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2012年1月16日 (月)

『男子校という選択』も悪くはない

 うむ、確かに「男女七歳にして席を同じうせず」ではないが、青春の一時期、男女をわけて教育を施すというのも悪いことではないかも知れない。

『男子校という選択』(おおたとしまさ著/日経プレミアシリーズ/2011年12月8日刊)

 俎上に上げられた学校は開成、東大寺学園、ラ・サール、麻布、駒場東邦、海城、芝、桐朋、城北、巣鴨、本郷、暁星、獨協、京華、星光学院、浅野、栄光学園、成城、攻玉社、鎌倉学園、明法、日本学園、京北、安田学園、佼成学園、横浜の26校。東大寺学園とラ・サール以外はすべて東京と神奈川の学校である。開成があるならやっぱり灘も入れなきゃとは思うのだが……。

 まあ、それはいいとして、確かにお金はかかる。私の家なんかは、娘は幼稚園から高校までの一貫女子校だし、息子二人も中高一貫の男子校であったから、サラリーマンの家庭としてはその経済的負担はかなりのものであった。が、しかし、それは結果としては良い選択であったとは考えている。確かに中学生くらいまでは女子のほうが成長が早いし、成績も優秀だ。そんな、女性優位の場所から離れられるというのは男子校のメリットではある。

 しかし、それ以上に需要なのは「母親からの親離れができる」ということだろう。特に、伝統ある男子校に入ってくる子供たちは、だいたい小学校4年生くらいから学習塾に通い中学受験をするわけであるが、その間は殆ど母親がべったりくっついて塾と一緒になって子どもの教育に当たるわけである。そんな母親には感謝しつつも、中学生になったら母親から離れたいと考えるようになる。そんな子どもたちにとっては、男同士で腹を割って本音の話が出来る男子校というのは居心地のいいところだろう。また、小学生時代は元気で身体も大きい女の子たちに支配されていた男の子たちは、そんな女子のいない場所がこれまた居心地のいい場所になるわけである。

 もっとも、この「女子がいない心地よさ」なんてものは、中学に入った当初だけで、1~2年もすれば、逆に女子のいない寂しさも感じるわけであるけれどもね。まあ、そんな寂しさは女子高の文化祭にでも出張って、ナンパしてくればいいのだろうけれども。

 そして、そんな男子校の最大のメリットは、殆どの学校が中高一貫教育を標榜しているところだろう。中学生に対して高校生がお手本を示す。あるいは高校生の背中を見て成長する中学生という姿である。中学1年生にとって高校3年生なんて、じつはまったく「おじさん」なのである。そんな「おじさん」たちの背中を見、あるいは直接「おじさん」が指導してくれる教育方針は、同年代で輪切りにされる、現在の小学生たちの環境からは信じられないメリットをもたらすだろう。要は、結局男なんてものはオスとしてじゃれあって育っていくものであり、言葉や書かれたもので育っていくものじゃないのだ。それを言葉や書かれたもので「論理的に」育てようとか、「論理的に」行動規制しようとする、母親や女子たちはいないほうが、この時期の男の子にとっては良い環境になるのであろう。

 というのが、幼稚園から大学まですべて共学で学んできた私の感想である。もうちょっと私の家庭が裕福だったら男子校に行ってたんだがな。と、しかし、私の時代の大学は、経済学部なんていったら殆ど女子学生なんていなかったけどね。

 ただし、ひとつだけ言っておくことがあります。つまり男子校はオタクの醸成機関であるということ。『勉強以外に打ち込む「何か」が、鉄道やアマチュア無線、ゲーム、アニメ、アイドルということも多い。年頃の女子からは「キモい」と言われそうな分野である。しかし、男子校ではそんな心配をする必要はない。彼らは堂々と自分たちの興味や関心を追求することができる』と書かれたとおり、『仮に共学であれば、肩身の狭い思いをしていたかもしれないオタク系の男子たちが、体育会系のスポーツマンたちと同じように自己表現できて、安心できる居場所を見つけている』のが男子校だ。私の息子の学校も秋葉原というオタクタウンから近いせいか、実にオタクの多い学校で、AKB48なんかのマニアも相当いたようだ。この辺は要注意ですぞ。

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オタク話といえば秋葉原ですかね。やっぱり。

EPSON RD1s Elmarit 28mm/F2.8 @秋葉原 (c)tsunoken

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