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« 頭のよい子の家にある「もの」 | トップページ | 『週刊現代』は広瀬隆を呼べっ! »

2011年4月 4日 (月)

『君がオヤジになる前に』の前にホリエモンがオヤジになる前に、だ。

 そうか堀江貴文氏ってまだ38歳なのだったのか、若いね。充分徹夜にも耐えられるじゃないか。

『君がオヤジになる前に』(堀江貴文著/徳間書店/2010年10月31日刊)

 堀江氏に人生相談するのは以下の人たちだ;

Case 1 『起業という選択』 大手メーカー勤務/25歳/宣伝部戦略チームアシスタント/年収600万円/貯蓄200万円/ローンなし/住居・都内1LDKマンション/ひとり暮らし/賃貸料月額10万円/都内私立大学経済学部卒業/学生時代からの恋人あり

Case 2 『本当の働き盛り』 イベント会社勤務/24歳/制作部でアルバイト待遇/年収240万円/消費者金融に20万円の借金あり/住居・都下1Kアパート/ひとり暮らし/賃貸料月額6万円/都内私立大学商学部卒業/彼女なし/正社員経験なし

Case 3 『趣味と仕事の境界』 アルバイト/27歳/3ヶ月前に中堅広告代理店と退職。休職中/年収100万円/貯蓄10万円/都下の実家住まいのため、家賃、食費はゼロ/地方国立大学文学部卒業/彼女はなし/スポーツから読書まで多趣味、これまで3度の転職/現在は一時的に父親の経営するスーパーの手伝い

Case 4 『結婚と保険と』 商社勤務/28歳/繊維部門の国内営業/転職経験なし/年収500万円/貯蓄50万円/民間保険加入を検討/住居・都心2LDKマンション/賃貸料月額15万円/都内私立大学卒業/結婚2年/2歳年上の妻と2人暮らし/子どもはほしい/妻は結婚前からの一般職の仕事を続けている

Case 5 『「待つ」という言い訳』 建設会社勤務/30歳/前職は販売業、水商売ほか5業種ほど経験/年収300万円/貯蓄5万円/車のローンが約50万円/住居・東京近郊の3DKアパート/賃貸料月額9万円/県立高校卒/結婚5年/妻、2人の子と4人暮らし/妻はパートで月6万円程度の収入/生活は苦しい

Case 6 『マイナス感情の克服』 百貨店契約社員/28歳/1ヶ月前の店舗スタッフから顧客電話窓口/年収400万円/貯蓄50万円/30万円のリボ払いローン/住居・都内の1Kアパート/賃貸料月額8万円/県立高校卒/独身・彼女なし/転職経験は3回

Case 7 『クリエイティビティとは』 専門商社正社員/31歳/ネット事業部の主任/年収650万円/貯蓄200万円/住居・都心の1LDKマンション/賃貸料月額11万円/都内私立大学卒/独身/交際5年の恋人がいる/入社以来営業畑。発足したばかりのネット事業の責任者に抜擢

Case 8 『人脈とスキル』 中堅ゼネコン正社員/33歳/法人営業担当/年収550万円/貯蓄800万円/住居・都下2DKマンション/賃貸料月額12万円/地方商業大学卒/妻と娘の3人暮らし/同業他社からの転職組/資格:情報処理、土木施工管理技士、作業環境測定士ほか多数

Case 9 『情報を得ることの意味』 大手飲食チェーン正社員/33歳/本社戦略室課長職/年収800万円/貯蓄1000万円/住居・東京近郊3LDKマンション/30年ローン・月額12万円/都内国立大学卒/妻と2人の固と4人暮らし/近く独立起業を検討中/共働きで世帯年収は1500万円

Case 10 『利益を生む経営』 製造業・経営/37歳/2年前に父親から引き継いで社長へ/年収1000万円/貯蓄1200万円/住居・東京近郊2階建て一戸住宅/親からの譲り受け/地方高専卒/両親、妻、2人の子との二世帯住宅/従業員は35人/社風は家族経営の雰囲気

