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2011年5月12日 (木)

『モノ言う中国人』ったって、それは「漢民族」だけの問題でしょう。そこがもっと大きな問題なんだよな

 まあ、ようやく中国にも「言論の自由」というものの萌芽が生まれ始めたというところなんだけれども、でも「言論の自由」というものが本当に「自由国家」(つまり資本主義国家)でもあるのかというと、実はそうでもないというところから考えてみると、所詮「言論の自由」なんてものは「相対的な自由」でしかないことに気付かされるのだ。

『モノ言う中国人』(西本紫乃著/集英社新書/2011年2月22日刊)

 本書は基本的には現代中国におけるネットワーク市民の在り方を描いたものなのだけれども、そこに表れているものは「国家権力=共産党」と「ネットワーク市民」との間の「相対的な言論の自由についての話」なのだ。

 80後世代における自由、90後世代における自由という具合に、日々、年々、自由に関する定義というか考え方は変わってきているのだ。勿論、党中央に対する批判は許されないだろうが、それ以外の幹部(っても党中央から見れば下っ端)に対する批判は許されているし、その結果、処分された党幹部(っても党中央から見れば下っ端)はいっぱいいるわけだ。問題はこの「党中央からみれば下っ端」の党幹部という存在なのだが。要は、日本で言うところの下級官僚のことなのだろう。そんな連中が威張っているのが今の中国というところなのだろう。そんな連中を批判したところで党中央は困らない、下級官僚を批判したところで民主党(自民党でもいいけれど)は困らない。そんな連中を処分してしまえば一件落着である。

 問題はそんなところじゃないんだけれどもなあ。むしろ下が腐るということは、上が腐っているということの反映なのだということではないのか。胡錦濤やら温家宝の政権自身が腐っているからそんな政権に対する批判が出るんじゃないだろうか。

 というところで現代中国ネットワーク社会批判なのだけれども、『2010年6月末時点で中国のインターネット人口は4.2億人に達している』というのだけれども、それは確かに日本よりも、アメリカよりも多い。でも、中華人民共和国人口で言ってしまうと13億人とも17億人とも言われている。とすれば、全人口に対するネット人口は20%から30%程度なのだ。我が国の70%からすればパーセンテージで言えばまだまだ少ないのだ。要はそれだけ中国には一杯人がいるということであり、実はもう一つ言ってしまえば、漢民族以外の中国人が一杯いるということなのだ。

 たとえばチベット人だって昔からいたのだけれども、要は中国が漢民族が支配していた時期は三回あるのだがその時は全てチベットを抑圧していたという歴史があるんですね。

 で、モンゴル人だって同じこと。内モンゴルとして中国領に入れられてしまったモンゴルは、もはや勝手にモンゴル人の領土に(つまり中国から見れば外モンゴルという名の、モンゴル共和国領内)には入れない。

 さらにウィグル族たちがいる西辺の方なんてどうなんだろうか。ヘタをするとそこにはイスラムのネットワークが来ているかもね。という位、中国はメチャメチャ広いのだ。

 そんな中国の一部を見たからと言って、それで全てを語れるとは西本氏は思っていないだろうけれども、せめて自分が知っている中国というものは単なる「漢民族の中国」であると認識してほしい。確かに、今、漢民族が中国を支配しているというのは当たり前だけどもね。

 過去、漢民族以外の民族が中国を統治していた時代は、もう少し他民族にたいしても緩やかな統治をしていたのだが、漢民族が統治をしていた時期は完璧に他民族抑圧てのはどうなんでしょうね。こうした他民族支配の様相が、それこそネットワークにおいても実施されているのであろう。要は、ネットワークのインフラを作っているのは漢民族が住んでいる場所だけ、なんてね。

 そうなのだ、中国政府は基本的に漢民族だけのことを考えているんだろうな。

 スターリンが、ソ連崩壊後いち早くソ連邦を抜けたグルジア出身なんてことは関係ないのかな。

 で、面白いのは下の写真。「河蟹」という写真なのだが、取り敢えず中国のサイトにアクセスして、「河蟹」を入力すれば見られる映像なのだけれども。まあある種のユーモアとして、いろいろ中国のネットワーク事情が分かる事にもなる写真なのだ。 要は、三権を持ってる奴が一番えらいというだけのことでしなかいなのだけれども。

 そのくらいに中国のネット社会も余裕を持てるようになったのかな、ということで・・・。

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