenさん
 小千谷には小太郎は出張しませんよ。写真のキャラは小千谷のゆるキャラ「よしたくん」です。
 小太郎とはかぶりまくっている感じがしますが、二つを並べると違いがわかるはずです。小太郎のほうが先に誕生しているのですが、これも仕方ないところですかね。
 どちらにしても、こういったゆるキャラが角突きを盛り上げてくれたら嬉しいですね。

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