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2012年8月12日 (日)

『働く女性 28歳からの仕事のルール』も大事だが、問題はそのための社会的インフラじゃないだろうか

 仕事をする上で男も女もないんじゃない……っていうのは、男の勝手な言い草なのかもしれない。

『働く女性 28歳からの仕事のルール』(田島弓子著/すばる舎/2012年6月26日刊)

 いざとなれば、結婚して家庭に入るという選択肢もある女性の立場になってみれば、「理不尽な指示は、いくら上司でも我慢できない」「納得がいかなければ、たとえ仕事でも断然イヤ!」という考え方になっても仕方ないのかも知れない。その辺、男の場合は「上司というものは基本的に理不尽なものだ」「納得がいく指示なんかはある筈な」という判断をして、大人になったら仕事をするのは当然でしょ、ということで、まあ単純に「な~んんも考えずに働ける生き物」なのだ。う~ん、まったく「女子と小人、養いがたし」であるなあ、まったく。

 といううことで、そんな「働かなくてもいい女子」が一人前のビジネスウーマンになるための6つの具体策が掲げられている。

一人前の仕事術①「内的動機」でプラスのオーラをまとう
一人前の仕事術②「行動目標」でモチベーションを上げる
一人前の仕事術③「自分視線」から「仕事視線」で一皮むける
一人前の仕事術④「人と動く」ことで大きな成果を上げる
一人前の仕事術⑤「相手のルール」でプレイする
一人前の仕事術⑥ココ一番! では「女優」になる

 こんなの、6番目以外は男でも当たり前の仕事の上でのルールである。要は、仕事である以上、最初は「相手のルールで闘う」しかないわけで「自分のルールで闘う」ことができるのは、もっと仕事の上で優位に立った立場でなのだ。しかし、そんな当たり前のことであっても、キチンとお話をしなかればならないのが「女子」ってもんなんですね。

 そして、そんなことで「一人前のビジネスウーマン」になれば、その次に待ち構えているのが、女性マネージャー(管理職)への道である。そんな女性マネージャー候補者に向かって田島氏はこういう。

1 いずれやってくる仕事。それが「マネージャー」
2 せっかくのチャンスをとことん楽しもう!
3 次世代モデル「調整型マネージャー」のススメ
4 マネージャーになったら「やるべきこと」はこう変わる
5 女生とマネージャー。相性がいい「2つの理由」
6 1分で部下を動かす! 「コミュニケーションフレーズ」

 ということで、女性マネージャー候補者への心得というか、女性マネージャーとしての考え方を示すのであるが、でも、それは女性でも男性でも上に行けば行くほど「マネージャー」としての考え方は同じくなってくるのである。つまり。ここで筆者が語っていることは、男性でも女性でも関係ない「当たり前」のことなのだ。

 つまり、上級になればなるほどマネージメントの立場が、女か男かは関係なくなるということですね。それは当たりまえ。とはいうものの、まだ女性社長がメジャーになる時代にはすこし遠いであろう。でつまり、これから急増しそうな女性中間管理職の時代における、女性マネージャーのあり方を説いた本書なのであるが、やはりそれは「女性が現場で働くこと」において許されていた「女性らしさ」というものが、マネージメントクラスになっていくに従ってその「女性らしさ」はなくなっていくということなのだ。

 ただし、その「女性らしさはなくなっていく」とは言っても、それは「女性が男性化していく」ということではない。ましてや、いまや緒方貞子さんの時代ではないのだ。つまり、その段階になってしまえば「男性も女性もない」という状況のなかで、普通に女性らしくマネージャーになっていく、ということでしかない。で、その女性らしくという部分の「女性」というのは「子どもを産む」ということだけだろう。それ以外の分野では、女性だろうが男性だろうが関係ない。一番大きい問題は「子供を産む」という女性にしかできない仕事を、どうやって社会的な仕事の中で生かしていくかということなのだろう。

 つまり、「子供を産む」「子育てをする」ということを、如何に「社会化するか」ということである。たまたま、私は専業主婦である妻のおかげで一女二男に恵まれたわけだけれども、そんな専業主婦でなくても、マネージャー職にある女性でも、3人ぐらいの子どもを育てられる社会にならなければ、日本の少子化の問題は解決しない。

 そうした、社会インフラの整備というテーマを解決しなければ、女性マネージャーを育てたいといっても、なかなかなり手は出てこないのではないだろうか。

 したがって、田島氏の言うように、女性マネージャーに「なる人の教育」はいいとして、同時に、そういう人たちが普通の存在になれるような社会を作るためのインフラ整備をすることの方が大事なのではないだろうか。

 なーんて、妙に慎重になったりして……。

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