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2011年10月19日 (水)

成熟ニッポン

 どうも、大学の先生同士の話って、かみ合わないなあ、という話なのである。

『成熟社会ニッポン、もう経済成長はいらない それでも豊かになれる新しい生き方』(橘木俊詔・浜矩子著/朝日新書/2011年10月30日刊)

 話のテーマはもう決まっている。要は、高度に成長した日本の経済社会の中では、最早、その中での各自の役割は決まっているので、その役割に従って役割社会のなかでの自分を演じることでもって、高度成長社会後の低成長社会の中での自分の立ち位置を決めましょうということなのだ。それって、自ら高度成長を成し遂げた国だけが言えるんじゃないの、といわれれば、まさしくその通り。いいじゃないか、最早、日本は成長をあきらめた国なのだから。

 最早、日本経済は「成長しない」時代に突入している。そんな、「成長しない」社会での、つまり若者には、フリーター、ニートにでもなるしかない時代での生き方論議があればいいのだが、それはない。当たり前である、経済学者の論議なのだからね。

 つまり、自著では『1ドル50円時代を生き抜く日本経済』なんて刺激的な本を書く浜氏なのであるけれでも、同じ大学の教授同士の話になると、お互いオブラートに包まれた論議になってしまうのだろうな。

 私は基本的には浜氏の論議に賛成なのだが、しかし、なんで浜氏が経済学者・橘木氏に対して、もっと完膚なきまでに批判をしなかったのか。あまり批判すると、自分の過去の民主党との関連を言われて、つまりそれは民主党の経済政策がすべてはずれであったこととも関連して、批判を浴びかねないからなのだろうか。

 ともあれ、この辺が日本の論壇の「限界」なのでしょう。そう、お互い相手を最後まで問い詰めないという、お約束が日本の言論界にあるのだとしたら、なんでそれをブッ壊すやつがでてこないんでしょうかね。

 ま、そんな奴は論壇になんて出てこないで、じっくり自分の商売をやっているんでしょう。まあ、そんな会社のオーナーが「自分語り」をはじめたら、その会社も終わりだけれどもね。

 まあ、そんなもんです。

 結局、学者の論理は現実の後追いでしかないし、実際の経済社会でおきたことを、後から理論付けるだけのことでしかない。それが「経済学」なんだよな。

 実は、この本と並行して読んでいた刺激的な本があって、その本に引っ張られて書かざるをえなくなったこのブログではあるけれども、基本的には「本当に学者先生同士の対談」って、あまり(ほとんど?)意味はないなあ、ということなのである。

 ま、そんなところ。

 

Epsn9969_2

EPSON RD1s Elmarit 28mm/F2.8 (c)tsunoken

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