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2011年6月15日 (水)

「地デジ化」の大問題

 地デジ化に反対をしているわけではないのだ。ただ、その拙速なやり方に反対しているだけなのだ。

『「地デジ化」の大問題』(坂本衛著/知的発見!BOOKS/2011年6月14日刊)

 筆者は別に地上波デジタル放送に反対しているわけではない。『地上デジタル放送が始まっても、「地デジに反対はしないが、進め方がよくない。視聴者の負担を軽減するよう方向転換するべきだ」というのが、今日までの私の一貫した立場です』ということなのだ。

 要は「80歳以上の高齢者世帯」(250万世帯)や、単身者1000万世帯を相手にしていないアンケートでもって、「いやいやもうすでに地デジの下地は出来ているという」調査報告自体が変だと言っているのである。それだけ。アンケートに応えた世帯の調査では90%を超えている地デジ対応テレビであるけれども、実際の普及率で言ってしまえば80%もいっていないだろう、というのが筆者の主旨である。

 しかしながら、アナログ波がデジタル波になって何が変わるのかということに関して言えば、私はまったく期待していない。基本的にはアナログ普通画質がデジタル・ハイビジョン画質になるわけであるけれども、単にそれだけでしょう。今の制作費が切り下げられたテレビ制作現場では、結局「ひな壇お笑い芸人」(それも若手ばっかり)のつまらないくだらないギャグばっかりの番組になってしまい、そんなものを何故「ハイビジョン」で見なければならないのか。結局、テレビを見ている人たちは、高画質やら高音質なんてものには気にしないで、時々の瞬間的な「笑い」があればいいのだ。だったら、前のテレビにセット・トップ・ボックスを付けただけでもよい。そんな状況でなんで「地デジ・ハイビジョン」なんだ? 

 それでも、東日本大震災の後でもかわらない7月24日の地デジ以降日程。東北だけはそれが1年だけ伸びたようだが、1年でいいのか? そんなにVHFの帯域が必要なのか? 

 つまり、何故地上デジタルをやる必要があるのかと言えば;

『地デジで、テレビが使う電波の帯域を整理すれば空きが出ます。通信事業者に使わせれば、新しいビジネスやサービスが生まれます。同時にテレビ電波も効率利用や高度利用ができ、新しいビジネスやサービスが生まれます。高画質・多チャンネル・移動体通信など新しいサービスができます。すると、テレビ・通信事業者も視聴者・通信ユーザーもテレビ・通信メーカーもよいことばかり。総務省も仕事や予算や所管先や天下り先が増えて大いに結構。一石何鳥にもなります。

 放送局では、NHKがせっかく世界に先駆けて開発したのに鳴かず飛ばずで、しかも伝送方式がアナログだったため時代遅れの烙印を押されてしまったハイビジョンを、今度こそ絶対に普及させたいから、やります。

 民放は、投資がかさむわりに、地デジで広告収入が増える見込みがないので、積極的にやる理由はありません。しかし、ほかのみんながやるといい、アナ・アナ変換の資金も国が出すという話になったから、やります。

 メーカーは、新しい高価な機器が売れるから、やります』

 ということで、要は、テレビ視聴者とか消費者の立場では一切考えられていないのだ。送り手(政府とNHK?)だけの思惑。ここは民放連(あるいは「タモリクラブ」みたいな編成局が勝手にやってれば的な扱いをした番組が)がちょっと反撥して「何で今さら地デジなんですか」という運動をやってもいいような気がするのだが、どうだろうか。地デジになったって制作費が増えるわけではないのだし、むしろ地デジ対策費でもって現場に落ちる金はどんどん減ってきているのだ、それでなくてもスポンサー収入が減っていて番組制作費が減っているのだからね。

 本当に、そんな動きが民放制作現場から出てきたらうれしいな。そうなれば今のテレビも「おうなかなかやるな」という感じで見返すこともあるのだけれども。

 少なくとも、テレビに就職した人たちは、多少なりともジャーナリスト精神は持っているのだろうから、そんな感じで自分の所属する会社と自分というものをもうちょっと相対的に考えてもいいのじゃないか。

 大丈夫、そんなことで斬首される会社はないって。

 正しいことを言っていればね。

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