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2012年5月23日 (水)

『社会派ちきりんの世界を歩いて考えよう!』なあんてことを考えていたら……

 普通、旅をするというのは仕事でもない限り何らかの知的好奇心から発するものとばかり思っていたのだが、どうもそうでもないらしい。

『社会派ちきりんの世界を歩いて考えよう!」(ちきりん著/大和書房/2012年5月30日刊)

『一方、カリブ海クルーズでは、寄港する街の観光より、ダンス、音楽、パーティーなど船内イベントのほうがより楽しまれているように感じます。これはエーゲ海クルーズの客が純粋な観光客であるのにたいして、カリブ海クルーズ船には「アメリカの裕福な退職者」が多く乗り込んでいるからです。彼らは「食べて、飲んで、話して、ダンスする」ことが大好きで、「開放的な船の上で、たくさんの人と気軽に知り合いになれる」クルーズ旅行を選んでおり、最初から観光ではなく“ソーシャル”な楽しみを期待しているというわけです』という観光客がいるそうなのだ。うーむそうか、だからアメリカ人は団体旅行が好きなのか。何も言葉だけの問題じゃないのね。

 しかし、ちきりんさんって凄いんだな、約50ヵ国も旅をしているのか。私なんか、欧米のみ6ヵ国のみだもんな。

 とはいうものの、50ヵ国旅をしているちきりんさんも、6ヵ国だけの私も、あまり変わりはない。別に『何かを学ぶため、視野を広げるため、成長するため、強くなるため』に旅をするわけではないが、しかし、外国(国内でも)の文化なんかに触れて、我々の国とは違うものを見て何かを考えたいのじゃないだろうか。何らかの知的好奇心というものがあって、それを満足させるために旅に出るっていうのが普通だと思うのだが。

 それにしても、面白いのは南欧についての記述である。

『ユーロ危機で取りざたされる国には、ギリシャ、ポルトガル、スペインなど南欧の国が多いのですが、実はこういった国々は、すばらしく豊かな国ばかりです。まずは、どこも食事がすばらしいです。欧州でも北欧やドイツなど北に位置する寒い地域の料理には、保存の利く塩漬けや酢料理、根菜類が多くなります。
   <中略>
 また、太陽の光の量の違いも圧倒的です。<中略>ポルトガル、スペイン、ギリシャや南イタリアの陽差しは、おどろくほど明るくて暖かく、ひなたぼっこをしているだけでリラックスできます。
 加えて、みんなペースがゆっくりでセコセコしていません。』

 しかし、そんな国だから財政が破綻しても国民はのんびりしていて、それこそ緊縮財政を進める与党は選挙に負けてしまったりするんだな。まあ、国が破綻したって俺たち食うに困らないもんね、ってな具合なのだろう。そんな南の国を脇に見て、一生懸命働いているドイツの人たちって何なのだろう。

 これまでEUをマーケットにしてさんざっぱら稼いできたドイツとフランスである。その罪滅ぼしって訳ではないのだろうが、いまやドイツが「なまけもの」の南欧諸国を潰さないように働いている図というのは、イソップ童話『アリとキリギリス』のラストシーンが逆になったようだ。結局、アリはアリのままで、死ぬまで一生懸命働いているし、キリギリスもキリギリスのまま、歌って暮らしましたとさ、っていうお話。う~ん、何かこの方がリアリティのある話だなあ。

 大体、そういう地だからこそ古代から中世にかけて文明が発達し、ヨーロッパの中心になった来たのだろう。ギリシャ文明やローマ帝国の時代はドイツ、フランス、イギリス、北欧なんかは辺境の蛮族の地だったわけで、それが中世になってハプスブルグ家の神聖ローマ帝国の時代から、少しずつ開拓されて、そんな人が住みづらいところだからこそ、人々は生き延びる方法を研究し、食料を改善し、着るものを改善し、ついでにテクノロジーを発展させ、活版印刷術を発明し、結果として宗教改革まで実現させてしまった。人間は必要がなければ「怠け者」になるし、必要に迫られれば「働き者」になる、という典型例ですね。

 そして、結局は「働き者」は生涯「怠け者」のために働き続けるという社会構造になっていくんだろうな。

 万国の怠け者諸君、もっともっと怠けよう! 怠け者諸国、万歳!

 その他、シンガポール航空が何故世界で一番評価が高い航空会社なのかと言う事も面白かったけど、それはいずれ別の機会に……。

 ついでに言っちゃうと、ちきりんさんの「素顔の写真」が載っています。小さいけどね。

 なあんてこと考えながら家に帰ってきたら(21時30分)、なんと今日の午前中にAmazonに発注したミシマ社の本が、もう我が家に届いていた。つまり、珍しくAmazonのrecommendが私の趣向にヒットしたんだよな。当然、発送料はタダである。

 これじゃあ、リアル書店は太刀打ちできんな。あとは、いかに衝動買いができるような品揃えをするだけだ。つまり、それだけがネット書店で出来ないことだからね。

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