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2011年3月 9日 (水)

『名古屋発どえりゃあ革命!』ったって、この程度じゃ革命じゃありゃせんがね

 河村たかし氏は、織田信長のやったことは単なる天下統一ではなくて、『減税が楽市楽座で、規制緩和が関所撤廃で、IT、金融、バイオ、ナノ企業誘致が鉄砲か』といって、現在の名古屋の状況を、中世の貴族社会の荘園制から当時「庶民」だった武士の時代に変えた「革命」にたとえる。じゃあ、その後の徳川家康による天下統一はナポレオン・ボナパルトによる第一帝政のようなものなのか。それじゃあ革命は成就しないでしょ。

『名古屋発 どえりゃあ革命!』(河村たかし著/ベスト新書/2011年1月18日刊)

 河村氏の発想はよい。その行動も、民主党を中心とする名古屋市議会との対立も当然あるだろう。要は、名古屋市議会側と言うのは河村にとっては「旧守派」であるにすぎないのだ。旧守派とは何か。それは官僚に守られた、あるいは官僚と目的を一にする「官僚の仕事を守る人たち」なのだ。では、「官僚」とは何か。つまり、それは国民(名古屋だから「市民」だが)から預かった税金を「うまく」使って国民(市民)のためになることを行う仕事を業務にしている人たちなのだ。では、そこにおける国民(市民)とは何なのか。そこで一大逆転が起きてしまうのだが、要は、そこにおける国民(市民)とは「業者」のことなのだ。勿論、業者とて国民だし市民であることには変わりはない。しかし、「業界に関係していない国民(市民)」もいるのである。そうした国民(市民)の意向はどうなってしまうのか。それは「無視」されるのである。「えっ、何それ?」と思うかもしれないが、それが日本の政治なのだ。つまり、業者・業界と繋がった官僚がいて(当然それはいるわけだ)、その官僚が国民(市民)たる業者・業界のために仕事をまわすのだ。それも、如何にも自分たちの金(本当は国民(市民)たちから巻きあげた税金なのだけれどもね)であるかのように装って、というと後ろめたいので「まさに自分たちの金である」と考えて、業者・業界に下げ渡すのである。そんな官僚たちの仕事を黙認しているのが、河村氏言うところの「職業議員」なのである。そんな、職業議員をなくそうというのが、河村氏の「革命」の端緒なのである。

 確かに、歳費数千万円を受け取り、歳費に含まれない政務調査費を支払われ、なおかつJRなどで議員特権を受け取っている「国会議員」から始まって、県会議員、市会議員、区会議員、町会議員、村会議員に至るまで、それなりの議員特権があるわけで、それをなくそうというのは、よくわかる。特に名古屋市議クラスで1600万円という議員報酬がでているのは超ビックリ。プラス政務調査費ってもの出るわけですね。まあ、そんなこと言っても、秘書の給料だとか、事務所運営費だとかかかるんですよ、というのは分からないでもないが、でも考えても見ろよ、そんなものが議員にならなくても必要なものでしょ。それをなんで議員報酬やら政務調査費から出すのよ。それは議員報酬とは関係ないものでしょ。さすがに、それだけの報酬がもらえるならば、これは稼業になってしまうわけなのだろう。子どもに継がせたいとね。

 ついでに言ってしまうと、東京都議会議員の議員報酬は平議員で月間103万7千円なので、ボーナス(ってものが出るのだ)を含めて、名古屋市議と同じくらいは出るのかな。

 そういうこと言っているから、Chikirinさんというブロガーから「就職難の若者はいっそ地方議員を狙っちゃえば」なんておふざけブログ(でも結構真面目)を書かれちゃうのだ。だって、市議とか言っちゃうと獲得票数もバカじゃないけれども、区議、町議、村議なんてものになると、メチャクチャハードルが下がるのだ。こりゃ地方議員をめざすしかないね、ということなのである。→http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20110219

 さてそこで、2月6日の名古屋市長、愛知県知事選では名古屋市長・河村たかし氏と、いまや河村氏と結んだ方が得策と考えた元自民党、愛知県知事・大村ひであき氏が圧勝。大村氏は河村氏と同様、県民税10%削減が公約だそうである。3月13日の名古屋市議選では河村氏の地域政党『減税日本』が過半数は難しいが第1党はほぼ確実にしている。こうなると4月の愛知県議選がどうなるか楽しみである。そこは大村氏が何とかしなければいけない場所である。

 まあ、中京都構想とか大阪都構想とかどんどんやってもらったほうがいいだろう。だいたいが東京都構想自体が、第二次世界大戦中の1943年(昭和18年)7月1日にそれまで東京府だったものを、二重行政ではうまく行かないからということで施行された法制なのだ。まあ、戦費徴用のために1940年4月1日に給与への源泉徴収が始まったというのと同じ、戦時特別制度が、取り敢えずそのままの方がいいやってことで戦後まで続いてしまった制度なのである。

 要は、戦争という非常時があると何でも出来ちゃうってことですね。その意味では、河村たかし氏がヒトラー、河村氏の子分の愛知県知事が大村氏がムッソリーニにたとえた自民党県議の発想は正しいのかもしれない。そう、ヒトラー、ムッソリーニばりにそんなこという県議はクビにしちゃえばいいのである。革命というのはそこまで「強権発動」をしなければ革命とは言えないのだ。まあ、そこに東條英機がいなかったのはちょっと残念。じゃあ、大阪の橋下氏が東條か? まあ、阿久根市の竹原元市長なんて人もいたしね。でも、この人の方がヒトラーみたいだな。

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