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2012年10月22日 (月)

『やっぱり! 株はデイトレ』と言ったって、貴方、人間失格したいですか

 株のデイトレーダーの生活ってどういうもんなんだろうか、デイトレーディングってのも面白そうじゃん、という興味で読んでみたのだが、こりゃ現実の経済活動とは何の縁もない単なる「ギャンブル」じゃん、というのが正直なところの感想である。

『やっぱり! 株はデイトレ 3人の成功者(主婦、若者、元会社員)の手法はこれだ』(友成正治著/明日香出版社/2012年4月11日刊)

 株の価格というのは基本的にはその株式を発行している企業の価値を「株価」というものに表したものである、と考えるのが当たり前である。当然、決算でいい状況を示した企業の株価は上がるし、その反対に実績を落とした企業の株価は下がる。ところが、そんな企業のパフォーマンスと関係なく、株価の細かい動きに合わせて売り買いを繰り返すことによってキャピタルゲインを得ようというのがデイトレーディングの考え方である。つまり安く買って高く売れば儲けだが、その逆に高値をつけたときに売って、安値で買えばやっぱり儲け、ってことは高値で売ったものは「何なの?」ということになるのだが。それが「信用取引」というものの不思議さなのである。

 そんな訳だから『1年以上デイトレをやってきたけれども、日経は読んでない』と言うデイトレーダーもいるし、本書で紹介している「若者、主婦、元会社員」である『佐藤君、鈴木さん、富田氏の3人は、決算日に対する対処のしかたは全く同じです。非常に簡単で、『発表当日は、その銘柄がどんな動きをしようとも、絶対に売買しない』というものです』という言い方を読んでいる限り、「何だこの人たちは、企業というものを人間の動きの集大成とは見ずに、単なるギャンブルの賭け対象としてしか見ていないのか」と考えてしまうのだ。

 だから『デイトレで成功を続けるためには、まずは知識が必要です』という言い方には納得できるのだが、その知識は日本経済に対する知識ではなくて、売買対象の企業に対する知識でもなくて、何と『証券会社ごとに違う手数料について知っておくことも大事な知識のひとすですし、何を手掛かりに、売り買いの判断をするべきか? というのも、これまた大切な知識です。佐藤君が一度失敗した原因「日経の記事で、見出しから受ける感じと記事本文の内容が違っていることもある」というのも、心に留めていただきたいことです。
 知識の上に、売買技術も必要です。資金の配分をどうするか? これは、仕掛ける銘柄数との関係で決まります。また、100株単位の銘柄に1000株の売り仕掛けをする時、1000株を一度に売るか、500株ずつ2回に分けて注文を出すかなど、身につけておくべきことはたくさんあります』ってねえ、これは売買する企業の企業価値とは何の関係もないじゃないか。

 まあ、株というもの自体が、そのような「投機的な立場の投資者」の存在を許しているのは事実だし、株式市場自体もそのような「投資家」ではなく「投機家」の存在を認めているのはまったくその通りではある。しかしながら、本来の株式市場というのは企業が資金を得るために上場するものだし、投資家はそれぞれの企業の可能性や、経営者の能力などに魅力を感じて投資し、その期待の見返りとしての決算における配当金を期待して投資するのである。しかし、こうしたデイトレーダーなどの短期キャピタルゲインだけを求める人たちにとっては、企業の文化や経営者の能力や可能性なんてものは関係ない,、ましてやその企業の1年間の儲けを配分する配当金なんてものには全く興味がない。単に、見えない相手である別のデイトレーダーとのかけ引きだけなのである。自分が買った会社がどんな会社なのかには興味はない、どんな経営者がいるのかになんか興味はない、その会社が何を開発したのかなんてことには興味はない、その会社が何で失敗したのかなんてことにも興味はない。興味があるのは、見えない相手であるもう一人のデイトレーダーが何を考えているのか、ということ。つまりこれはポーカーゲームなのであります。

