フォト
無料ブログはココログ

Amazonウィジェット

  • Amazonおまかせリンク
  • おすすめウィジェット
  • Kindle

« ふるさと山古志に生きる | トップページ | 『カラー版 元気になる! 日本の森を歩こう』を読みながら日本の今後を考える »

2011年5月31日 (火)

『ソーシャルメディア革命』じゃなくてブログ革命なんだよな

 ソーシャルメディア革命なんていうからツイッターとかフェイスブックに関係する話かと思ったら、勿論それにらには触れているけれども、基本的には「ブログ」についての話なのであった。

『ソーシャルメディア革命 「ソーシャル」の波が「マス」を呑み込む日』(立入勝義著/ディスカバー携書/2011年1月20日刊)

 で、日本におけるグリーやミクシィはソーシャルメディアではないというのが立入氏の発想である。多分それは匿名でも参加できるという部分もあるし、よりリアルな世界と繋がっているかどうかとういうことが大事なそうだ。まあ、たしかにフェイスブックはそれがある。で、日本でそうした「ソーシャルメディア」が立ち上がらない理由として10の原因を立入氏は上げる。

1 既存の大手メディアの影響力が多すぎる

2 人権意識が低い

3 政治(や社会)とジャーナリズムへの関心度が低い

4 個性を認めない「出る杭を打つ」文化の存在

5 自営・独立をする人が少ない

6 非営利団体に対する支援と理解の欠如

7 語学力の低さと国際意識の欠如

8 PV神話が根強い

9 先駆者としての匿名掲示板の存在

10 芸能ネタへの偏り

 とまあ、言われてみればその通りと言うしかないような理由ばかりなのだ。しかし、ひとつだけ優位な点として言えるのは9番目の「匿名掲示板」だけだろう。これは「2ちゃんねる」のことなんだけれども、たしかに一時期「2ちゃんねる言論」なんてのもあった時期はあったが、結局それは「匿名」という部分に於いて本質的な言論にはならず、言いっぱなしのやらずぶったくりの言論でしかないし、そんなものは「言論」とは言えないということになり、更には「脊髄反射」みたいな書き込みが多くなった時期からは、全く「言論」としては機能しなくなってしまった。この辺は、ツイッターも同じであり、ツィートする方はいいけれども、それにたいするリツィートは完全に脊髄反射だけの反応が多く、特にそれがこの3.11以降によく見られた状況を見ると「日本における」ツィッターは「もう終わったな」という感さえするのである。要は、メディアというのは中立なものでしかないが、メディアの存立を決めるのはそれを使う人間次第なのだということだろう。

 で、最後に立入氏的プロブロガーになる方法だ;

1 トピックを絞り込む■自分が得意で差別化できる分野を探す

2 継続は力なり■少しずつでもいいからとにかく毎日書く

3 ブランドを意識すべし■ブログもビジネスと同じ

4 アクセスに興味をもつ■リスニングはエンゲージメントに欠かせない

5 ブログのSEO効果を知ること■上位に表示されるために工夫する

 ということだそうだ。この辺だと、私も結構気にはしている部分である。5番目だけはあまり意識してはいないが、それ以外は私も意識している項目ではある。

 ただし、ひとつだけちょっと違うかなと思うのは『ブロガーは、主婦やニートにこそチャンス?』という部分だ。確かに、家庭にいる専業主婦が(あるいは子育て時期だけの専業主婦かもしれないが)プロブロガーになれるチャンスはあるかもしれない。それは自己表現意識をもった女性がたまたま専業主婦になってしまっていることがあるかもしれないからだ。そんな彼女たちにとってみればブログという形で自己表現ができるのであればそんなラクなことはない。しかし、ニートの連中って、そんな意識もないんじゃないのか? 彼らが何らかの自己表現とか自己表出とかの志向性があるのであれば、とっくに何かをしている筈だ。

 で、結局ニートはニートでしかない。この、滅びの道にある日本と同じ運命を辿る人生なのだろうな。

 立入氏は一生懸命日本のソーシャルメディアが立ち上がる方向やら、方法やら、アメリカ発のソーシャルメディアに対抗して日本がソーシャルメディアを立ち上げることを提案しているのだが、多分、それは無理だろう。最早、日本における新しいメディアの立ち上げはない筈である。もし、あるとするならば、それは日本人によるどこか別の国でのメディアの立ち上げである。もう、この国ではガラパゴス以外の立ち上げはないのだろう。

『よく日本の常識は世界の非常識だと言われる。この言葉が正しいかどうかは別にしても、視点の100%を日本に向けたモノづくりをしてしまうと、日本では売れるが、世界で通用しなくなる。』と立入氏自身が書いているではないか。

 海外にいると、自分は海外にいるからその原点である日本に対してどうしても「日本がんばれ」というような言論になってしまう人は多いのだが、今、日本にいる立場からすると、「もう、日本はダメだよね」ということになってしまうのだ。

 特に、3.11から後は特にね。政治もダメだし、経済界もダメダメだし、これで選挙民がダメになってしまってはいけないから、なんとかしようとは思っているのだが・・・はたして。何しろ、芸能人のクーダラナイ「今日こんなもの食べました」とか「お化粧を変えました」とか「お風呂に入りました」なんてブログが日本ではたいそうページビューを稼いでいるというか、ほとんどそんなブログばっかりじゃないか。

 まあ、こんな芸能人ブログがメインである間中は日本におけるブログ事情は今からあまり変わるとも思えず、まあ、それがブログにおけるガラパゴスなのかな。

 まあ、「滅びの世紀」にいる日本が今から新しいことはできないのです。取り敢えず、昔から(といったってせいぜい30年くらいなのだけれでどもね)と同じことをやりながら、まあ滅びを迎えるのです。その時には、日本の若者は世界中に行っているでしょうね。そうであれば、それでいいのじゃないでしょうか。

 問題は、その後に及んでも日本の若者が海外に行っていないかもしれない、ニートのままなのかもしれない、ということなのだが・・・。

 

« ふるさと山古志に生きる | トップページ | 『カラー版 元気になる! 日本の森を歩こう』を読みながら日本の今後を考える »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/549500/51813966

この記事へのトラックバック一覧です: 『ソーシャルメディア革命』じゃなくてブログ革命なんだよな:

« ふるさと山古志に生きる | トップページ | 『カラー版 元気になる! 日本の森を歩こう』を読みながら日本の今後を考える »

2017年5月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

PEN PEN チョートクカメラ日記

自転車フォトグラファー 砂田弓弦

シュクレはお留守番

アローカメラ&我楽多屋

まだ東京で消耗してるの?