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2011年7月30日 (土)

『シモネッタのドラゴン姥桜』は下ネタばかりの自慢話

 シモネッタこと田丸公美子さんのエッセイはだいたいイタリア男に関する下ネタ話なのだが。ついに自分の息子まで下ネタの材料にしてしまったわけだ。

『シモネッタのドラゴン姥桜』(田丸公美子著/文春文庫/2011年7月10日刊)

『「お前達、開成に入ったのは自分の頭がいいからだなんてうぬぼれるなよ。いいか、お前達がここにいるのは、五パーセントがおまえらの実力、十パーセントが父親の財力、残り八五パーセントは半狂乱の母親の力だ」。中学入学後、ある先生のこの発言を聞いてきた息子がいいました。

「うちのお父さんは財力ないし、お母さんは放任だったから、僕の場合一〇〇パーセント実力ということになるのかなー」』とゴーマンかました息子の前で安閑としている母親。

 まあ、基本的には自分が何もしないのにも関わらず、息子が開成に入学して、東大法学部に現役入学し、おまけに在学中に司法試験に合格してしまった自慢話なのであるが、その自慢の仕方がすごい。なにしろ『「実はうちの息子が田丸君に巨乳ヌード写真を見せてもらったと申しましてね・・・・・・」。私は彼女の言葉を途中で遮って言った。「うちの息子に限って、そんな!! 彼は大きすぎるおっぱいは嫌いだ。小ぶりな手の平サイズがいいって、いつも言ってるんですのよ」。言ったあと「まずい、初対面でこんなこと言うべきではなかった」と後悔のほぞをかんでいると、E夫人、高らかに笑っておっしゃった。「まあ、坊ちゃんだけじゃなくって、お母様もユニークですこと!」アー、良かった。ジョークのわかる人だった。ほっと胸をなでおろす、しかし、もう一つの心配がわいてきた。私は、中学入学式の翌日、イタリア出張に出かけたのだが、その際、彼の部屋に無断でポスターを貼って行ったのだ。それは、アメリカ版「プレイボーイ」大判折込ヌード。巨乳の美しい裸体はピンアップガールのものなのだが、顔の部分には私の顔写真を貼り付け、そばにサインペンで「これを見てママを思い出してね」と書いておいたのだ。帰国したときには、壁にポスターは残っていなかった。「まさか、友達にあれを見せたのではないだろうか」。親の心配は尽きない。そして遅まきながら気付く。私こそ、半狂乱をはるかに超えた「日常性・全狂乱の母」なのだと。』といった話しのオンパレードなのだ。自分のヌードじゃなかったから良かったものの、こんなことをする母親はまずいないえだろう。おまけに息子のガールフレンドはみんなネタにしてしまうし・・・。

 だからこそ、司法修習生として研修が開始されると息子『俺の仕事には厳しい守秘義務がある。ものを書くあんたには、もう一切なにも言わない』と宣言されてしまうのだ。

 しかし、開成という学校もすごい。なにしろ現役・浪人あわせて毎年200人位の東大合格者がいるわけで、殆ど東大生の5~6パーセントが開成出身者。ということは東大の中でも試験の際などには当然開成出身者は有利なわけで成績は悪くはないはずだ。でも、そんな開成は実際には毎年5月の第二日曜日(母の日)に行われる運動会を軸にまわっている学校なのである。高校2年のときの運動会が終了すると、そのままクラス替えのない高校3年の運動会までの1年間は完全に運動会の準備に費やされるのだ。そして高校3年の運動会が終了すると大学入試への受験勉強が始まる。で、一学年の半分くらいは東大を受験する、というとんでもない学校であり。おまけにセンター試験の会場は自分の学校で受けるという、これまたとんでもなく有利な条件で受験をするのだ。ただし、学校での受験指導は一切なし、受験勉強も一切なし、それでいて5パーセントも東大生がいるというのは、地アタマが良いということ? というか、まあ人間というものは如何に環境に左右されやすい存在であるか、ということなのだろう。

 まあ、そういうこと。

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