 そんなポーカーゲームをゲーム場じゃないところでやっているのがデイトレーディングなのか、というのが本書を読んでよく分かった。だって、少しぐらいはは日本経済についてとか、世界経済についてとか、企業論とか、投資論とか、書いてあるのかと思ったら、そんなことは一切書いていない。とにかく、どうやったら「損切り」を早いところ済ませる心ができるかとか、如何に負けても負けない心を作っていくかなんて、殆ど宗教書か自己啓発本みたいなものだ。

 結局、デイトレーディングってものは、実態の企業経済とは殆ど関係のない、単なるゲーム。まあ、競馬、競輪、オートレース、競艇などは単なる予想ゲームだし、パチンコは多少は技術が関わるゲームだし、まさしく相手のあるポーカーの見えない相手版だというのがデイトレーダーの世界なのである。

 ウーム、これは私が足を踏み入れる世界じゃないな。

 私の場合は、やはり株を購入する以上は、その会社のことを知ろうと思うし、その会社が儲かれば一緒に嬉しいと思いたいと考えるし、その配当を受けたいと思うという、普通の投資者感覚で株式投資を考えたいと思う。やっぱり「投機」じゃなくて「投資」をしたいじゃありませんか。

 まあ、その意味では「デイトレーダー失格」ですね。

 まあ、失格してもいい。ほとんどデイトレーダーって、逆に人間を失格してる人たちだもん。

 

 

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コメント

ディトレードはその日に手仕舞して終わり。翌日、暴落しようが震災があろうが関係なし。長期保有者の企業に思い入れもありません。思い入れのある企業の株をまだ上がるまだ上がると保有し続けて金時間と共に無駄にしてる人たくさんいるし。
ディトレーダーは人間失格っても多少勉強はしましたよ!
安い時給で上司同僚クレーマーに神経すり減らしてるよりは自宅で家事の合間にパソコン見てる方がよっぽど楽です。

いや~皆さん十人十色の考え方があって面白いですね。非常に参考になりました。株は難しそうなのでもっと研究して少しずつやってみようと思います。

tsunokenさんは言っていることと行っていることが矛盾している。株を保有し続ける事を目的とした中長期投資がしたいのならば、なぜ短期投資のデイトレの本を読むのだろうか?本当に企業と喜びを分かち合いたいなどと言うのであれば長期保有を目的とした銘柄選びの本を読めばいいだろう。そして、そこまで言うのならば、当然経済をしっかり学んでいるはずだが、もしそうならばデイトレードを否定するようなことは言わないはずだ。それは、デイトレーダーが絶えず株を売買することによって流動性が生まれ、企業が資金を調達しやすくなるという事実を理解しているはずだからだ。無知で卑しいがために本のタイトルの「成功」の文字に飛びついてて、それをやる勇気がないとなると批判に転じる様は、ブドウを食べれなかった狐のようだ。そもそも投資という手段は金を増やすという目的のためのものではないのか、なぜ手段のための目的として捉えるのだろう?いろんな意味で矛盾していてその矛盾の原因となっている卑しさがスケスケで、見ているこっちが恥ずかしくなってくるほどだ、悔しければブドウを食べてみることだ、酸っぱいのか甘いのかはその時に分かるだろう。

