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2011年11月16日 (水)

『地雷を踏む勇気』というほほどの勇気は普通ありません。小田嶋さんだってないくせして

 表紙が杉浦茂である。それがいい! その脱力感がこの本の性格をあらわしている。で、おしまい。って訳にもいかないか。

 しかし、小田嶋氏のコラムは既に「日経ビジネスオンライン」で読んでいるし、っていうかそれを読みたいので「日経ビジネスオンライン」を読んでいるようなものだ。それを収録した本について何かを言うとしたら……、ああ、そういう方法があったか。

『地雷を踏む勇気』(小田嶋隆著/技術評論社/2011年12月1日刊)

 ということで、この本では「日経ビジネスオンライン」の連載順には掲載されていない。なので、それをもっと分かりやすくするために、初出をはっきり見せようではないか……、といっても、要は、最終ページの「改題表」の丸写しなんだけどね;

1 見張り塔からずっと All Along the Watchtower

隠しきれなくなった核抑止力―「私も原子力について本当の事を言うぞ」2011年9月9日/復興構想会議異聞―「ポエムな「提言」で復興できるの?」2011年7月1日/やらせメールが運ぶ空気―「「やらせメール」と人を無能にする組織」2011年7月15日/フジの病としての韓流―「「面倒くさい」あの話に触れてみようと思う」2011年8月5日/千代に八千代に気味が良いのか―「判決は気味が良かったですか?」2011年6月3日/梗塞鉄道の夜―「笑いで考える「穴に埋める国」との関係」2011年7月29日

2 金曜の午後、2時46分 Friday Aftenoon, 2:46 PM

善き隣人のための無常観―「今こそ隣人に対して寛大になろう」2011年3月18日/ただちに人生に影響を与えるものでなく―「いまわれわれに力をくれる言葉とは」2011年3月25日/「てんでんこ」の未来―「「ひとつになろう」より「てんでんこ」がいい」2011年4月1日/風評の半減期、言葉の半減期―「この「風評」の半減期はどのくらい?」2011年4月8日/自粛の国のミッキーマウス―「我に返ったあとの消費の「適量」」2011年4月22日

3 ギミー・シェルター Gimme Shelter

隠された格差としてのバーベキュー―「バーベキューという名の格差」2010年9月24日/二位じゃダメな理由―「「どや顔」で目指せナンバーワンへの道」2011年6月24日/スーパークールビズというぬるま湯的着地点ー「スーパークールビズは革命なんだな」2011年6月10日/スーちゃんが見ていた明日―「「スーちゃん」と「スーさん」の間にあるもの」2011年5月6日/草食系をめぐる冒険―「「草食系」という思考停止が招く「少子化」」2011年3月11日

 えー、この本で編年体(編日体?)でコラムがならんでいるのは第2章「金曜の午後、2時46分」だけである。それは確かにそうせざるを得なかったんだろう、実際に起こってしまった事象を追いかけながら、それがなかなか収束せずに、今でも終わらずに続いている状況だ。そんな状況を追いかけたコラムは、書籍にする際にもそのような 編年体(編日体?)にせざるを得なかったんだろう。

 しかし、そうであるならば第3章の一番最後に持ってきた『系をめぐる冒険―「「草食系」という思考停止が招く「少子化」」』を第2章の一番最初に持ってきて欲しかった。であるならばの編年体(編日体?)だよね。つまり、肝心の2011年3月11日のコラムでは「ホワイトデー商法が出来なくなっちゃった」ということを書いていたコラムなのだが、そのコラムを読んでいる人たちは、早くてコラムを読んで5時間後位、遅ければコラムを読んでいる最中位に、「あれっ? なんか揺れてるなあ」という状況に陥って、それからあとの状態・状況は皆さん知っての通りだ。もう、ネットのコラムなんか読んでる状況じゃなくなったって訳だ。

 ネット上のコラムというのは、メディアがちゃんとしたメディア企業であれば、編集や校閲のチェックを経るのであるけれども、でも、そうではない風を装って「メディアで公表した日が、私が書いた日です」てな幻想を読者に渡して満足するのである。普通なら。

 私のような個人が勝手に書いているブログとは訳が違うんだ。とはいうものの、読んでいるほうの受け取り方は違っていて、基本的には「コラムニストが直接書いているんだろうな」なんて事を考えているのです。とうことは、当日、小田嶋氏のコラムを夕方読んだ人なんかは「な~に、草食系男子の話なんか、ネムいことをかいているんだっ」と考えている人もいたのかもしれない。いいや、人によっては「何をこの非常時に書いているんだっ」なんて怒る人もいるかもしれない。

 としたら、本当にこんな思考状況だったのですよ、という風に、基本的にコラム本は発表順に出したほうがいいんじゃないか、というのが今のところの私の考えなのだが、それもどうかな、基本はテーマ別でしょ、という考えもあって、何ともいいがたい状況である。

 いずれにせよ、この本で分かったことは小田嶋隆氏は「あんまりアタマが良くないな」ということである。なにせ、1956年生まれの小石川高校出身である。つまり、1951年生まれの私の年代から始まった学校群制度でもって劣化が始まった東京都立高校である。その後、5年も経っちまえば、もはや完全に劣化した小石川高校になってしまったんだろうな。そういう意味では、アタマの悪さというのは基本的には大事なことだ。昔、小沢一郎が通ったことの小石川高校ではないのだ。

 で、小田嶋氏がこの本で何を言いたかったんだ、ということであるが、多分、小田嶋氏はこの本に期待しているのは「○○」でしょう。

 だって、コラムを書くときの緊張感はあると思うのです。得られる情報だって少ないし、その少ない情報でもって書いて、書いたとおりに世の中が動いてくれることが、この日本を形づくっている人たちと思惑と合えばOK、合わなければそこでおしまい、という一種のサドンデスゲームなのです。

 うーん、コラムってのは楽だと思ったのだが、結構大変なんですね。

Epsn0140_2

恵比寿のバカラのシャンデリア

EPSON RD1s Elmarit 28mm/F2.8 @恵比寿 (c)tsunoken

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