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2011年6月25日 (土)

『甲子園だけが高校野球ではない』というのは当たり前の話ではあるのだけれども

「甲子園だけが高校野球ではない」なんてことはは当たり前なのである。それを、弱小都立高校のマネージャーが一年発起して、ドラッカーを読んで、その年には自分のチームを甲子園に連れていくという、「全くあり得ない」ストーリーを書いた『もし高校野球のマネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』がベストセラーになったおかげで、「甲子園だけが高校野球ではない」というストーリーの監修を務めるというのは、なんか皮肉だし、「そんなに分かっているのだったら、『もしドラ』だってもっとリアリティのある、東京都予選で終わる話にしたってよかったんじゃないか、それはそれで盛り上がる話なのだから、という気分にもなってくる。

『甲子園だけが高校野球ではない』(岩崎夏海監修/廣済堂出版/2010年8月4日刊)

 岩崎氏も書く通り『その昔、高校野球というものの残酷さに、ちょっと慄然とされられたことがある。というのも、例えば出場校が4000校あったとすると、勝ち残るのはたったの一校で、残りの3999校は必ず「負け」て終わらなければならないからだ。その「負け」のおびただしい集積が、高校野球というものの正体なのである』ということだ。

 もう少し言えば、全国4000校の全てが基本的には「甲子園」を目指して日々野球の練習をしているわけだ。勿論、その中には「うちはせいぜい県予選3回戦までだよな」とかいうチームもあるだろうし、「部員も足りないし、県予選に出られただけでも幸せ」というチームもあるだろう。しかし、大半のチームは「叶わない夢」としても、取り敢えず「甲子園」を念頭に置いて練習をしている。まあ、そのほとんどが「お前ら自分を買いかぶり」とか「甲子園を甘く見てるんとちゃうか」という話なのであるが、でも「甲子園」を夢見ていることだけは確かである。でも、そんな夢に見ていた「甲子園」を3960校、75240人の生徒は夢をズタズタにされてしまうのである。そしてえらばれた40校程度だけが「甲子園」のグラウンドに立てて、39校は負けて、1校だけが栄冠を勝ち取るのだ。つまりその1校19人の裏には75981人の「負け」があるのだ。そんな76000人から選ばれた19人の栄光なのだが、ではその栄光はその後もずっと続くのかと言えば、それは決してそんなんことはない。だって、たかだか18歳の人生でしょう。そんなもの、その後に続く60年以上の人生に比べれば、ホンの入り口にすぎない。つまり「高校の時の栄光」なんて、まさしく「高校の時だけの栄光」にすぎないわけで、その後の人生、例えば大学野球に進んだとしてそこで活躍できるか、社会人野球に進んだとしてそこで社会人としてと同時に野球選手としてどういう人生を送れるのか、プロ野球人になってもそこでどういう活躍ができるのか、勿論、高校で野球をやめてそのまま社会人になる人も多いだろうが、そういう人たちだって社会人としてどういった生活を送るのか、ということが大事なのであり、その際には「高校野球の栄光」なんてものは、何の評価もされない。

 つまり、高校野球ジャーナリズム(なんてものがあるのか?)にとっては、高校野球が全てではあるけれども、野球選手自身にとっては、所詮、高校野球なんてものは単なる「通過儀礼」みたいなもんで、終わってみれば「ああ、いい思い出だったな」ってなもんである。

 唯一、岩崎氏もいいことを書いている『甲子園という山は、あまりにも高い。それゆえ、多くの選手が、それに登ることに集中するあまりに、「その後どう降りてくるか」ということを忘れがちだ。

 しかし、これは覚えておいて損はないだろう。人生も同じで、どう登るのかと同じくらいに、どう降りてくるかということも、やっぱりとてもだいじなのである』という事である。

 まあ、これは760人の「甲子園出場球児」だけの問題である。「自分たちは『甲子園』に出た」という自意識をどこで捨て去ることができるのかということであろう。まあ、それが難しいのですよ。で、結局は世の中に「オレは甲子園出場したんだぜ」ということだけしか言う事のない中途半端な連中がはびこってしまうのだ。その後も、野球をやってればいいのに、野球をやってない連中まで「元甲子園球児」を言ってもねえ。まあ、こういう人たちは、岩崎流に言わせると「降り方を知らない」人たちなんだろうな」。

 まあ、ともあれ全国75000人以上の高校生が県予選という名の公式戦を始める時期が近づいた。多分、各県とも7月初めから夏の甲子園県予選が始まるんじゃないか。しかし、そんな県(都・府)予選に赴く観客としては、予め「甲子園だけが高校野球ではない」なんてことは承知の上で身にいくわけで、選手もそんなことは承知で試合をするわけである。

 そんな、甲子園までずう―と遠い予選大会が、7月からは始まる。これはこれで、面白いんですよ。予想もつかないしね。ただし、大体春大会で勝ち進んだチームが強い。

 東京都の東地区の予選は以下の球場で;

 球場は;

・市営立川球場

・昭島市民球場

・府中市民球場

・明大球場

・大田スタジアム

・江戸川球場

・都営駒澤球場

・神宮第二球場

・神宮球場

 試合の組み合わせは下記のURLで;

 http://www.tokyo-hbf.com/news.php?nid=45d3a22dbca16ee5d6be942a83f183e3

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