Case 11 『友人と包容力』 陶芸家/38歳/学生時代から修業後、3年前に独立/年収200万~400万円/貯蓄100万円/住居・地方の平屋建て一戸住宅/賃貸料3万円/藝術大学中退/妻と2人の子の4人暮らし/地元の友人と共同事業を検討中

Case 12 『充実した人生の定義』 実業家/38歳/作家・評論家としても活動/年収・非公表/貯蓄・非公表/住居・六本木のマンション/賃貸料・非公表/東京大学中退/ひとり暮らし/離婚歴あり/証券取引法違反容疑の裁判係争中

 ということで、最後のCase 12はホリエモン自身のことを書いているわけだが、年収、貯蓄、賃貸料は非公表ってズルいよな。嘘でもいいから書いた方がよかった。

 で、「人生相談風」の話なのだけれども、実は人生相談にはなっていないのだ。だって、『君がオヤジになる前に』と言いながら、堀江氏自身がまだまだ「オヤジ」にはなっていなのだ。堀江氏は「オヤジ」の定義を『あらゆること――家族との向き合い方や仕事への接し方、服装や体型に至るまで――を、より良き方向へ改善することを放棄してしまった者たちへの表現だ。

 彼らは現状にただ不満を持ち、将来に不安を抱えながらも、そこを打開しようという意思すら奮い起こせない。ただ、誰に向けるともなく不平を口にしているだけだ。それを僕は「思考停止状態」と呼ぶ』というふうにつける。

 で、問題は本来は「オヤジ世代」にすらなっていない若者が、そのような「思考停止状態」になってしまい、「オヤジ化」しているからなのだ。「空気を読む」という言葉があるが、とんでもないそんな「空気を読む」という思考方法が「思考停止状態」を生むのである。

 勿論、「小泉改革」以来の規制緩和によって様々な業種での「弱い者いじめ」が顕著になってきている、というのは事実ではあるにしても、そればっかりが原因ではない「若者が闘う前にして敗北している状態」が現にある。例えば、地方の三流大学生が、それまでの自分の人生における教育を受けてきた状態を分析し、それを現状にあてはめシミュレートしてみると、自分の人生ののものが「負け組」人生であると考えてしまい、もうそれ以上の努力をする気がなくなってしまっているようなものだ。ところが、実際の人間社会はそんなヤワなものじゃなくて、結構そんな時代にも成功譚というものはあるわけで、それに気づくかどうかという重要な問題もあるのだ。

 そう「諦めない人生」ってのもあるんだぜ、ということ。そんな「諦めない人生」そのものを生きているのが堀江氏自身じゃないか。30代にして事業成功者となり、それこそ「大人の社会」であるプロ野球機構やらテレビ放送網に食い込もうとした結果、それらのエスタブリッシュからの総反撃を受けてあえなく証券取引法で有罪判決を受けて、現在も闘っている最中である。まだまだ38歳の堀江氏は若い。まだまだ徹夜もできる年齢である。自分自身でも年老いたとは考えていない筈だし、まだまだ自分は大丈夫だと考えている筈である。

 ところが周囲を見回してみると、自分よりまだ若いのに、年寄りじみた連中がいる。こりゃまずい、と考えることろが多少堀江氏が「オヤジ」に近くなってきたのかな、というところである。

 だって、以前の堀江氏だったら、周囲の若者がダメになっていくのであれば、それは好チャンス。そいつらを食い物にしていって自分が勝てばいいのである。でも、今の堀江氏はそうじゃなくて、若者の「オヤジ化」を嘆いてみせたりしている。これを「ホリエモンも年取ったのかな」と見るのか「いやいや、そんなこと言いながら実は若者食いを狙っている」と見るのか。面白いことになった。

 だって、38歳なんて、最早「アラ還」の私からしたら、まだまだ「若者」の範疇にはいる人なのだから・・・。

 

 

 

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