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« 『一命』と文庫のタイトルを変えてもいいのだけれども、映画が当たらなかったらねえ | トップページ | CEATECから見えてきた日本産業の明日 »

2011年10月 5日 (水)

『婚活したらすごかった』のだ、キャッ

 しかし、最初のエピソードがドMの客室乗務員というのもスゴいなあ。本当に、「婚活したらスゴかった」なんだなあ。

『婚活したらすごかった』(石神賢介/新潮新書/2011年8月20日刊)

 とはいうものの、それ以外はまあ普通で、そこにはやっぱり普通の世界での男女の競争社会があったのである。

『女性のページ同様、男性のページも人気度がわかるしくみになっている。女性からの申し込み数が画面に表示されているのだ。

 それを見ると、女性がいかに収入を重要視しているかがわかった。男はとにかく年収がたかければ人気がある。

 画面をチェックしていくと、年収一千万円を超えると、申し込み件数が一気に増えている。年収二千万円になると、何十人もの女性の申し込みが来ていた。

 一方女性会員の年収は三百万円以下が多い。相対的に派遣社員やパートタイマーの比率は高い。二十一世紀の日本は出口の見えない不況が続いている。やはり、結婚には安定した生活を求めるのだろう。』

『婚活パーティーは社会の縮図だ。日常生活でもてなければ、悲しいかな、パーティー会場でももてない。

 しかし、逆の理屈も成立する。

 婚活パーティーでうまくいくようになると、日常での男女関係のスキルも上がるのだ。

 仕事上の集まりで出会った女性を以前よりも抵抗なく誘えるようになったり。

 かつては考えられなかったようなナンパができるようになったり。』

『入会してもうすぐ一年という頃、登録を延長するかどうか迷いつつ、信頼する五十代の女性担当スタッフに、次は積極的な男性と会いたいと、リクエストをした。

「それはうちでは無理よ」

 即答された。

「自分でパートナーを見つけられない男性が登録しているんだから」』

『「女性会員は、相性のよさを感じる男性と出会っても、なかなか決めません。目の前にいる人よりももっと素敵な男性がいるかもしれない、そう思われるみたいですね。私どもがお勧めしても、悩まれる。そうしているうちに、その男性はほかの女性会員とお付き合いを始めてしまいます。」』

『「ニューヨーク駐在員の男性が帰国したら、たぶん、すごくもてるはずです。勤めている会社では役員へ向けての昇格のラインに乗る可能性も高いでしょう。帰国してから知りあえても、ライバルが多くて、競争に勝てる自信は私にはありません。だから、現地まで行って先に捕まえてしまおうと考えました。もし良縁があれば、何年かは海外生活を体験できます。ニューヨークに駐在しているような人ならば、帰国後も経済的に豊かな生活ができる可能性は高いと思いました」』

『ニューヨークでの婚活は、日本人女性にとっては諸刃の剣だ。

 自分を厳しく律して上手に利用ですれば、この街には思いもよらぬ出会いのチャンスがある。現地駐在の日本人との良縁があれば、外国暮らしを経験できて、帰国後には経済的に恵まれた生活が待っているかもしれない。また、日本人女性との交際や結婚をステイタスだと考えるアメリカ人男性は多く、彼らとのそれまで体験したことのないほど甘い生活があるかもしれない。

 しかし、もてすぎることは危険も伴う。それまで日本でも男性にちやほやされてきたならば、冷静さを失わずにすむかもしれない。でも、突然想像を超えた愛情を与えられると、自分を見失っても不思議ではない。価値観の違う社会で生きる男性に翻弄されないように、気をつけるべきだろう。』

『ネット婚活には何千もの男女が登録している。都心部で週末に行われている婚活パーティーも盛況だ。その風景を見ると「自分もきっと結婚できる」と錯覚する。こんなにたくさんの男女が結婚を望んでいるのだから、結ばれないはずがない。そう考えて自然だ。しかし、実際には歩み寄りがなければ結ばれない。』

 という、この本に書かれていることは、まったく普通の社会でも同様のことではあるのだ。だったら何のための婚活サイトや婚活パーティーなんだろう、ということなのだが。それもしょうがないか。世の中は、そんなにうまくはいかないのっであって、そこは普通の世界と同様の常識しかないのである。

『男が求める、容姿に恵まれてしかも従順な女性など、世の中には存在しない。

 女が求める、年収が多くて優しくて浮気をしない男性など、世の中には存在しない。』

のである。

 やっぱりね。

 

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