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2011年11月 1日 (火)

『初音ミク革命』が本当に革命的なのは、メディアの力にまったく頼っていないということなのだ

 オタクな大学生が書いた卒業論文が本になった、ということなのだが。

『初音ミク革命 とある学生の一考察』(阿部裕貴著/千葉北図書/2011年8月16日刊)

 この本の存在をはじめて知ったのはAmazonではなかったかな、だからそのままAmazonで注文したのだが、「千葉北図書」という茨城県に本社のある、ワンダーコーポレーションという書店チェーンが親会社の新しい出版社は、Amazonとあまり付き合いがなかったのか(でも本の存在を知ったのはAmazonなんだけれどもなあ)、Amazon経由で1ヶ月程過ぎてやっと入手した。ほとんど、注文したことは忘れてしまったんだけれどもね。入手して初めて、「ああ、こんな本のことをどこかで見たな」なんて思い出している状況で……。最早、耄碌しているのかな。

 初音ミクってなんじゃいな、なんて言っている遅れたおじさんにちょっとだけ説明すると、ヤマハが開発した「歌詞とメロディーを入力することにより、歌声を作り出す技術とそれを応用したアプリケーション“VOCALOIDO”」を使って、北海道のクリプトン・フューチャー・メディアと言う会社が作ったソフトウェアの名前であり、同時にそのソフトウェアについてくるキャラクターの名前であり、そのソフトのユーザーがVOCALOIDOと初音ミクを使って、ニコニコ動画などに自ら作詞・作曲した楽曲と、それを歌っている初音ミクのプロモーションビデオ風の映像を投稿する、という全ての動きを総称して言うのである、ってああ疲れた。

 まあ、よく分からない人はこれを見てください→ http://www.youtube.com/watch?v=vHycVHJ2raA

 要はアメリカ・トヨタが初音ミクをCMキャラクターとして採用したということなのだけれども。同時に、当たり前の話だけれど、この初音ミクを車のボディに描いた「痛車」(もう解説は面倒なのでWikipediaで見てください)を作ったり、日本でもGTレースで初音ミクの痛車がポルシェ・チームにある。

 まあ、それだけおじさんが知らない間に、モーニング娘とかAKB48だけじゃなくて、もっと違うカルチャーが、というかバーチャル・キャラクターによるバーチャル・カルチャーが生息し始めているのだ。まあ、初音ミクの新しさから比べたら、AKB48なんていわゆる「普通のアイドル」じゃないかよ、ってなもんだ。

 特に、初音ミクが面白いのは「レコード会社に所属もしていなければ」「芸能プロダクションにも所属していないし」「マスメディアでも取り上げられたことがない」アイドル歌手がいる、ということなのだ。何せバーチャルな存在だから。

 おまけに彼女に楽曲を提供しているのも、別にプロの作詞家・作曲家ではない。まさにネット社会の住人たる、アイドルオタクのお兄さんたちなのだ。そんなアイドルオタクのお兄さんたちの作詞家・作曲家が既に1千万円以上の楽曲使用料を受け取っている人もいるそうな。そう、おじさんたちが知らないうちに、世の中は確実に変化をしているのだ。

 そんな初音ミクがいよいよエンターテインメントの本場、アメリカはロサンジェルスにまで進出、って言っちゃうと実はあまり本当のことではない。阿部氏のレポートによれば、行ったのは"ANIME EXPO 2011"という、アメリカの日本アニメオタクの集まりの周辺イベントとしてノキアシアターで行われた"MIKUNOPOLIS in LOS ANGELES"というイベントであり、つまりお客さんのほとんどは"ANIME EXPO"参加者なのでありまして、つまりお客さんは皆、日本アニメ及び日本アニメのキャラクターや、日本オタクおキャラのファンという、当然アメリカの主流の住人じゃないということなのだ。

"ANIME EXPO"は私も参加したことがあるが(お客じゃなくて、映像提供者としてね)、やはりそこはアメリカ西海岸の、東洋系が多い、そんなカルチャーの場所である。決して、アメリカのメインストリームではない。アメリカのメインストリームは「世界中がアメリカ語を喋っていて」「首都ワシントンやニューヨーク、ロサンジェルスなんて大都市には行ったことがないというより、それらの都市がアメリカのどこにあるのかも知らない」「内陸部の人たちは海も見たことないし、南部の人たちは雪なんてものの存在すら知らない」、そんな超田舎者集団なのだ。それがメインストリームのアメリカ人。

 そこは間違えちゃいけないんだが、やはり日本のオタクカルチャーしか知らない阿部氏なんかは、ちょっと浮き足立っちゃうのかもしれない。

 確かに、海外進出であることは事実ではあるけれども、それだけで満足しちゃいけません。やはりアメリカのサブカルチャーとメインストリームとでは、天と地くらいの世の中に与えるインパクトの違いがある。まあ、あまり浮き足立たないで、今後の展開を期待しましょう。オタクが世界を変えるってこともあるかもしれないからね。

 しかしまあ、おじさんたちが知っているバーチャル・アイドルは『超時空要塞マクロス』のリン・ミンメイだろうが、そんなバーチャル・アイドルが既に現在は実在(?)するようになったのだ。すごいね、もうそんな時代になったのだ。

 

Dsc_0019_2

ちなみにこちらも可愛いし、足が地面についていないように見えるけれどもバーチャルじゃないよ。RASHERSのキャップを被っている。多分、お父さんが立教大学のOBなんだろうな。

Nikon D70 AF Nikkor 70-200 @川崎 (c)tsunoken

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