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2012年7月19日 (木)

問題は『みんな不妊に悩んでる』という問題じゃないんだよな

『東洋経済』7月21日号のカバー・ストーリーは『みんな不妊に悩んでる』である。勿論『東洋経済』だから、基本的には不妊クリニックとか、不妊治療にいくらかかるかとか、不妊ビジネスの方向に話は行くわけなのだが……。

 一般に、2年以上避妊なしで性交しても妊娠しない場合に不妊症と診断されるそうだが。

『どの国でも、不妊症を抱えるカップルが、10~15%の割合で存在するといわれる。ただし、日本の場合、“晩婚化”と“晩産化”が不妊を深刻化させている。2011年には、女性の平均初婚年齢が29.0歳まで上昇。新生児の約6割は、30代のママから生まれているのだ。』

 ということである。

 当然それには女性の社会への進出と、あるいは進出せざるを得ない社会状況というものがあるわけである。

 ポジティブな面から見ると、女性の社会への進出はいいことである。女性の仕事に対する姿勢や能力はきわめて高く、男のグータラ・サラリーマンよりはよっぽど高く評価されるべきである。国連難民高等弁務官を務めていた緒方貞子さんから、マッキンゼーを経て経済評論家になった勝間和代さんまで、日本には優秀な女性が数多くいる。

 しかし、同時に、今、若い女性がそうしたキャリアウーマンを目指すということになると、大学あるいは大学院を出て30歳になるくらいまでは、まあ独身ですごすということになってしまうだろう。それは、男が大学あるいは大学院を出て30歳になるくらいまでは、それまでに結婚を決めていなければ大体独身ですごすのと、同じ理由によるものだ。要は、まだまだ下積みで修業期間であるということで。

 とすると、それから恋愛期間を過ぎて結婚ということになると、いやでも30歳代後半かオーバー・フォーティーになってしまうだろう。ところが、この一番大事な時期、つまり25歳~35歳までが出産の適齢期という人間の基本的な人生を踏み外してしまうことになる、というのがネガティブな面。

 まあ、男は精子さえ作る能力があれば60歳でも70歳でも子作りが出来るが、女はそうはいかない。なにしろ、自らの胎内で10ヶ月余りも子供を育て、更には出産というとてつもなく体力を必要とされる作業が最後には来るのだ。勿論、その後の子育ては夫と妻の共同作業になるのだろうが、実はこれも親達の年齢の若さが必要な仕事なのである。だって、子どもの運動会などで、やっぱり大活躍して子どもにいい顔したいでしょう、お父さん。

 ということになると、問題は具体化してくる。要は「結婚していようがいまいが、女性が25歳から35歳までの間に初産できるような社会を作る」ということでしかない。

 つまり、徹底した個人主義の国、フランスやスウェーデンのように婚外子に対する社会的な偏見をなくすと同時に、法的にも婚外子と嫡出子との間の法的な差別をなくすことである。更に、婚外子で子どもを作ったお母さんたちが仕事を「普通に」こなせるための、保育施設などの充実も必要だろう。

 ちなみに、世界各国の婚外子状況をみれば、アイスランド63.6%、スウェーデン56%、ノルウェー50%、デンマーク44%、イギリス43%、アメリカ33%、オランダ31%、イタリア10%とまあ、カトリックの国イタリア、フランスが、プロテスタントの北欧・イギリスに比較して婚外子が少ないのは分かるが、でもそれと比べてみても日本の1.93%って、すごく低いとしか言えないのではないか。(Wikipediaより)

 勿論、婚外子は少ないほうがいいのかもしれない。やっぱり、子どもには両親があったほうがいいし、必要なときもある。しかし、男と女がヤッチャえば子どもができる可能性はあるのだ。と言うより、それが若い女と男であればあるほど、子どものできる可能性は高い。

 だとしたら、やはり婚外子に対する法的な差別からなくすことでしかない。それがあれば「出来ちゃった婚」なんてくだらないものはなくなるのである。

 男と女は好きなときにセックスして、子どもが出来たらそこで結婚するか、どうするか決めればいいのである。別に結婚しなくても大丈夫っていう社会的バックボーンがあれば、女性も自由な生き方を選択できる。

 問題は、社会的な方法論と、法的な方法論でなんとかなるのではないか。あとは、私たちの考え方で、婚外子と嫡出子を差別しないことだ。

 結局、人間の男と女も所詮「動物」なんだよな。だからサカリがつけば性交をしたがるわけだ。しかしその結果、子どもができたときに「社会化」するわけだ。ここが、動物と違うところ。

 まあ、だからその生まれた子どもを社会全体で育てるという環境を作るというのは、言わば、昔の村で行われていた、村全体の子ども(だって、夜這いで出来た子なんですぜ)という考え方で出来るはずである。

 特に、侍ではない、百姓社会の日本ではね。

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