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2011年7月31日 (日)

二つの大森貝塚

 弥生時代の登呂遺跡、縄文時代の大森貝塚として、小学生でも知っている大森貝塚なのだが、実はそれが二つあるって知ってました? えっ、知ってるって? そうですか、知らなかったのは私だけなのね、じゃあさよなら・・・・・・。

 という訳にはいかないのだ。先日、蒲田まで仕事で行く途中みかけた「大森貝墟」という碑がなんか昔見た「大森貝塚」の碑と違うな、と思ったのがきっかけであった。ということで、大森まで出かけたと思いねえ。そしたらそこにあったのは二つの「大森貝塚(墟)」の碑であった。

2011_07_30_048_2 これが「大森貝塚」の碑。品川区大井6-21-6の大森貝塚遺跡庭園の中にある。

2011_07_30_017_2 これが先日、電車の中から見た「大森貝墟」の碑。大田区山王1-3にある。今はNTTデータ大森山王ビルの敷地にある。勿論、立入可能。

 実は、大森貝塚を発見したエドワード・モース博士が、その大森貝塚発掘の報告書である“Shell Mounds of Omori”に貝塚の住所や地図を載せていなかったことから、品川区と大田区の双方が自らの貝塚跡地に「大森貝塚(墟)碑」を作ってしまったというのが、その原因らしい。しかし、結局モース博士の発掘から100年後の1977年になって、大森貝塚発掘時の「発掘補償金」、つまり個人の持ち物だったのだろう当時の貝塚のあった場所を、貝塚発掘のために公のものにするために接収したのだろうその補償金の支払い記録が東京都公文書館で出てきて、それに記されていた発掘場所の住所が「大井鹿島谷2960番地」となっていたことから、現在、「大森貝塚遺跡庭園」となっている場所が「モースの大森貝塚」ということになったということだ。鹿島谷というのは、すぐ近所に鹿嶋神社があるから付けられた住所なのだろう。

 では、「大森貝墟」には貝塚がなかったのかといえば、そんなことはなく、ここにも貝塚はあったようで、現在の「大森貝塚」の一連の流れの中の貝塚の一部のようであったようだ。まあ、品川区・大田区といってもすごそばだし、当然、縄文時代には品川区・大田区なんてものはなかったわけだしね。

2011_07_30_025_2 大森貝塚遺跡庭園入り口。

2011_07_30_030_2 遺跡庭園の中の解説看板。縄文の時代は現在の京浜東北線(東海道線)の辺りまでが海岸線で、すこし高台になっている線路の西側が陸地だったようだ。そこで、この地に貝塚があるというわけ。しかし、横浜から東京に向かう汽車の窓から貝塚を発見したというのは、如何に当時の汽車がゆっくり走っていたのか、あるいはモース博士の眼が良かったのか。

2011_07_30_061_2 貝塚のあった場所。

2011_07_30_041_2 で、これが復元貝塚。実際の地層にこんな感じで埋まっていたのだろう。それを汽車の窓から見つけたというのも・・・。

2011_07_30_056_2 モース博士が縄文土器を手にしている銅像。

2011_07_30_069_2 実際には品川市民の憩いの場なのだろう。子供たちも沢山遊んでいる。後ろに見えている白いドームの下に復元貝塚が入っている。子供たちは社会科見学かなんかで貝塚を見に来るんだろうな。

 大森貝塚のHPはコチラ→http://www.city.shinagawa.tokyo.jp/jigyo/06/historyhp/midokoro/kaizuka/kaizuka.html

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