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2011年11月18日 (金)

『【中国版】サブプライム・ローンの恐怖』って言うほどの恐怖は日本にはないんじゃないの? と俺は思う

 なんか、中国について語るとか、韓国(北朝鮮)について語るとか、なんかアジアの国々について語るというのは、どこか「上から目線」になってしまいそうでイヤなんだよな。経済大国の日本から、経済発展途上国であるアジアを見下しているような感じがして。

 とは言うものの、この石平氏の本を読んじゃったんだから仕方ないか。じゃあ、語ろう。

『【中国版】サブプライム・ローンの恐怖』(石平著/幻冬舎新書/2011年9月30日刊)

 元々中国人であるにも関わらず、いまや「嫌中派」の代表選手でもある保守ゴリゴリの論客、石平氏である。どんな凄いことを書いているのかと思ったら、今の中国経済について書いてあることは、かなりマトモであります(それ以外の部分はチョッと)。

 要は、現在の中国の超高度経済成長は「貨幣の過剰供給」によるものだということ。つまり、過剰な設備投資が豊富な生産に結びついており、それを雪崩のように海外に輸出しているということ。それによって中国のGDPの伸びは確保されている。しかし、当然「貨幣の過剰供給」は一方で不動産投資へとも向かっており、それが異常な不動産バブルとなってもいるわけだ。ただし、これは一部富裕層だけの話。

 一般大衆は、大都市では大学を出ても「公安局の職員食堂の野菜洗い係」にしかなれなかったり、「葬儀屋が5名募集したら、500名の大卒者が殺到」するなどの「就職難」で、暖房も浴室もトイレもない狭い部屋に数人で暮らし、自炊しながらかろうじて食べていく生活を行っている、大卒の「蟻族」なんて人たちもいるし、地方の農民で、電気もない、水道もないような場所で暮らしている人たちが沢山いるというのが実態なのだ。

 問題は、経済が高度成長してもその「オコボレ」が一般大衆にまで行き渡っていないということなのだろう。「貨幣の過剰供給」もいいし、その結果不動産バブルが起こることもやむをえないとしても、その「富」が一般大衆のところまで届いていないというのが問題なのだろう。

 日本の場合、1950年代の復興期を過ぎて、1960年代の高度成長期になった時に、同時に超累進課税を行って、富裕層に「金を稼いでもどのみち税金に取られてしまうのだから」という考え方をおこさせて、「だったら従業員の収入を増やそう」「次の事業に使おう」というプラスのベクトルに向かったおかげで、日本は内需の拡大を実現して、国民総中流化とまで呼ばれる状況になったのだ。まあ。その意味では池田勇人氏の「所得倍増計画」は間違っていなかったんだろうな。

 そう、中国も何故、高度成長経済を国民総中流化の方向に向かないのだろうか。内需拡大の方向にいかないのだろうか。

 まあ、多分そんな国なんだろうな。元々、皇帝が治めていた国なんだからな。それは共産主義になっても変わりはない。要は「偉い奴は安泰に暮らす、下々は暮らせない」という漢民族の考え方なのだろう。おまけに中華大国である。今、中国を治めているのは漢民族である。当然であるが、他民族(たとえばチベット族だとか、ウィグル族とか)に対して一番厳しく当たってきたのが漢民族なのである。つまり、最悪の状況の中で、最悪の状態にあるのが、今の中国なのだろう。その「他民族」の中には当然「日本民族」も入っているのだ。

 私は、今の中国に普通の国になって欲しいと考える人間である。別に、共産党政権でもいいと思うし、日本だって自民党政権だろうが民主党政権だろうが、ダメなところはダメっていうところも見えてきたし、所詮、政権党は国民の声を聞きながら自党と官僚を動かさなければならないのだ。

 とは言うものの、そんな、普通の国になれない大国が中国なのか。まあ、所詮昔からの「大国意識」があるから尚更変わることが出来ないのかもね。なんせ日本なんて「漢の倭の奴の國」ですからね。これはしょうがない。

2010_08_15_009_edited1

で、こんなバカがいる靖国神社を石平氏は好きなのかなあ?

EPSON RD1s Summicron 35/F2 @靖国神社 (c)tsunoken

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