フォト
無料ブログはココログ

Amazonウィジェット

  • Amazonおまかせリンク
  • おすすめウィジェット
  • Kindle

« 『東京人のしきたり』じゃなくて、これは日本人のしきたりなのである | トップページ | 『MY HOUSE』が何故、名古屋で撮影されたのかということについて »

2012年6月 1日 (金)

『勝間和代のインディペンデントな生き方 実践ガイド』で「なるほど」なこと、残念なこと

 本書は勝間和代氏の2006年の処女出版『インディでいこう!』を改題したもので、その後の勝間自己啓発書の出発点となったものだ。

『勝間和代のインディペンデントな生き方 実践ガイド』(勝間和代著/ディスカバー携書/2008年3月1日刊)

 しかしまあ、この6年間、勝間氏の言っていることはまったく変わっていないのね。それも当たり前といてしまえば当たり前なのだが、このブレのなさというか、変わりようのなさというのが勝間氏の魅力なんだろうか。あるいは、社会がまったく変わっていないことの証左なんだろうか。

 インディペンデント、つまり自立した女性になりましょうという勝間氏の提案はなかなかいい。しかしそのインディペンデントな女性の生き方を具体的に上げているのだが;

1 年収を600万円以上稼ぎ
2 いいパートナーがいて
3 年をとるほど、すてきになっていく

 そして、その2のいいパートナーの条件とは;

1 年収1千万円以上を余裕を持って稼げる男であること
2 インディの価値を認められる男であること
3 インディと一緒に、年齢とともに成長していく男であること

 と、なかなかに厳しいのである。

 女性で600万円以上の年収があるのが、働く女性の中の10%。男で年収1千万円以上もやはり働く男の中の10%程度ということは、しかし、かなり厳しい条件になってしまうのではないか。まず、20代で1千万円以上の年収があるのはごく少数の割合でしかいない筈で、30代だって結構少ない筈だ。40代、50代になってしまえば、それなりにいるかもしれないが、しかしそれではおじさんばっかりが、結婚対象になってしまうではないか。

 出来れば20代、あるいは30代前半までに結婚したいと願う女性の結婚相手が40代、50代では哀しいですよね。女性だって600万円以上の年収を稼ぐためには20代では無理ということになってしまえば、世の中おじさんとおばさんのカップルばっかりになってしまう。そんなことを言っているから、女性の初婚年齢がどんどん上がってしまって、初産の年齢もどんどん上がってしまって、それこそ少子高齢化社会に拍車がかかってしまうのではないだろうか。

 むしろ、とりあえずは年収条件は取っ払っておいたほうがよい。勝間氏が言うように『男選びは最初の一回で成功することはまずない』というのだから、まず年収条件は取っ払ってパートナーを選んで、いずれ年収が上がれば万万歳だし、年収が上がらなければ、その時はその時で考えればよろしい。むしろ、夫婦二人で年収1千万円ちょっとあれば、それはそれでいい暮らしは出来る筈だから、その位で考える方が現実的な選択になる筈である。

 それ以外の部分では、かなりいいことを言っているのだ。

 例えば、『仕事の場の外で学び続ける 英語』の方法論や、『仕事の場の外で学び続ける 読書』、『仕事の場の外で学び続ける 「ながら学習」』などは傾注に値する考え方だ。特に、『読書』の部分での発言『資本主義では、情報はお金そのもの』という言い方はまさに当を得た言い方である。ただし、その中で『インディなら、少なくとも次の量ぐらいはこなしているものです』という言い方で;

・毎日、新聞の見出しにざっと目を通す
・書籍は一週間に0.5冊~一冊
・雑誌は専門分野を一カ月に一冊

 って、随分少ないでしょう。新聞の見出しまではいいとして、書籍を一週間に一冊って、雑誌を一カ月に一冊ってあまりにも情報の量としては少なすぎる。この程度の情報収集量では、とてもじゃないが男には太刀打ちできません。少なくともこの3~5倍くらいの情報収集量がないと「インディとしてやっていく」のは無理じゃないかな。だって、勝間氏自身はひと月に100冊位は本を読むそうだ。私だって週5冊、月に20~30冊位は読んでいる。まあ雑読ですけれどもね。それでもこのテイタラクなのである。インディを目指す女性だったら月に20~30冊位は本を読みましょう。その位読んで、はじめて「情報はお金そのもの」と言えるのである。

 そのほかの「ながら学習」なんてものは「ワールドビジネスサテライト」を見るとかCNNやBloombergを見ましょうというのは、英語に慣れるという効果もあっていいかもしれない。

 ということで、かえすがえすも年収600万円、1千万円というのが可能性としては低すぎて残念だ。

 もしかして、二度も離婚をした原因がそこにあるのかもなんてことを邪推してしまう一冊ではありました。

 

« 『東京人のしきたり』じゃなくて、これは日本人のしきたりなのである | トップページ | 『MY HOUSE』が何故、名古屋で撮影されたのかということについて »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/549500/54841576

この記事へのトラックバック一覧です: 『勝間和代のインディペンデントな生き方 実践ガイド』で「なるほど」なこと、残念なこと:

« 『東京人のしきたり』じゃなくて、これは日本人のしきたりなのである | トップページ | 『MY HOUSE』が何故、名古屋で撮影されたのかということについて »

2017年6月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  

PEN PEN チョートクカメラ日記

自転車フォトグラファー 砂田弓弦

シュクレはお留守番

アローカメラ&我楽多屋

まだ東京で消耗してるの?