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2011年2月 7日 (月)

株式会社全日本相撲協会ってのもありだよね

 毎度お騒がせの財団法人日本相撲協会であります。

 今日両国に行ってきてみれば、国技館の前はマスコミでいっぱいといういつもの風景。まあ、そりゃあ八百長問題をここまで放置してきた協会側にも問題はあるのかもしれないが、一方で、相撲人気に寄りかかって八百長があることを知りながら「ないこと」にしてきて、素知らぬ顔でテレビ放送を続けてきたNHKはじめテレビや新聞が今さら「何も知らなかった」風を装い、とたんに相撲協会を叩きを始めるいつもの風景にも鼻白むのが、普通の人々の反応ではなかろうか。

 前を通る人、皆笑っていたよ。

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 だいたい、相撲が国技だなんていう法的規定はどこにもないわけで、昨年8月2日のブログ『外人力士は現代のマレビトである』(講談社学術文庫『相撲の歴史』の紹介)で書いた通り『現在「国技」と言われているのは、明治42年(1909年)に相撲の常設館が本所元町に建設されたときにそこを「国技館」と名づけたからにすぎない』ということなのだ。相撲が国技ならば外人力士の出場にももう少しシビアにならなければいけないだろうが、それもないし(一応各部屋ごとの人数規制はあるが)、もともと世界中の国々で相撲に類する競技は行われてきたわけで、それが日本だけのものであるというのも、盗人猛々しいわけである。

 まあ、石原都知事が言うように「皆、それ(八百長)に騙されて楽しむのがいいんじゃないの」というのも真実だろうし、「公平なルールで競技が行われないのでは、公益法人認定の要件を満たしているとは言えず、現段階で(公益法人認定は)厳しい」という蓮舫行政刷新担当相の言うことも一方では真実であろう。

 相撲協会はもう財団法人であることをやめて株式会社化すればいいじゃないか、そうすれば八百長やろうが星の貸し借りをやろうが、すべては「興行」の中におさまってしまうのだから何の問題もない、というのも真実であるし、しかし、そんなことをしたら営業の素人集団の相撲協会はとたんにツブれてしうのだから、やっぱり財団法人として国の保護にあるような立場を守るためにはエリを正さなければというのも真実だろう。

 じゃあ、お前はどう考えてるんだよ、と言われてしまえば、私個人としては「株式会社化」に賛成なのだ。当然、株式会社化してしまえば今のような16歳から相撲のことしか考えていなかった相撲バカが協会を経営してればツブれてしまうだろう。で、そこでプロの経営者が乗り出すことになる。プロ野球のようにフロントとプレーヤーを分離してしまうという考え方だ。そうなるとどういうことになるか。つまり下剋上であり喧嘩別れであり、まあ経営分離だな。全日本相撲協会に対抗する新日本相撲協会なんてのが出来たり、新興勢力でみちのく相撲協会とか九州相撲協会とか長野相撲協会なんてのが出来るかもしれない。もう、相撲協会の群雄割拠状態である。もういろんなところで、全国いたるところで、いろんな相撲興行が行われる状態になる。

 それでいいのだ、それでこそ昔ぁ~しの相撲興行の形に戻るのだ。勧進元は、多分ヤクザだよな。あるいはヤクザが裏で仕切っている興行会社か。まあ、そんなところだろう。ヤクザが仕切って、神社のお祭りなんかで相撲興行を張る(これが元々あった相撲興行のやりかた)のである。当然ヤクザが仕切るということになれば、「ヤクザのお友達」である警察がなんかしら文句を言ってくるだろう。ヤクザがやっているのは怪しからんとか、俺にも一枚食わせろとか。ということで、ヤクザの上前を撥ねる警察という構造も皆に見えて来る(だからと言ってだれにもそこには踏む込めないんだけどね)。

 その結果、一番いいところは外国人力士がいなくなるということなのだ。第一そんなチンケな相撲では外国人力士にはギャラは払えない。しかし、その分、例えば町一番の力持ちなんてやつが力士に挑戦するとか、あるいはそんな奴が力士に勝ってしまってそのまま力士になってしまう、という昔ぁ~しの相撲興行の形が蘇ってくるのだ。

 いいでしょう。今みたいに相撲をスポーツ種目として選ぶ学生もいない状態で、やむなく外国人力士を雇わなければならない状態よりは、ずっと昔ぁ~しの相撲力士が選ばれた方法論が復活するわけです。

 要は、相撲なんてのはスポーツではそもそもないし、純粋な競技でもないし、では神事かと言ってしまえば神事なんだけれども、それを言ってしまうと公益法人ではなくなってしまうし、というジレンマというかトリレンマというか、実はもっと多くのマルチレンマになってしまっているのが、今の財団法人日本相撲協会ではないのか。

 だったら、本当に昔の相撲興行に戻って(ということは現在の大半の相撲取りは、単なる大飯ぐらいのデブ、ということで生活できなくなるけどね)、そこからやり直したほうがいいんじゃないか、というのが私の考え方だ。昔のお相撲さんは今みたいに皆デブじゃなかったよ。「ソップ型」って本当に痩せてたもん。でも強かったんだよ。

 まあ、皆、気楽に考えようよ。

『相撲の歴史』はこれ↓なかなか、読ませる本です。

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