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2011年2月 5日 (土)

『近頃の若者はなぜダメなのか』なのではない、そんな若者に期待する老人がいけないのだ

「ダメ」なんじゃないのだよな、時代が変わって人々の考え方も変わって、それでそんな社会で生きていかなければならない人たちも変わるのである。

『近頃の若者はなぜダメなのか 携帯世代と「新村社会」』(原田曜平著/光文社新書/2010年1月20日刊)

 まあ、問題は「ケータイ文化」というよりは「新村社会」なのだろうな。

 昨日のブログにも書いたけれども、日本はいまや「階層社会」の方向に入っているのだろうな。つまり、はじめから、普通の社会人としての中学生・高校生・大学生という人生をおくっている奴と、まあ中学はでたけれども高校で横に出てしまった奴、三流大学にやっと入った奴とかその大学にも入れなかった奴とか、大学に入ったけれども横に出ちまった奴とか。

 当然、普通の社会人として~大学生という人生をおくってきた奴も、その中身は違うわけで、例えば下からの付属小中高校から上がってきたいわゆる「スーパー内部生」と大学から入ってきた普通の学生とは違うわけで、それはそれで文化が違うのだ。といっても、当然大学から入ってきた学生の方が、高校からのエスカレーター組よりは学力は上なわけなのだが、何故か大学内部では高校からの持ちあがり組の方が(なんとなく)上位にいるという不思議。つまり、大学に入っちまえば、下からの持ちあがり組だろうが大学からの入試組だろうが同じわけで、おまけに大学というところは成績でどうのこうのいう場所ではないというところもあって、結局、下からの持ちあがり組のバカどもが結構いい場所をとってしまうのだ。単に、その学校の歴史を知っているというだけでね。

 まあ、そういうことも含めて、一つはそんな大学の付属高問題もあり、昨日書いた東大生の親の年収問題もあり、負け犬(女/30代(最近は40代も)、結婚なし、子供なし)の実は優雅な生活ということもあり、要は日本にもいまや「あらかじめ決められた階層があって、君らはその階層に通りに生きなければいけないんだよ」という価値観が生まれたということなのだろう。

 その価値観に入ってしまえばラクである。「士農工商」の身分制度に入ってしまえば、百姓の子どもは侍になろうとしないだろうし、職人や商家の子どもも同じだろう。ただし、商家の子どもに関して言えば、侍に金を貸してその代償として侍の身分を手に入れた商家の子どももいるわけだ。その代表が、勝海舟や坂本龍馬なわけでしょう。いつの時代にも、ブレイクスルーを実現してしまう人はいるわけだし、そんなものは時代の平準化はではない。むしろ、身分制度の中でいた百姓たちが、普通は武士になんてなろうと思わなかったということのほうが普通であった、ということの方に注目すべきだ。

 そのことが、ケータイ社会とかケータイネット社会とかでも同じように言われているわけだ。要は、あらかじめいい大学に入っていい会社に入ってという人と、そうじゃない人という形のわかれ方。原田氏はそれを「(ケータイ)新村社会)」と言っているが、問題は、ケータイ社会でのひとりひとりの行動の、あるいは発言の持ちようなのだろう。つまり、彼ら自身が作ったケータイ社会での「掟」を破らないでねということだけにすぎない。「携帯電話(+メール)」ということで出来あがった社会である。その社会でのルールを皆で守らなけれいけない、というのは日本人が昔からもっていたモラルである。だとしたら、ケータイ社会でも結局は日本人が昔からもっていたモラルを守れということなのだろう。

 だったら、皆普通にしてればいいじゃん、ということでしょ。もう、日本は日本以外の国にはなれないんだし、このまま行くしかないのですよ。

 それでいいじゃん。もう日本はGDP世界第2位じゃないんだし、第2位を守らねければいければないってもんでもないんでしょう。まあ、10位くらいまで落ちて、皆でまったり暮らしましょうよ。

 

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