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2012年7月26日 (木)

『山賊ダイアリー』は『2』になって、本当の「山賊ダイアリー」になった

 山の猟師の「エッセイ・マンガ」は快調である。

『山賊ダイアリー 2』(岡本健太郎著/イブニングKC/2012年7月23日刊)

 2月2日に書いたブログ「『山賊ダイアリー』が本当の山賊ダイアリーになるのはいつ頃だろう」に続く第2弾が7月に出た。

 第1巻目のときはさんざん酷いことを言った私だが、2巻目になって確実に「猟師」になっている岡本氏を見ると、多分このまま猟師生活を送りながら、(これまでとは逆に)余技としての「マンガ」を描いていくんだろうなこの人は、という感じになってくる。

 ただし、いまだに空気銃しか持っていない岡本氏は、やはりイノシシやシカなどの大物は銃では仕留められなくて、大半は鳥の猟だけで、罠猟と棍棒だけで獲ったイノシシの話が一話だけ出てくる。まあ、しかし罠猟とはいえイノシシを獲ったのであるから、これは猟師としてはすごいことなんだろうな。そして、多分このまま「猟師エッセイ・マンガ」として定着してしまうと、今後、読者のエスカレート要請にどうやって応えていくんだろう、この作者は、という気分になってしまう。

 読者としては、最初の頃の小鳥を空気銃で捕らえていた時期から、だんだんスケールアップしてイノシシやシカやクマなんかも捕らえてほしいと言う風になるのだ。果たして、普通の猟師としての作者がそこまでの読者の要請に応えることは出来るのか? あるいは、それを無視して「普通の猟師のエッセイ・マンガ」として作っていくのか? 

 あ、まあ次は空気銃から散弾銃にアップするという方法論があるのだろう。そこで狩猟範囲が広がるし、更には散弾銃からライフル銃になって、もっと大物をしとげるという話も……、はないだろう。

 要は、やはり岡本氏は「空気銃猟師」であるところが、「エッセイ・マンガ」家としては面白い直だからな。

 というところで、今回も上にあげた罠猟で挙げたイノシシ以外は、これまでと同じような鳥ばっかりの話である。まあ、61話のスズメバチを除けばね、っていうより、スズメバチも猟師の領域なのかよ、というのがちょっと不思議でしたけどね。

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書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

ところが、ヤクザなんかの違法銃器は増えているんですね。まあ、まさしく警察の「とりあえず見えるところだけ取り締まっておけばいい」という事なかれ主義が蔓延っているわけです。
ますます腐っていくこの国の有様です。

この漫画は3年前が舞台ですつまり佐世保の事件が原因となり銃刀法改正が行われる前の世界。
法改正後は銃の所持が出来なくなり(経験者の技能講習の手続きが出来ないのです)猟師が激減しました。
野生動物の農作物被害が増え、警察が横暴になり猟師を犯罪者の予備軍のように扱います。
現場を知らない自治体は無策無能ぶりを発揮します。
マスコミは問題を正しく理解出来ないし今の猟師は悲惨です。
銃刀法を元に戻せば問題はいくらかは解決するんですけどね。
そもそも佐世保の事件は銃刀法の問題なのか?
責任を猟師や銃の所持者に押しつけていないだろうか?。

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