自分が上手くいかないと、みんなも上手くいっていないと思いたくなるものですよね。
どんな世界にでも勝ち組と負け組がいる。そして負け組は勝ち組を否定する。

これは持論ですが、お金をどう稼ぐかはたいした問題ではないと思います。大切なのは儲けたお金をどう使うかだと思っています。

株の専業で生活しているものです。
デイトレードもやれば長期投資もやります。

デイトレードに対する偏見は当然多いですが、私のような人間がそれに対して反論を述べないと、一般の知識のない人達の偏見はさらに深まると思うので書きます。

要点は2つ
・流動性が価値である
・投資の利益の対価はリスクの甘受である

まず最初の点から。
デイトレードとは日計りとも呼ばれ古くは江戸時代から存在しました。
彼らが提供しているものは流動性です。
そしてこの流動性こそが、長期、中期投資家、そして株を発行している企業にとっての価値なのです。
例を上げて説明します。
例えばソフトバンクに1億円投資することは現在の株価で4万株ほど買えばいいわけですが、それは数秒でできます。
なぜかというと流動性があるからです。
流動性があるというのは、デイトレや短期筋がいるということです。
いつでも株を現金に換金できる。
これこそが流動性の価値です。
流動性のある銘柄は適正な株価に評価される傾向があり、どちらかといえば高い値段に評価されます。
このことによって企業はエクイティファイナンスを有利に行う事ができますし、買収ファンドなどの標的になることを避けることもできるのです。
ではデイトレがいないとはどういう状態でしょうか。
一日に出来高が存在しない銘柄、売り板も買い板もない銘柄。
こういう銘柄は1億はおろか100万円すら投資できません。
なぜなら売りがないから買えず、買いがないから売れないのです。
こういった銘柄を買うことはいざ売りたい時に売ることができずリスクを増加させます。
これが、流動性が価値という意味です。
また流動性の少ない銘柄は株を買うときに
も売るときにも多大なスプレッドを負担せねばならずそのコストは投資家が負担することになります。
こういった流動性プレミアムの存在しない銘柄は低い株価のまま市場で放置されます。
投資家は投資することができず、企業もファイナンスを行えず、企業にも投資家にもそして景気にもマイナスとなります。

次に二点目。
長期であろうと短期であろうと投資家の利益の源泉はリスクの甘受です。
イニシャルの株発行であろうと二次売買市場であろうと全く同じで、リスクの対価として利益を得る権利を有します。

フェイスブックの初期の株主が利益を得たのは、フェイスブックがうまくいくかどうかわからないのに金銭を貸したからです。
つまりリスクをとったからです。

私は短期投資も長期投資もどちらも行いますが、本質はリスクを請け負うことであると認識していますから、短期が悪くて長期が良いなどとは思いません。

短期売買は流動性という観点で市場に貢献しています(それは空売りであってもそうです)し、その流動性は前述のとおり長期投資家にとっても、株を発行している企業にとっても重要なモノです。
(流動性プレミアムといって流動性がない銘柄は株価が安い)

あまり偏見を持たずに投資をしていって欲しいとおもいます。

仕事柄書くのが得意とはいえ、毎日すごいですね!!ぼくは昨日40年ぶりの中学の同窓会にいきました。昼からで夕方終わり。かえったら即寝是佛ーー::  本も読むのがはやいんですね!!うらやましい~~::
ぼくも金のある時は株をやっていました。上がるときにいい株を10ほど買う。そうすると大体2割程度あるいは以上の儲けがありました。
下がっているときは(全体的に)ぜったいに手を出さない。
まあ半年程度は持つということですが。
それ以上のときもある。
デイトレーダーは一年ぐらいは儲けが続くこともあるでしょうが。
せいぜい1年でしょうねえ!!
この作者たちは1年ぐらいでデイトレーダーで儲からなくなり、
それで本を出して儲けようと思ったんでしょう^^
株でずっと儲ける人なんていませんよ。
自分のスタイルを作るのでもかなりかかりますから!!
ついでに書けば、ぼくは株では10年で倍ぐらいにしました。
その程度です。
それ以上の儲けがあったら奇跡でしょうねえ!!
金をなくすのは簡単です!!
ぼくの金、数千万、ぼくの知らない間に父親によって
詐欺師へわたりました~~~~~~~
(父親は詐欺師が好きですねん~~~~)

そのあと1年後、自律神経失調症になり!!
医院に通うようになり~~
そして阪神大震災で身代 パーで~~
いま預貯金218円程度で 生きています
まあこれでも 生きれるのだから 不思議ともいえす(^____^)::

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