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2012年2月10日 (金)

『世田谷文学館』の展示を見ながら「東京の拡大」について考える

 京王線の芦花公園駅そばにある「世田谷文学館」に行ってきた。

 2月11日から4月8日まで「都市から校外へ―1930年代の東京」というタイトルの展示が行われているのだ。しかし、この展示、英語の表記は“Expansion of Metropolis around the 1930s”というということで、こちらのほうが「拡がる東京」という感じで、何かしっくりくるのは私だけだろうか?

 それにしても最寄停留所が京王バスの「ウテナ前」って、すごいな、まだウテナ化粧品ってあったんだ。

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 展示は、1930年代に東京の都心から郊外である「世田谷」に移ってきた文化人やその周辺のことを捉えた展示である。

 文学作品では江戸川乱歩の明智小五郎と少年探偵団が世田谷近辺を根城にしていたことからはじまり、その他の文学者が次々と世田谷に移り住んできて、まさに武蔵野の面影を世田谷に求めたんじゃないかという思いの中で展開されるのであるが、しかし、一番面白いのは、今でいう建売住宅の萌芽がここにあらわれていると言うことなのだ。

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 つまり、ここにいう「朝日住宅」なのだ。様々な住宅を作って展示し、そのままの家を注文主の要請に応じて作るという、今の住宅展示場のような形を作っていたのが、世田谷の周辺住宅事情ではあったようだ。

 当時、田園調布株式会社という会社が開発した「田園調布」という町は、いまや東京の高級住宅地として定着しているし、隣の「成城学園」も学園都市として成り立ってはいる。

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 でも、本当の東京の文化的な街は、本当は今でも、文京区とか千代田区なんだよな……と言う事を信じたい。

 だって、世田谷区が文学者や芸術家の街になったあとは、吉祥寺(武蔵野市)とか、三鷹市(太宰治)なんかが、武蔵野のイメージを持った町としてもてはやされるようになった訳だ。

 つまり、どんどん拡がっていく東京のイメージなのである。今に、八王子を越えて上野原とか大月あたりに住む芸術家なんてのが主流になったらどうするの? って、もういるの?  う~む、そこは最早東京じゃないしなあ。

 困った困った。

 世田谷文学館の展示『都市から郊外へ―1930年代の東京』は2月11日から4月8日まで

世田谷文学館のサイトはコチラ→ http://www.setabun.or.jp/

Fujifilm X10 @世田谷 (c)tsunoken

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