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2012年7月15日 (日)

『オレの宇宙はまだまだ遠い』はまだまだ感動からは遠い

 人気コミック『宇宙兄弟』のコラボレーション・マンガである。

 書店員、吉田新二の日常を淡々と追ったマンガなのである。しかし、どうも私はこうした「エッセイ風マンガ」というか、「日常のなんでもない日を淡々と語る」風のマンガには、なんか違和感を覚えるのである。

 同じエッセイ風のマンガでも、西原理恵子氏のマンガとか、ヤマザキマリ氏の作品とか、まあ(ほんのちょっとですが)破天荒な展開があるほうが「マンガ」かなというイメージがあるので、こうした「何にもない日常」を描いた作品って、ちょっと不得意ではある。

『オレの宇宙はまだまだ遠い』(益田ミリ著/講談社/2012年7月23日刊)

 主人公は;
名前:土田新二
年齢:32歳
出身:山形県
独身・既婚:独身
ニックネーム:土田
書店員歴:10年
彼女いない歴:6年
影:薄いほう
結婚願望:けっこう、ある
「いい人」とよく言われる

 というひと。

 つまり、田舎から東京の大学を出て、そのまま東京に居たいがために東京の書店に勤めてはや10年というところなんだろう。多分、本好きのようだから、本当は出版社に勤めたかっんだが入れず、結局、本屋さんの店員になっているわけだ。

 その日常は、帯にも書かれている通り『こんなはずじゃなかった、でもなくこんなもんだろう、でもないオレの人生。書店員・土田くんの人生にあったかな未来はあるか!?』というとおり、実はそんな人生を男は(女も?)送っているのである。「オレの人生はこういうもんだ!」と堂々と言える人は、本人の勘違いを除けば、ほとんどいないのが人生ってものだ。

 だとしたら、そうやって「普通の」人生を「普通に」送って、「普通に」生きて行くというのが、やはり「普通の」男の(女の)人生ってもなのなのかなあ、なんて考えてしまうと、それじゃあホンにできるような人生は送れないじゃないかよ、ということを言われそうだが、基本的にはみんなの人生は、そんなもんだ。とくに、物書きの人生なんかは「平凡」を絵に描いたようなもので、しかし、そんな平凡な人生を送りながら、非凡なストーリーを考えることが出来るのが、ライターなのである。

 そう、人生なんてものは「平凡」の積み重ねに過ぎない。本来はね。

 でも、そんな平凡な人生であっても、非凡な人生を「考え出すことは」可能なのだ。ということを、考える必要はあるだろう。だって、他人を感度させるのは、そんな非凡な体験・人生なのだから。

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