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2012年4月29日 (日)

『勝つための経営』というよりも、これは勝つための基本ですね

 何で「失敗学」の畑村洋太郎氏が著者なんだろうと考えたのだが、『従来のやり方に慣れ親しんでいると、「前と同じ」という状態が非常に心地よく感じられます。しかし周辺環境が激変している中でこのような思考を放置すると、組織にとってはマイナスにしかなりません』とか、『人間には困ったことに、「見たくないことは見ない」「聞きたくないことは聞かない」「考えたくないことは考えない」「あって困ることはないことにしてしまう」「発生頻度が低いことは起こらないことにしてしまう」というところがあります』という文章を読むと、それはさすがに畑村氏だなと思えてくるのである。

『勝つための経営 グローバル時代の日本企業生き残り戦略』(畑村洋太郎・吉川良三著/講談社現代新書/2012年4月20日刊)

『かつて、サムスンにいる社員みんなが本当の意味で「変わらないとまずい」と危機感を覚え行動に移したのは、IMF危機で会社が本当に潰れるかもしれないという状況になったからです。それは組織のトップの李会長が危機感を覚えてから五年も経ってのことです。このままでは自分たちも明日から路頭に迷うかもしれないという事態になって、はじめて本気になったのです。』

 という、元サムソンの吉川氏が書くとおり、もしかすると日本企業の状態というのは、パナソニックやソニーが起業以来最大の赤字を出してもまだ会社が潰れるような事態にはなっていない。ということは、それまでの従業員は、取り敢えずそれまでやっていた状況から変えなくてもまだ会社は持っている状態なのだから、まだ生き方を変える必要はない、という判断をするのだろう。まあ、今期は赤字だけれども、取り敢えずはまだ会社は持っているし、来期は持ち直すかも知れないし、これまでの仕事のやり方をそのまま続けていくだけさ、という判断停止状態に陥っているわけだ。

 IMF危機とは、1997年の韓宝鉄工や起亜自動車の倒産を機に起こった問題だが、基本的にはアメリカのヘッジファンドが通貨の空売りを行ったことがきっかけで起こった問題だ。勿論、そのバックグラウンドには、韓国のミニバブルがあったわけで、そのなかでぬか喜びをしていた韓国経済を突然襲ったわけだ。

 その後、金大中政権の下で財閥解体を行った韓国経済は、いまや日本経済を凌ぐような立場に変わったわけだ。ということは、つまり日本の経済や企業の状態はまだまだ韓国のIMF危機の状況にまでは陥っていないわけなので、当分、日本および日本人の働き方は変わらないということなのだろう。取り敢えず、今のまま日本人は働き続け、何も考えずに今のまま普通に仕事をして、取り敢えず今のまま生きていくわけだ。そして、自分のいる会社が潰れそうになった時に初めて日本人も「このままじゃいかん」と考えて、行動に移すんだろうな。

 リストラったって、指名解雇じゃなくて早期優遇退職なんて形をとると(というか会社側としては「解雇」をしたくはないから)、当然、会社としては一番辞めて欲しくない人間から最初に辞めていくというのが普通である。当然、それは会社を辞めても自分にはそれだけの価値があるという人が、その価値を求めて辞めていくわけなのであるから、その後に残った社員は「会社に残らないと生きて行く価値がない」人たちばかりなのだろう。

 まあ、つまりは日本の「社会」や「会社」で生き残る人たちというのは、今後の変化する社会・経済状況の中で、しっかり「個人でも」生きていける人たちなのだ。会社に従属しないと生きていけない人は、もはや会社の中でも生きていける道はないのだろう。そう、もはや日本人も世界中の人たちと同じように、「個人で生きいけるような人」にならなければいけないのだ。

「会社」の肩書きがなければいけないような人には、最早、生きる場所はない。そんな、会社員の時代の肩書きなんかは、世の中では全く通じないのだ。

 ということは、私の『アキラ』とか『ああっ 女神さまっ』とかのプロデュース経験も、サラリーマンとしてのプロデューサー経験でしかないわけで、それはそれでサラリーマン生活を終えてしまえばおしまい、ということなのだろう。

 まあ、それはそれでいい、次に私が何かに挑戦するかも知れないんだから、これは面白い。

 さて、どうなるんでしょうか……。

Dscf0253_2

 こういう生き方もあるということです。川崎市麻生区のソーセージ屋さん“ハタ”です。たまたま昨日の日テレ『途中下車の旅』でもって紹介されて、その後すぐに来て見たんだけれども、既に近いところにお客さんが来ていたいだなあ。

 つまり、誰にも負けないないモノを持ってればどこにいっても強い、ということなのだろう。

Fujifilm X10 @Shinyurigaoka (c)tsunoken

 

 

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