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2012年3月26日 (月)

日本一(あるいは世界一)短いタイトルのコミック(多分コミックじゃなくても)『う』

 食べ物をメインとした漫画はたくさんある。しかしこの漫画、なにしろ「うなぎ」だけがネタである。どこまで続くのだろうかと思っていたのだが、意外と健闘している。

『う ①』(ラズウェル細木著/講談社モーニングKC/2011年6月23日刊)

『う ②』(ラズウェル細木著/講談社モーニングKC/2011年12月19日刊)

 うなぎだけがネタといっても、鰻料理なんて、結局「蒲焼、白焼き、肝吸い、肝焼き、う巻き、うざく、骨せんべい」位なもので、あとは蒲焼の変形で「鰻茶漬け、まむし丼」があるくらいなものである。ところが、それだけのネタで漫画を1年続けるってスゴいなあ。まさしく第1話を読んだ『モーニング』編集長に、「オレには次回なにを描くのか到底想像できんよ」と困惑されただけのことはある。う~む、鰻恐るべしですな、まったく。

 しかし、日本人ってなんでこんなに鰻が好きなんだろう。とにかく、一部には「川魚料理」という看板を掲げて、鰻の他に泥鰌や鯉なんかを出す店もあるが、しかし、大半は「鰻屋」という専門店なのだ。そんな専門店がいったい何軒あるんだろう。とにかく、東京だけでも鰻屋のない町はないというくらいある。

 で、まず白焼きと肝焼き、うざくで日本酒を一杯、から始まってシメに蒲焼(私の場合、最初に酒を飲んだときは、鰻重にはしないで蒲焼だけだ)という、鰻食いの基本スタイルは同じようだ。この漫画も、基本はほとんどそのスタイルで毎回、毎回、展開するのだ。それでいてネタに困らないんだから、たいしたものだ。

 しかし、「鰻酒(うざけ)」というのはお目にかかったことはない。多分、東京では出す店がないのではないだろう。しかし、「河豚酒」とか「岩魚の骨酒」というのはあるし、河豚料理店に行けば「河豚酒」は必ずある。しかし考えてみれば「岩魚の骨酒」を出す店は東京では見かけない。ネットで調べてみても、渓流釣りをする人たちの話で、自分で骨酒を作る話ばかりで、岩魚の骨酒を出す店を紹介する記事はみあたらない。富山あたりに行けば、岩魚の骨酒を出さない居酒屋なんてないくらいのものなのだがなあ。

 ま、多分あれだな、江戸っ子は「酒はね、酒だけで飲んでじっくり味わうのさ」なんてやせ我慢をして、本当は旨い飲み方・旨い食い方を知らないという、いつものやつだな。昔、六代目三遊亭圓正が一門そろって名古屋公演に行ったときに、名古屋名物「ひつまぶし」を食べたときに、この鰻蒲焼をご飯に混ぜて食べてしまうという食べ方をして、思わず「旨いねえ、一度でいいからこういう食べ方をしてみたかったんだよなあ」とつくづく弟子に語ったという有名な話がある。だったら東京にいるときからそんな食べ方をしてもよさそうなものだが、そこは粋な江戸っ子を自任する圓正師匠である(本当は大阪出身なんだけどね)、鰻は鰻重、鰻重はきれいに食べるという信念で、「ひつまぶし」みたいな「混ぜちゃう」下品な食べ方はしなかったのだ。まあ、それはそれで「江戸っ子の粋」と心中したいのだから、勝手に心中すればいいのだけれども、本音通りに生きたほうが、旨いものにもありつけるってもんだ。

 でも、結局は鰻重やうな丼のよさは、タレが染み込んだご飯の魅力に尽きるのではないか。それこそ「うなタレ飯」なんて食べ方もあるのだし、天丼、カツ丼、親子丼なんかと同じ、微妙にご飯に混ざったタレの旨さというのは、他に代えようもないほどだ。日本人はこうしたご飯にいろいろ混じっているのが好きだし、韓国の「ビビンパ」なんてグジャグジャに混ぜて食べるのが旨いわけだし、中国やベトナム、タイ、インドのカレーなんかもある。多分、これは「米文化」の地域全体の、「公認されたおいしくいただく方法」なのではないか。そんなところで、「やせ我慢」したかったらしてもいいが、結局それは「旨いものを食べる機会を損失」しているだけである。

 あまりやせ我慢をしないで、旨いものを食べましょうよ。

 ってことで、なんか鰻を食いたくなったなあ。明日の夜は白焼きで一杯だぁ。

Obana_jyudai

南千住は「尾花」の蒲焼だっ。う…う…、旨そう!

 ところで、この『う (1)(2)』とも、文字の本だけじゃなくてコミックはどうだろうか、ということでSony Readerで読んだのだが、う~む、やはりなんか「アタマに残らない感じ」がやっぱりする。なんなんだろうな。やはり、私のアタマがまだアナログなんだろうな。

 う~ん、反省…………しなくてもいいか。ウナギネタだしな。

 

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