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2011年8月28日 (日)

結局、小田原酔っ払い道中記とあいなりまして

 ということで8月26日のエントリーに従い小田原へ行ってきた。

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 ただし、今回は小田原城へは登城せず。もう何回も行ってるしね。

 ただし、今小田原城では「小田原城跡本丸・二の丸植栽管理計画」というのがあって、要は、小田原城の様々な木々の根がいろいろ伸びてしまい、その結果、小田原城の遺構を(例えば、石垣の一部なんかを)壊してしまっているという問題があって、それを解決するために小田原城の木の一部を抜いてしまおうという計画なのだ。その計画の矢面に立っているのが小笠原清氏といって、実は故・小林正樹氏の映画『東京裁判』の監督補佐をやっていた人が、その当事者なのだ。まあ、私はその縁で知り合いなのだが、小笠原氏は小林正樹氏の他、大島渚氏の『新宿泥棒日記』『無理心中 日本の夏』なんかの助監督もやっている、助監督のプロみたいな人である。結構、コワいオッサンなのである。

 一方で、それを阻止しようとする人達がいて、伐採推進と反対の運動が起きている。当然、小田原市は伐採推進の立場なわけで「小田原城跡本丸・二の丸植栽管理計画」というものを作っているわけだが、その計画の代表者に何故か小笠原氏がなってしまっていると言うわけなのだ。反対する人たちは、自然に生えた木々を倒すのはいかがなものか、という立場なわけなのだが、もともと小田原城に「自然に生えた木々」なんてものもある筈もなく、人が植林した木々だけしかないのだが、何故か、反対運動をしている人たちにとっては、それをしも自然に育った木じゃないか、というわけだ。TBSの『噂のTOKYOマガジン』なんかにも取り上げられて、小笠原氏が何か悪者にされてしまっているのが面白い。

 まあ、そんな面倒なことは小笠原氏に任せておいて、私は小田原城のちょっと先にあるはずの「株式会社ういろう」を目指す。

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 で、小田原城をちょっと先へいったところ、国道1号線沿いに目指す小田原城天守閣、じゃなくて「株式会社ういろう」はあった。店の看板に「ういらう」と書いてあるのは当然のこと、何せ創業600年だそうなのだ。そのういろうの袋に書いてある言葉によれば『この「お菓子のういろう」は約600年前、吾が外郎家の先祖が京都在住の時代、自ら作って客の接待に供したものであります。これが名薬「透頂香ういろう」の苦い味と対照が良かった為か、忽ち、朝廷、幕府を始め、当時の貴紳の前に評判となり、依頼に応じては作って供したものでありますが、求める人が益々ふえるので後に販売する様になったものであります。

 ご祝宴に、お茶席に、お子様に、ご産婦には何よりのものです。栄養価が高く、而かも胃腸に障らぬお菓子です。素朴で気品のある淡雅な味をご賞味ください。』と書いてある通り、名古屋の青柳ういろうや大須ういろは本物じゃないということなのだろう。

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 で、食べてみれば、実に「ういろう」としか言いようのない、まあそういう味だ。

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 で、こちらが歌舞伎十八番に出てくる「外郎売」の「ういろう」。つまり、「透頂香」である。「懐中必携之霊剤」という文字も凄いが、なにしろ「外郎藤右衛門」という名前が凄い。要はこの藤右衛門さんが「透頂香」を作ったわけね。効能を見ると『腹痛、下痢、渋腹、胃痛、胃痙攣、慢性胃腸炎、食中毒、吐寫、吐気、酒の悪酔、便秘、食慾不振、消化不良、頭痛、眩暈、心悸亢進、息切、声の嗄れ、発声適度、咽喉痛、咳、淡のつかえ、心臓補強、気付、船車飛行機の酔、山の酔、日射病、夏負け、寒さまけ、疲労恢復、歯痛、口中の疫病、其他広く急病に用ひ、又強壮薬として常用す。』とある。つまり、ほとんどの普通の病気には全く大丈夫という万能薬なのだ。

 勿論、こんな万能薬が今の薬事法では適用にならないので、多分、健康剤としてしか通用しないのではないだろうか。ういろうでは、当然薬事法適用薬も売っており、お菓子のういろうの裏側には、しっかり薬剤ルームがある。

 つまり、薬屋さんとお菓子やさんが同居しているというのが株式会社ういろうであり、それは昔の外郎家の時代から変わらないのであろう。すごいなそれも600年ですよ

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 で、昼食は「松琴楼」という老舗風のうなぎやで食べた。老舗とはいっても、そんなにうるさそうな店でもなくて、皆さん割りかし普通に入ってきます。

 私は、蒲焼とお新香、骨焼き、塩辛に日本酒という組み合わせでいただいたのであるが、他の皆さんはだいたいビールである。まあ、それだけビールという飲み物が日本の飲み物になったということなんだろうけれども、普通は蒲焼ならお酒ですよね、普通は。

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 まあ、おまけの鈴廣の蒲鉾です。この板についているのが、お魚なの? と言えれば、あなたも立派に「かまとと」です。

EPSON RD1s Elmarit 28mm/F2.8 (c)tsunoken 

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