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2012年6月20日 (水)

『事業計画書」のつくり方』を読んでも事業計画書は作れません。何でかって? それはあなたに問題があるのです

 確かにこの本を読んで、事業計画書のフォーマットやその他の書類のフォーマットをダウンロードして、それを上手く利用すれば事業計画書は出来そうであるが……。

51の質問に答えるだけですぐできる「事業計画書」のつくり方』(原尚美著/日本実業出版社/2011年12月1日刊)

 51の質問とは<質問1 あなたが喜ばせたい人は誰か?/質問2 なぜ、その人は喜んでくれるのか?/質問3 なぜ、あなたから買いたくなるのか?/質問4 なぜ、あなたは喜ばせることができるのか?/質問5 その事業の5年後の姿は?/質問6 5年後、どのくらいの数字を出しているか?/質問7 お客さまはどんなタイプの人か?/質問8 顧客に提供できる本質的な価値は?/質問9 どんな経営資源を持っているか?/質問10 市場での立ち位置をどこにするか?/質問11 物理的な事業エリアは?/質問12 事業を取りとりまく政治情勢は?/質問13 事業をとりまく経済環境は?/質問14 事業をとりまく社会情勢は?/質問15 事業をとりまく技術革新の状況は?/質問16 市場規模はどの程度か?/質問17 競合他社を3社あげてみる/質問18 競合他社の強みは何か?/質問19 顧客にとっての価値は何か?/質問20 顧客の負担感はどの程度か?/質問21 顧客にとっての利便性はあるか?/質問22 顧客とのコミュニケーションの方法は?/質問23 顧客に求められる独自の強みは何か?/質問24 他社と比較したときの自社の強みは何か?/質問25 商品の本当の価値は何か?/質問26 商品のネーミングは?/質問27 対象顧客に合った売れ筋商品を揃えたか?/質問28 商品の価格はいくらにするか?/質問29 流通チャネルは?/質問30 プロモーションとその目的は?/質問31 ITをどう使うか?/質問32 ビジネスモデルをストーリーで語る/質問33 事業が続けられる理由は何か?/質問34 利益を生み出すポイントはどこか?/質問35 基本的な組織の形態は?/質問36 意思決定の流れと役割分担は?/質問37-1 見込み客を5社あげてみよう/質問37-2 見込み客はどれだけか?(小売店や飲食店の場合)/質問38 商品ごとの販売数は?/質問39-1 製品1つあたりの原価は?(製品を自分でつくる場合)/質問39-2 製品ごとの予定仕入価格は?(仕入販売の場合)/質問39-3 原価に入れる項目は?(サービス業の場合)/質問40 採用計画はどうなっているか?/質問41 資産を4つに分けてみよう/質問42 販売費と管理費はどのくらいになるか?/質問43 融資の利息はどれくらいか?/質問44 税金はいくらになるか/質問45 一言で商品の本質を表現する/質問46 他社に負けない強みを短い言葉で表す/質問47 他社がマネできない独自の戦略は何か?/質問48 強みを維持する仕組みはどこか?/質問49 事業を裏付けるプロフィールは?/質問50 読み手として見たとき、見やすい目次か?/質問51 めくってみたいと思わせる表紙か?>という51の質問である。

 それを、北海道で取れる「トヨムスメ」というショ糖含有率が飛びぬけて高い大豆原料を使った、健康的なマヨネーズ(と言ってはいけないそうであるが)「ソイ・マヨ」をこれから商品化するベジタブル・マヨネーズ社という架空の会社を例にとって説明していく方法は、なかなか優れている。私のような起業素人でも読んでればなんとかなりそうである。もっとも、私が今そんな事業計画を持っているような状況ではないので、実際には事業計画書は書けないが。

 確かに、この51の質問に明確な答えを持っている人がいて、それを事業計画書のフォーマット(パワーポイント形式)と計算書(エクセル形式)に落とし込めば、そのまま事業計画書になってしまうという、スグレモノの本である。それっ、一気に起業だっ、資金集めだっ、融資だっ、と行きそうである。

 がしかし、それをこの本を読んだ人のどれほどがそれを実行できるだろうか。実は、世の中のほとんどの人は「自分のことをよく分かっていない」人たちなのである。他人から見ればそれなりに「モノ」を持っているように見える人であっても、意外と自分では自分が見えていないのが人間である。当然、何か新しい事業を考え出してそれなりに成功策が見えているようであっても、しかし、それを客観的に見ることは自分では出来ないものだ。

 で、この本を読んで、フムフムなるほどなあ、と考えて事業計画書をダウンロードして作ってみるのだが、なんか腑に落ちない…………で、結局なんだ「原&アカウンティング・パートナズ」に行き、そこで相談しながら事業計画書を作ってもらうことになるのだ。

 そう、それは自分で自分の事を客観的に見られることの出来ない人には、この本を読んで事業計画書を書くことは出来ないのだ。というよりも、それが普通。当たり前である。

 しかし、そうやって事業計画者を客観的に見られる事業計画書でないと人は説得できない。出資も融資も頼めることは出来ない。

 ということで、実は、この本は、この本の著者・原尚美さん主宰する「原&アカウンティング・パートナーズ」の販促資料、セールス・ツールなのでありました。

 ウ~ム、販促ツールを1600円(税別)で売ってしまうという、ビジネスモデルではあったのであります。

 美人はトクだなあ……。

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