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2011年4月 7日 (木)

『東大が倒産する日』はこないだろう、多分

 ったって東大が倒産するのは日本の大学が全部つぶれたあとなんだよな。つまりそれは、例えば北京大学本郷校舎とかになっちゃって、大学の一部分になってしまうということでしょう。まあ、それもあることかもしれないけれどもね。

『東大が倒産する日』(森毅談・豊田充著/ちくま文庫/2011年3月11日刊)

 そうではなくて、1999年から豊田氏が森氏に問うたインタビューにもとづいた本なのだけも、森氏の大阪弁での答えにはなんとなく我々も納得させられてしまう。例えば『カシコに教わるぐらいアホでもできるがな。アホから教わるのが本物のカシコ』なんていう有名な言葉は我々もよく知っている。

 例えば、アメリカの教授といっても幅広い、ということでアメリカの場合皆が入る「寮」の舎監のような教授は『しんどいことに、退学者を出さんようにすることが至上命題なんです。つまり学生の成績を・・・、いわば試験対策なんていうのは(笑)、ハウスの教授がかなりやるんだってね。東大の駒場のしけプリね。しけプリの委員長が教授なんですよ。』ということだ。それはそれで面白いじゃないか。

 面白いのは、中央大学について語っていることろだ。つまり大学が街の中にいなきゃいかんということ、八王子の山の中に行って、それはそれ学問をじっくり自分で突き詰める人はいいですよ。でも、社会科学なんてものはそれこそ「社会」と一緒にいなけれりゃ意味がないのだ、市井の街にいて市井の人と同じ生活をして同じ気分を持って初めて、そんな社会を題材とする学問が出来るのである。そんな意味では、まさに市民社会と同じところに学生がいて始めて経済学やら法学、社会学なんてものができるのだ。

 ということで、森氏は社会の中での学問ということを言っているし、まあ、60~70年代にはいろいろ言われていた「産学協同」路線にも、基本的には「大学の研究を開放する」という意味で賛成している。まあ、今や「産学協同路線」なんて当たり前になってしまっているし、いまや、それがないと大学自体の存立基盤にもかかわる問題にもなってしまっている。

 要は、大学も世間の動きに合わせないと生き残れないということなのだ。

 でも、多分、「東大が倒産する日」はこないだろう。日本中の大学全てが倒産して、その最後が東大だと思うのだけれども、多分そのころには「北京大学本郷分校」とかいうことで東大は残るのであろう。

 ああ、結局そういうことなのね。

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