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2011年5月30日 (月)

ふるさと山古志に生きる

 先週に引き続き山古志の話である。今日は、牛の角突きではなくて本によって山古志村を知ろうという話。

『ふるさと山古志に生きる――村の財産を生かす宮本常一の提案』(山古志村写真集制作委員会編/農村漁村文化協会/2007年4月25日刊)

「宮本民俗学を引き継ぐ農文協の本」の中の一冊として刊行された本書は、一方で『写真集 山古志村/農文協/20005年10月刊)と対になった中越地震で被災した山古志村への支援本の一つである。

 先ほどから「山古志村」という言い方をしているが、つまり今は「長岡市山古志」という地名になっているが、元々は「新潟県古志郡山古志村」という地名で、要は古志郡の中の山の中ということなのだ。で、中越地震が起きた時はまだ古志郡山古志村であり、その後長岡市になった時には当初は「山古志」から「山」がとれて「古志」と言う地名になり、つまり先週行った山古志闘牛場の場所は以前は「長岡市古志池谷」とい地名だった。それが、最近「山古志」という旧地名が使われることになり「長岡市山古志池谷」とか「長岡市山古志虫亀」という両方とも闘牛場がある場所なんだけれども、そういう昔からの地名が使えるようになったというわけだ。

 で、『ふるさと山古志に生きる』なんだけれども、山古志村の三つの特徴というか名物というか、がメインのポイントである。つまり、「棚田」と「牛の角突き」と「錦鯉」である。いずれにせよ、結構根本が分かっているような話である。つまりまず「棚田」に関して言ってしまうと、やはり山がちの山古志村(まあ、村の名前に「山」が入っている位だからね)では、狭い山の斜面を利用してそこに田圃を作るということになるのだろうな。これは能登の千枚田なんかと同じ発想だ。しかし、この棚田というのは一つの田圃がとても小さくて実に効率が悪い。しかし、そんなところにも田圃を作らなければならないというお百姓さんでもあったのだけれども、そんな田圃にも水を引かなければならないので、そのための灌漑用の池があるのだ。で、その池をうまく生かそうというのが錦鯉の養殖というわけだ。

 前にも書いたけれども、牛の角突きの牛は基本的には南部牛。つまり、昔は岩手県からいろいろなものを新潟県まで持ってきた牛をそのまま新潟で売ってしまったのが新潟の牛の角突きのはじまりだということ。

 そういう意味では、山古志村は新潟県でも有数の「売り物」を持っている村ではないのかなとも思うのだが、どうだろうか。

 そんな、山古志村をどうしたらいい村にできるか、ということを宮本常一が、1978年(昭和53年)に山古志村に来て講演をしているそうだ;

第一話――人口減少をくい止める核づくり

第二話――農協合併は村の意識を高める

第三話――本当の畜産は山の資源を利用するところから始まる

第四話――安易な工場誘致をしてはいけない

第五話――錦鯉の大衆化で山古志の名を高めよう

第六話――模型づくりや文化財保存を通して山古志を知る

第七話――自分たちの山を生かして使おう

第八話――誇りをもって農業をしよう

第九話――観光と農業を組み合わせた村づくり

第十話――観光の基礎・風景と味を作り出す

 というのが、まあ宮本氏の提案の各テーマなのだけれども、それぞれみんな腑に落ちるものばかりだ。でも、結構この提言通りのことを山古志の人たちはやっているようだ(まあ、あまり大企業から目をつけられるところではないからな)。まあ、それが今に見る山古志村復興の姿だし、錦鯉だし牛の角突きの姿でもあるようだ。

 まあ、とりあえずは関越高速道を堀之内インターチェンジで降りて、それから山の方にどんどん入るのですが、とにかくどんどん山の方に入っていただき、山古志村に行ってください。まさに、「棚田」がいっぱい、「錦鯉池」がいっぱい、で、「闘牛場」です。じつは、山古志闘牛場(池谷)のことをずっと書いているけれども、そのすぐ近所には(とは言っても別の山ですが)虫亀闘牛場もあるし、市は違うけれども小千谷市の闘牛場も、じつはほとんど山古志闘牛場の裏山当たりなんだよね。そうつまり昔の新潟二十村と言うい方をされていた古志郡のメインである小千谷市と山古志村ということなのだよな。

ということで、とりあえず山古志と小千谷の闘牛サイトを置いておきます。

山古志のブログかこちら→http://www.soiga.com/togyu/

小千谷の方が結構ちゃんとしている→http://www.tsunotsuki.com/

 そこからいろんな所へ行けると思います(新潟にも近いし、湯沢にも近いし、ってまあ丁度真ん中なんだけれども)どうぞ。新潟も新潟市や上越のスキー&温泉ばっかりじゃなくて、こんなエンターテインメントもあるんですよ、というところで。東京からも近いしね。

 で、こちらの本もよろしく。↓

 

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