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2012年9月21日 (金)

『留学のほえづら』は「無知は恥」ってことを思い出させるバカ話

 22人の海外(と言ってもこの本の場合は全部アメリカだが)留学体験を面白おかしくコミック・エッセイの形でまとめたものなのだが、よく分からないのが、何故「語学留学」なんだということなのである。

『留学のほえづら もう笑うしかない! 海外留学生22人の泣きっつら体験』(沼越康則&ふじいまさこ著/アスキーメディアワークス/2012年7月13日刊)

 海外留学というものは、基本的に日本では学べないこと(ばかりでもないだろけど)を海外の学校に行って学ぶっていうことなんだろうけれども、語学留学っていうのは、行ってその国の言葉を学校に行って学ぶということだから、なんかその辺に二重によく分からないものがある。

 つまり、本来の海外留学は語学じゃないものを学ぼうということで、語学は留学前に既にマスターしておくべきことなわけではないのだろうか。別に、日本にいても英語学校はたくさんあるわけで、そうした日本の英語学校で学べば英語は話せるようになるわけでしょ。おまけに中学から6~10年間も英語は勉強している。それをなぜ、わざわざ「その国」に行って学ぶ必要があるのか。別に、その国に行って普通に生活してればいやでもその国の言葉は話せるようになるわけで、それをわざわざ学校に行く理由ってのは何なのだろう、と考えてしまうのだ。

 勿論、話せるだけじゃだめだ、文法やリーディング、ライティング、ロジカル・スピーキングなんかの高度な英語が使えるようになりたい、というのなら多少は分かるのだが、どうも本書を読むとそこまでの高度な語学の問題じゃなくて、もっと日常レベルの英語をわざわざアメリカまで行って、アメリカの英語学校に通って学ぶっていう。

 だって、アメリカの英語学校というのは、アメリカ人は通わない筈だし、基本的に日本人、中国人、韓国人などのアジア人ばっかりのようである。メキシコ人、ブラジル人、ドイツ人、など中南米のスペイン語・ポルトガル語圏やヨーロッパ人はあまりいないようだ。で、そんな中で英語を学んだとしても、周囲にはアメリカ人がいない環境ではアメリカ語を学べるんだろうかというのが気になる。

 というか、別に日常レベルの英語でいいのなら、学校に行かないで、アルバイトでもしちゃった方が、もう無理やりにでも英語を使わなければ生きていけないのだから、その方が英語を早く習得できるんじゃないのだろうかと思うのだが、どうだろうか。ま、勿論グリーンカード持たないで働いちゃいけないんだけど、正規の社員じゃなければ普通は分からないし、語学の修得が目的なら安い給料でもいいわけだし。

 ということで、本書に書かれた「海外留学生22人の泣きっつら体験」といったって、なんか単に面白いというだけで読んでしまうのだった。言ってみれば、そんなことは当たり前! 行かなくてもわかるでしょ、ってなもんである。

 内容は、ホームステイのホストファミリーのとんでも話や、シェアハウス仲間のとっても付き合ってらんない奴ら、英語を全然教えてくれない英語学校、何故か女性が多い語学留学生の男性とのアブない話や、友達関係のとんでもない奴の話や、インターンに行った会社のガッカリな話など、まあ、いろいろ留学にまつわる面白いネタはいくらでもあるだろうし、その中から上位22の話をマンガにしたわけなのだが、まあ、およそ予想のできる話が多い。特にホストファミリーのとんでも話なんて、アメリカが人種の坩堝だってことが分かっていれば、当ったり前の話ばっかりだ。って言うか、意外と皆無知なのね。

 こんなだったら、私の「赤坂、酔っ払い英語学校」の方が、よっぽど役に立つ。

 で、結局は沼越氏の『ネイティブ500人に聞いた! 日本人が知らない、はずむ英会話術』や『スーパーリアルDVDで 素のネイティブ200人と対話すれば リスニングが急激に伸びる! 見る英会話留学』という、なんかやたら長いタイトルの本の宣伝がそこかしこに入ってくる、宣伝本なのであった。

 まあ、それが目的だったのね。

 じゃあ、私も宣伝に協力させてもらおうか。

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コメント

トラックバックにくだらないことが書いてあるけど、皆さん騙されちゃいけません。
要は、日本にいたら英語は絶対にうまくならないってこと、じゃあアメリカの英語学校にいったらうまくなるのかといえばそれもダメ。
基本的には、いやでも仕事をしにアメリカにいくことです。絶対に「アメリカ語」はしゃべれるようにはなれます。
ジョン万次郎だって、そうやって英語を学んだんです。

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