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2012年8月13日 (月)

Beads in Africa

 神奈川県葉山にある神奈川県立近代美術館葉山館まで、国立民族博物館との共催イベントである『ビーズ イン アフリカ』を見に行く。

H1

 もともとはこの「頭飾り型仮面(像[人頭]/パミレケ/カメルーン共和国」と題されたこのビーズ仮面の顔の面白さが気になったからである。

W02

(c)Kijuro Yahagi

 なんともはやノンビリした顔にも見えるこの仮面。当然、すべてビーズで作られているわけで、その精緻さは素晴らしいものがある。しかし、「仮面」とは言いながらこのお面をまるまる顔の上から被せるわけではなく、どうもその首の下にあるのが帽子みたいな具合になっていて、それを被って使うようだ。つまり、本物の頭の上に仮面の頭が来るという感じで……。なんかユーモラスですね。

 その他の多くの「仮面」も同じようで、多くは動物(四足動物や鳥)が形取られている。多分、その動物がその人か、その一家の祖先の霊か何かで、それを祀っているのだろうということで納得。だから、多分この家の祖先は神様だったのではないかな。

 
 その他、帽子や首飾り、腕輪、花嫁の肩掛けなど多くの装飾物がビーズで彩られていて、見飽きることは少ない。更に、そのビーズの素材も、ダチョウの卵の殻や、貝などの天然素材ばかりでなく、ガラスや鉄などの金属でできているものもあり、アフリカの部族たちも自分たちで取ってきた物だけで作るのではなく、交易によって手に入れたものでビーズを作ったということがわかる。貝にしてもタカラガイなどは古代中国では貨幣や、宝石や貴金属のようなものとして使われており、まさにそれらは交易を通してじゃないとアフリカの人たちの手には入らないものである。

 つまり、それはアフリカが決して暗黒大陸などではなくて、古くから様々な国々と交易を行ってきていた、かなり発達した文化を持っていたということの証左であろう。確かに、南アフリカなどは、東インド会社とイギリスの中間地点として、交易には実に適した地ではなかったのではないだろうか。

 そう考えてみると、そのアフリカを暗黒大陸として、まるで「未開の地」という扱いをした西ヨーロッパ人たちの犯罪性を認めなければならないのだ。

 アフリカというのは人類発祥の地である。しかし、そんなアフリカに対する尊敬の念ももどかは、世界征服をしようとした西ヨーロッパたちはアフリカを収奪の地としてしか存在を認めてこなかったわけだ。実に残念な歴史というしかないが、しかし、いまや多くの発展を遂げつつあるアフリカに、いまでも民族遺産としてこうしたビーズ細工が残っているのを見ると、その健全さに安心をするとともに、いまや意識してそうした民族遺産を残さなければいけない、我々の世界の貪欲さをも感じてしまい、ちょっと残念な気分にもなる。

 まあ、そのビーズ細工の豪華さとか、装飾の派手さなどを見るだけでも面白いですがね。

『ビーズ イン アフリカ』は10月21日まで開催。展覧会図録は9月8日にならないと出来ません。

 神奈川県近代美術館葉山館のサイトはコチラ→http://www.moma.pref.kanagawa.jp/public/HallTop.do?hl=h

2012_08_12_0033_2

ミュージアムショップで買ってきたビーズ製のンデベレ族の可愛い人形(でも、呪術用だそうです)と、ブレスレット。

Nikon D7000 Nikkor 70-300mm (c)tsunoken

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