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2011年10月29日 (土)

シンポジウム

 第24回東京国際映画祭の関連事業である第8回文化庁映画週間 Here & There シンポジウム―MOVIE CAMPUSー(ああ長いな)とうものに参加すべく、六本木アカデミーヒルズまで行ってきた。

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 シンポジウムの内容は第一部として『今、日本のアニメーション映画の未来を考える』として、東京藝術大学の教授である岡本美津子さんをモデレーターとして、スタジオピエロの社長にして日本動画協会理事長の布川郁司氏、東映アニメーションの海外部門を統括する風早完次氏、アニメ監督の沖浦啓之氏、アニメーターの鈴木亜矢氏、アニメ評論家の氷川竜介氏をチューターにして行い、第二部としては「映画でつながるために。―風穴を開けつづける映画業界の挑戦者たち」と題して、映画製作会社のROBOT創業者の阿部秀司氏、東宝の川村元気氏、GEM Partnerの梅津文氏を招いて、モデレーターに映画ジャーナリストの斉藤守彦氏が立って行われた。

 さすがに東京藝術大学の教授が構成した第一部は見事に作られていて「企画開発について/海外展開について/制作体制・方法について/人材育成について/アニメ業界全体の基盤整備について」という5項目に関して、まあそれなりの発言を各氏からいただいて、それなりの収穫はあったのかな。いまさら、そんな収穫をしても意味ないのだが。

 面白かったのは、イギリスやフランスといった日本とはかなり異なるアニメーション制作環境のなかで育ち、いまはマッドハウスという典型的な日本のアニメプロダクションで仕事をしている鈴木亜矢氏の話であった。アニメスタッフ(原画マン)として雇ってもらうための方法論が、イギリスと日本ではまったく異なること、で、その理由は多分アニメの制作本数の問題ではないか、という布川氏の助言もあり、う~む、なるほどそういうこともあるのだな、と言う感をもって眺めていた。

 第二部は、第一部と大いに異なって、阿部氏と川村氏の「放談会」という感じで、両者の今まで、プロデューサーとして作ってきた作品が、どういう経緯で企画となったのかという話が中心になって、話された。まあ、それはそれでいいのだけれども、結局それって自慢話でしょ、ということにもなってしまう。

 まあ、この辺はモデレーターによる内容の作りの変容ということなのだろけれども、まあ、それは二人のモデレーターの資質を考えれば仕方のないことかもしれない。

 でも、一部・二部の共通する結論は、結局映画は「企画」なんだよ、というところ。そりゃ、そうだよな。映画と言うのは(じゃなくても全ての創作物は)、まず企画があって、そこでその映画の(作品の)「企み」(それは作品内容だけじゃなくて作品全体の狙いのような)が語られるわけである。その企みが面白そうであれば、そこに出資する人間が増えるし、その企みが周囲から理解されなければ、出資する人間は減る、というある種、とてつもなく簡単、というか単純な思考でもって、その企画がGOかOUTかが決まるのである。

 そんな感じで、東宝でもおクラにされた企画も死屍累々だし、同じく松竹も東映、角川(大映)も同じであろう。そんな死屍累々の企画にも、どこか面白いことがあるかもしれない、だったら、阿部氏のようなインディペンデントのプロデューサーに話を持っていくほうが、現実的かも知れない。

 だが、やっぱりそれはヒットしないだろう。せいぜい中ヒットで、劇場収入ではP&Aも出せずに、悲惨な状況に追いやられてしまうのだ。他所から出資金を集めてしまえば、「製作会議方式」という日本独得の方式になるのだ

 まあ、それが低予算日本映画の実際。東宝の川村氏には知りえない世界なんだろな。

 CGやデジタルカメラのおかげで、低い予算でも成功が見える作品もある。しかし、そうした作がメジャーの足元を喰うこともあるだろ。

 その辺の、「特殊メイク」なんてものも意外といけるものなのよ」ってなもんです。

 でまあ、結論からすれば、「男って体で勝負するしかなんだよ」

 ま、そんなもんです。

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EPSON RD1s Summicron 35mm/F2 @恵比寿  (c)tsunoken

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