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2011年5月25日 (水)

なんとなく見た目よりは育ちが良さそうなひとが書いた『女子校育ち』

 お祖母ちゃんが十文字、お母さんが白百合、本人が女子学院という筋金入りの女子校(なおかつ中高一貫校)育ちの辛酸なめ子氏による女子校論考である。

『女子高育ち』(辛酸なめ子著/ちくまプリマー新書/2011年3月10日刊)

 我が家も、妻と娘は「同じ」女子高出身で、なおかつ妻は小学校から、娘は幼稚園から高校までで、という完全に人生間違っとるような、公立共学育ちの私からすると、およそ想像だにできない世界で生きてきた人たちが身近にいるので、思わず手にとってしまった、というわけだ。

 ただし、我が妻やら娘から取材したところでは、特に女子校だからといって特別変なところはない。便所掃除がやたら完璧を求められたり、とにかく掃除関係はやたらうるかったようだが。

 白百合の例『放課後に一時間かけて念入りに掃除をして床をツルツルにすると、終了後はシスターがやってきて、昔の昼ドラの姑のように、窓の桟を指でさっとぬぐって埃チェックをするそうです。チェックが通らないと家に帰れません。掃除の後には反省会もあります』と言う話は、白百合ではないが、同じカトリック系の女子校に学んだ我が妻からも聞いた話。要は同じカトリック系の学校にいくとこんなもんだというところでしょう。要はカトリックということではなくて、「女と女の世界」ということなんだろうか。しかし、東京純心女子のような『中でもきついのはトイレ掃除。週番で回ってくるのですが、終わった後必ずシスターがチェックしに来て、なんと直接便器を手で触るそうです。さらには、「あなたたち、これをなめられるの?」と厳しく追及されることも・・・』という極端な話までは聞いていなかった。「便器をなめる」って、趣味じゃないし、ええ、そんなこともあるのかと思いながらも、しかし我が妻を見ると、そんなに掃除は好きそうでもない。まあ、家の中はきれいになっているけれども、「もう、面倒くさい」というのが妻の感想である。つまり、基本的には掃除をしなければならないことは良くわかっているけれども、面倒なものは面倒、好きじゃなければやらないわよ、というのが普通の反応なのだろうな。

 ところで東京近郊の有名な女子校をタイプ別に分類すると『お嬢様系』に大分類された『深窓お嬢様系』と『お嬢様系』、『ニュートラル系』に大分類された『温室・夢見がち乙女系』『良妻賢母系』『モテ系』、『勉強系』に大分類された『努力型秀才系』そして『性超越系』というのがあるそうだ。フーム、なるほど同じ雙葉学園でも田園調布と四谷と横浜では違うわけね。「性超越系」で桜陰や女子学院は分かるけれども、慶應は違うんじゃないかとか、「努力型秀才系」の豊島岡なんかは少し前まではスケバン高校だったような気もする、なんて昔のことを思い出したりしながら読み進むのだが、そういえば美智子皇后も「お嬢様系小学校」から「深窓お嬢様系中学~高校~大学」へ進んだわけで、なるほど宮内庁も考えているわけなのだった。

 で、結局この本で辛酸氏が何を言いたいのか、女子校を引き摺り下ろしたいのか、あるいはこんないいところはないですよ、と持ち上げたいのか、それは良く分からないのだが、「おわりに」で書いてあるとおり『自然に媚を売れなくても、気が利かないと言われても、変な男性にだまされそうになっても、負け犬呼ばわりされても、サバイバルしていける・・・・・・。女子校出身でない人にも、この本からめくるめく女子校エキスを吸収することで、明日への活力や回春の原動力としていただければ幸甚です』ということなのだ。しかし、果たしてこの本が「回春」の役にたつのかどうか・・・は、まあ読んだ人のエッチ度次第なのだろう。ちなみに私は、既に妻と娘から女子校の実態を知らされている(でも、ほんの一部分だけだろう。すべてはさらけ出していないはずだ)だけに、読んでみると「ああ、なるほどね」というだけであった。

 で、結局どうなのかといえば、まあ女子校に行ったって、男子校(私の息子2人がいっていた)に行ったって、結局はそれぞれの方法で青春を送っている(楽しんでいるとは言わないが)ということなのである。結構、つまらない結果でしかないな。まあ、所詮、大学に行ってしまえば、普通は「男と女の付き合い」も出来てしまうし、それまでの親の苦労(というか心配)なんてものは笑い話にもならないのだけれども、それでも女子校神話って生きているんでしょうか? もう、みんな携帯だって「親公認携帯」と「自分用(カレシ用)携帯」を使い分けている時代である。もはや、親による子どもの支配は小学生までだけなのかもしれないね。中学生以上になったら、もう駄目です。

 まあ、それでも結構普通の中・高生は普通に生活を送っているものです。一部、ちょっとトンガッた人はいるけれども、それは極く一部の人たちだけで、大半は普通の満たされない、つまらない3年間(か6年間)をおくっているだけなのです。まあ、6年間のモアトリアムの後で、ハジけるかどうかは知りませんが・・・。

 ちなみに辛酸家(って言っていいのか?)三代の順番ではお祖母ちゃんが「温室・夢見がち乙女系」、お母さんが「お嬢様系」で、本人が「性超越系」ということであり、そういう家庭に育つと、ああいう人になるのか。まあ、別に美人でもないし、男を従えている雰囲気も持ってないし、かといって男にかしずいている雰囲気もないし、でも、なんとなく「お嬢様オーラも少しあるし」ということで、フムフム・・・なんてね。

 まあ、美人の部類ですよ。と言っておこう。

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