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2011年11月22日 (火)

『その「正義」があぶない』のではなくて、もはや正義なんてものはないのです

 技術評論社の『地雷を踏む勇気』が12月1日発行という奥付があるのに11月15日頃には発刊されていて(11月16日付の当ブログで既に書いている)、日経BP社は11月21日刊ということで、ほとんどその日付に私の家にAmazonから届いたというのは、お互いの出版社のいろいろな表には言えない事情があるのだろうけれども、まあ、それは詮索しないでおこう。

 いずれにせよ、私が小田嶋氏のコラムを読みたくて「日経ビジネスオンライン」を読んでいるという事実には変わりはない。

『その「正義」があぶない』(小田嶋隆著/日経BP社/2011年11月21日刊)

 で、「日経ビジネスオンライン」からの書籍化であるのだから、本来はこちらのほうが「本命」であろう。ということで、この本を読んでみると、なるほどと頷けることが多いのだ。まあ、そのことは置いといて、とりあえず小田嶋氏があぶないと言った「正義」とはなにかとあげると;

「原発」「サッカー」「メディア」「相撲」「日本人」「政治」であり、ちょっとだけスティーブ・ジョブズについて書いてある。

 つまり、『地雷を踏む勇気』の方は、どちらかというと東日本大地震と原発について書いてある部分が多く、したがって、それらのコラムに関しては小田嶋流の「笑えないギャグ」は「自粛」しているのであります。そうか『地雷を踏む勇気』を読んだときの違和感というか、なんか「物足りない感」の原因が分かった、つまりそれは「わらえない冗談」なのであった。

 小田嶋氏のコラムの面白さは、まずテーマを提示して、それにまつわる「笑えない冗談」を書き、それから本論に入るという「屈折」した方法論にあるのだ。そう「屈折」これが1950年代生まれに特有の精神性である。世の中のすべての事象に対して屈折してあたるというか、マトモに受け止めることはクソでもしたくないというか、とにかく上の世代(つまり団塊ですな)の言うことはウソばっかりだから、そんなヤツらの言うことは絶対に信じないぞということでの「屈折」があるのだ。ま、勿論小田嶋氏もギリギリ「逃げ切り世代」だから、もっと下の世代から言わせれば「団塊と同じじゃないかよ」というところなのであるけれども、本人的にはそうじゃない、「俺だって団塊なんて信じていないよ」というところなのだろう。

 ということで、小田嶋氏のコラムの芯が見えてきた。つまり「笑えない冗談」と「屈折」ですね。ということで菅を嗤い、経産省・保安院を嗤い、ルパート・マードックを嗤い、川渕を嗤いトルシェもついでに嗤い、ブブゼラで大騒ぎする南アフリカの人たちを愛しながら、ブブゼラ以上にやかましい日本の実況アナウンサーを嗤い、島田神助や千原ジュニア他のひな壇芸人や草薙(字が違います)地デジ大使を嗤い、朝青龍や琴光喜や相撲協会を嗤い、子ども手当てを嗤い、非実在青少年を嗤い、チンチン丸出しの男の子の絵を表紙にした『スパルタ教育』や、障子を勃ったペニスを押し当てて破るような話がメインの『太陽の季節』を書いた石原慎太郎を嗤い、小沢ガールズ(えっ「ガール」じゃないでしょう)や小泉チルドレンでしか新事態に対応できないマスコミを嗤い、「余計なことは言わない」「派手なことはしない」「突出しない」という下っ端役人の処世を自分に命じた「首相=野田」を嗤い、尖閣諸島問題を嗤う。

 しかし、最後のスティーブ・ジョブズへの追悼文は笑えないな。実は、スティーブ・ジョブズなんて、小田嶋氏が1992年に書いたという「笑っておぼえるコンピュータ辞典」に書いたまんまの人物なんじゃないの。

『私自身は、初代のマッキントッシュからはじまって、ジョブズ関連のブツには、かなりの投資をしていた』なんて、とてもじゃないが恥ずかしい思い出としてしか有り得ないんじゃないか。私はWindows95が出てからは、しっかりマックとは縁を切った。ビル・ゲイツすごいじゃないの。少なくともジョブズよりも長生きしているしね。

 本当は、小田嶋氏にはスティーブ・ジョブズをもっと嗤ってほしかった。だって、多分今では小田嶋氏が如何にマック・ファンだった時代があるかも知れないが、多分今はWindows陣営の下僕に成り下がっているはずだからだ。

 結局はMacはWindowsに負けたじゃないかよ。ソフトウェアをOSを制するものが、結局は勝つんだよという現実を見せられた我々は、結局、Windows使いになってしまっている。まあ、Windowsについては、あまりにも当たり前なのでWindows使いという言葉はないけれどもね。

 絶対、こいつはおかしなヤツだったよ。まあ、これからのMacはもうダメでしょうね。スティーブ・ジョブズのいないアップルにはもう期待できるものはない。まあ、それだけの人物ではあったのですよ、ジョブズは。

 まあ、前半とはなんの関係もない結論ではありますが……。

T_hero

じゃね……。

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