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2012年10月13日 (土)

『繰上和美―時のポートレイト』展を見に行く

 東京都写真美術館へ『繰上和美―時のポートレイト ノスタルジックな存在になりかけた時間。』展を見に行く。

2012_10_12_010_2

Kurigami2(c)Kazumi Kurigami

 繰上和美といえば日産、ソニー、サントリー、ブリジストンなどの広告写真でモノクロを多用した、いわゆる「カッコイイ」写真で有名であり、永瀬正敏と宮沢りえの出演する『セラチンシルーバーLOVE』というスタイリッシュな映画でも知られる写真家である。

 そんな繰上のアサインメントで撮られた写真ではないスナップ写真の展示会である。

 スナップ写真に何か意味があるのか? と問われて正鵠を得た答えを出せる人はいないだろう。本来そうした意味性とは離れた場所に生息するスナップ写真が、繰上のように広告写真というまさしくアサインメントの極地にいる写真家にとっての、自らの生命を取り戻すきっかけになるのであれば、それは多くの癒しの時になるのであろうが、そうした意味を持たない写真群をこうして展示し、一般の目に晒すという行為は、何の意味があるのであろうか。

 写真が「作品」として撮られた以上、それは人の目に晒されることが前提になって存在しているのであるが、スナップ写真として撮られた時点では、それが「作品化」することが前提にはなっていない、というのが我々アマチュア・フォトグラファーの考え方であるにも関わらず、しかし、スナップ写真として撮られた時点でそれを「作品化」することが前提になっているプロフェッショナル・フォトグラファーという立場は、何ともはや皮肉な立場としか言えないのではないだろうか。

 まさしく、写真によるプロフェッショナル・フォトグラファーの自己疎外とでも言うべき、スナップ写真のあり方である。

 そんな繰上和美氏が自らの写真を自ら解説する「友の会特別内覧会」は10月30日に開催される。

 その結果はまた改めてご報告することにして、今日は取り敢えず疑問だけを提出しておく。

2012_10_12_023_2

EPSON RD1s Elmarit 28mm/F2.8 @Yebisu (c)tsunoken

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