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2012年1月 8日 (日)

「お手本の国」のウソ

 まあ、ウソというよりは「そういう国がそういう政策をとるようになったのは、それながらの歴史があってやっているので、そんなものを日本が急に真似したって、ダメよ」ということなのだ。

『お手本の国」のウソ』(田口理穂ほか著/新潮新書/2011年12月20日刊)

 いわゆる○○先進国といわれている国のお話。「合計特殊出生率」という、一人の女性が一生の間に産む子どもの数を出生数と出産可能年齢にある女性の人口から割り出した数値が2.1を達成しているフランスの「少子化対策先進国」という話や、世界の教育大国といわれているフィンランドのいわゆる「フィンランド・メソッド」も、イギリスの二大政党制も、アメリカの陪審員裁判も、自然保護大国といわれているニュージーランドも、ヒトラーとナチスの贖罪を済ませたと思っているドイツとか、結局、財政破綻をしていても何とか「観光」でもってしまっているギリシアとか、とにかく日本が「お手本」にしようとしても、実はできない国のお話ばかりなのだ。

 何故なのだろか。書いてあることは「要はその国がそんな施策・政策をとらなければいけなくなった状況というものがあり、やむなくそういう施策・政策を取らざるを得なかった」ということなのだ。つまり、フランスだって「少子化」が問題になるまでは「少子化対策」なんてやってなかったわけだし、フィンランドだってギリシアだって、所詮「観光対策」というものが下敷きになってりんだろうし、二大政党制も陪審員制度も、結局はそれらの国のある段階での問題解決策でしかなかったわけだ。

 でも、そんな国々の方法論をお手本にしなければならない日本なのである。何故なら、国内の先人に見本をとらない日本人という問題がある。実は、それらの各国の「いろいろ問題解決策」って、日本の歴史の中で日本人自身が自ら解決してきたことばかりなのである。

 それを何で他の国のモデルに頼らなくなってしまわなければいけなくなってしまったのかといえば、結局は、明治維新でもってそれまでの歴史と、それ以降の歴史が、明治維新からの歴史と、第二次世界大戦敗戦による新しい歴史が、という具合に最近の歴史の中でも二度にわたる歴史の列断があったためだろう。

「温故知新」といういい言葉がある我が国でありながら(「温故知新」そのものは中国だけれどもね)、しかし、それを忘れて過去をしっかり見渡すことが出来なくなった日本ってどうなんでしょう。「少子化」ってのは日本の歴史初めてのことかもしれないし、「ヒトラーとナチス」問題のよな個別問題は別だけど、基本的にはすべて日本の歴史の中で解決してきた問題なのである。

 つまし、もともと制度的に教育を行わなくても「寺子屋」という存在が、士は別として、農工商すべてを対象にした教育を行い、明治以来識字率が世界でもトップの段階に至っていた日本だし、伊勢の町あたりは、いわゆる「伊勢参り」という観光政策がかなりいきわたっていたのだろうということも分かっている。

 そんな日本なのである。別に他の国に学ぶ必要はない、しかし、喫緊の問題として「少子化」「グローバル言語化」「観光立国化」という点は、やはり早めに進めることが大事だろう。

 という意味で、外国に学ぶことも「直前の事実」ということで大事かも知れないが、基本的には我が国の昔からの人たち、特に市井の人たちが実際にはどんな生活を送ってきたのかを知ることが大事だろう。

 そう、これからはやはり昔の市井の人たちがどんな生活を送ってきたのかを知る為の「下町歩き」ですね。

 とくにOBには………。ヒマなんだから、そういう観察の中から、未来へ向けての提言が(自分たちの権益確保じゃなくて)できる筈だし、しなければいけない。

Dscf2432_2

Fujifilm X10 @麻布十番 (c)tsunoken

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