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« 『妄想かもしれない日本の歴史』というけれども、「歴史」というものは基本的には妄想の賜物、「共同幻想」にすぎないのだ | トップページ | 『スカイラインを超えて』は幸せな時代の話。これからはもっとシビアに「スカイラインを超える」のだ »

2012年4月25日 (水)

『股間若衆』ったって、そんなに見つめられちゃあ、硬くなっちゃいますよ。アソコが……

『古今和歌集』≒『股間若衆』、『新古今和歌集』≒『新股間若衆』、『和漢朗詠集』≒『股間漏洩集』という三題噺か? これは。

 しかし、著者の木下直之氏はいたって真面目で同時に不真面目でもある。まあ、こうした本の場合には、そんな態度が一番いいのかもね。だって、あの「もっこり」についての考察なのだから。

『股間若衆 男の裸は芸術か』(木下直之著/新潮社/2012年3月30日刊)

 つまり、あの「もっこり」とは男性器の普通の姿である、勃起していない状態である。朝倉文夫の作品なんて、ほとんど包茎状態の男子の生殖器の「普段の」状態である。本当は、それが「勃起」して「屹立」したときの状態も見てみたいものだ、と思うのだがどうだろうか。

 ギリシアの古代彫刻では堂々と見せられていた男の男根であるし、女の陰裂(これはないかもしれないが)であるのだが、それが禁じられて、男根はイチジクの葉っぱに隠されてしまったり、陰裂はなくてツルンツルンの女性陰部になってしまったのは、キリスト教の弾圧によるものだ。だいたい、あんなちっぽけな葉っぱでもって隠されてしまうほど、ギリシア人の男根は小っちゃかたのかな、なんて思うけれども、そんな小っちゃいチンポでもちゃんと子どもは作れるんだということもギリシアの歴史は示している。

 そう、男根の大きさが男の価値を決めるという人もいるが、別に包茎・短小だって子どもを作って幸せに生きている男もいるんだ、ということを考えてみれば、別に男根の大きさが問題ではない。機能が問題なのだ、ということ。

 でも、この本ではやはりあの「もっこり」に集中せざるを得ないのだ。要は、女性裸体像では「ツルンツルン」に描かれてしまう女性外陰部なのだが、男性裸体像ではどうしても「もっこり」を作らなければけないんだろうか、という問題である。男性裸体像で局所を「ツルンツルン」に描いた彫像はないようだ。とすると、やはり、彫塑家・彫像家・彫刻家には、やはり男のその部分にはちゃんと「もっこり」を作らなければいけないという強迫観念なんかがあるんだろうか。別に、「ちゃんとおチンチン」を彫刻しなければいけないんじゃないのだけれども、でも、まんま作っちゃうのはなあ、なんか気が引けるなあなんてことで、いわゆる「もっこり」になってしまうのである。当然、「勃起して屹立した」ペニスなんてのは彫像ではありえない。

  なんで「もっこり」という形で「誤魔化さなければいけないんだ」というのが木下直之氏のスタンスなのだけれども、「別にいいじゃない、どのみち、勃起した男根は描かれないのだから」というのが私のスタンスだ。

 むしろ、そこに自らの想いを込めて立派な男根を想うほうが、面白いんじゃない?

 なんて、「ノンケ」の私は思うのだ。

 木下氏は自ら明らかにしていないけれども、どこか「そんな雰囲気を」感じてしまうのだ。

 違いますかねぇ。

 

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