フォト
無料ブログはココログ

Amazonウィジェット

  • Amazonおまかせリンク
  • おすすめウィジェット
  • Kindle

« 一人出版社の時代なのかもしれない | トップページ | 東電の官報報道には要注意・・・東電は一度死ね »

2011年3月24日 (木)

荒井春彦vs絲山秋子裁判高裁判決が出たけど

 昨日は東京高裁で「荒井春彦vs.絲山秋子裁判」の判決言い渡しを傍聴。

 まあ、予想はしていたけれども地裁判決と同様、原告である荒井春彦氏、協同組合日本シナリオ作家協会の主張は全て斥けられることとなった。

2011_03_23_001_2

EPSON RD1s+Color Skopar 21mm (c)tsunoken

 荒井春彦vs.絲山秋子の裁判については昨年1月13日に「重箱の隅をつつく」で初めて紹介し、その地裁判決については同じく9月26日「荒井春彦vs絲山秋子裁判その後」及び10月9日「『荒井春彦vs絲山秋子裁判』の詳報が『シナリオ』誌に載っている」で詳しく紹介している。

 要は、絲山秋子氏の本『イッツ・オンリー・トーク』を原作とした映画『やわらかい生活』に関して、映画化、DVD化、海外販売は絲山氏側もOKしたのだけれども、唯一その荒井春彦氏による脚本の年鑑収録だけを拒否したというもの。地裁では荒井氏、シナリオ作協側の主張は全部斥けられ原告敗訴となったものが、高裁へ控訴となり、昨日その判決が言い渡されたということである。

 問題は、小説と同じ文字表現である脚本の出版だけは、映画化、DVD化、海外販売とは違うというおかしな論理が被告である絲山側の主張であり、映画の二次利用に関しては原則としてOKしてるじゃないかというのが原告側の主張。憲法に絡むような裁判じゃないし、原告が求めている賠償金も「1円」という冗談みたいな裁判で、裁判所も「面倒くせえなあ」というところなのだろうか、あまり高裁で地裁に差し戻しになるという期待はなかったが、その通りになってしまったというわけだ。

 しかし、この裁判。「映画の二次利用」という部分では大きな問題を残している。つまり、基本的にはもし脚本が気に入らなければ、その段階で映画化を拒否する権利を原著作者は持っているわけで、だったらプロデューサーが何と言おうとその段階で映画化を拒否すべきだたのである。ところが映画化をOKしていながら、その二次利用についてDVD化や海外販売という原著作者に収入があるものはいいけど、脚本の年鑑収録という一銭にもならないものについては原著作者の権利を振りかざしてやっちゃ駄目というのは、原著作者の権利の横暴だろうし、大人の態度でもない。

 結果として、荒井氏およびシナリオ作協が次にどういう手で出てくるか、最高裁までいくのかどうかは、いずれ分かると思うのでそこでご報告します。

 取り敢えず、今日は昨日の高裁判決のご報告まで・・・。

« 一人出版社の時代なのかもしれない | トップページ | 東電の官報報道には要注意・・・東電は一度死ね »

映画」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/549500/51186847

この記事へのトラックバック一覧です: 荒井春彦vs絲山秋子裁判高裁判決が出たけど:

« 一人出版社の時代なのかもしれない | トップページ | 東電の官報報道には要注意・・・東電は一度死ね »

2017年4月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            

PEN PEN チョートクカメラ日記

自転車フォトグラファー 砂田弓弦

シュクレはお留守番

アローカメラ&我楽多屋

まだ東京で消耗してるの?